Case 9 : 好評価しかほしくない人
好評価、という言葉はありません。
変換もされないし、辞書にも載っていません。
今回は分かりやすいのでこの言葉を使うことにしました。
SNSを見ていると次のようなツイートを目にしました。
※引用の許可はいただいています。
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そういえば昔さ、コメント返しでこんな返答してた奴がいたんだわな。
『評価されてるのか評価されてないのか分からない評価ありがとうございました』
って。こんな事書かれたらコメントした方は嫌がるのは確かだし、そして返答した本人は悪意自体が無かったっていうけど信用されるのか?
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だれでも褒められれば嬉しいし、貶されれば嫌な気持ちになりますよね。
それはごく自然なことだと思います。
ところが Case 1 にもあるように、自分が望む評価や反応以外に対して否定的になってしまう人もいます。
たとえば三段階評価なら「良・悪・悪」と解釈してしまうのですね。
もちろん正しくは「良・普通・悪」ですし、
小説家になろうさんの評価基準でいえば、「神・きわめて良い・とても良・良・可」といったところでしょうか。
これが過剰に称賛を求める人が陥ってしまう病のようなもので、
『自分が求めている評価か、それ以外か』で二極化してしまいます。
100点以外は0点と同じ、と言い換えてもよいでしょう。
本人もしんどいと思うのですが、周りもけっこうしんどいんですよね……。
たとえばそこそこ読まれているのに「全然読まれない……」とか、
それなりに評価されているのに「誰も評価してくれない……」とか。
そういう声を聴いたことはありませんか?
これ、損しているのですよね。
読者からすると、読んで評価も付けたのに、この作者にとってそれは無いものとされているのか――という気持ちになります。
もちろん作者と作品は切り分けて考えるべきでしょうが、読者も人間です。
ああいうことばかり言う人の作品は面白くても読まない、という気持ちになってもしかたがないことなのです。
というか、読者がそういう気持ちになるかもしれない、と想像できない時点で創作者としては致命的ではないでしょうか。
読み手の気持ちを揺さぶる作品を書きたい(読まれたい)ハズなのに、その読者の想いに鈍感であってどうするのか、という話です。
……で、『望む評価以外=評価されない』と思っているうちはまだ大丈夫です。
これが行き過ぎると、
誤字報告=アンチの嫌がらせ
最高以外の評価=アンチの嫌がらせ
PVは増えるが感想などを書かない読者=アンチ
みたいに次々と敵が増えていきます。
僕が実際に見た意見では、
『第一話だけ読んでバックするのは読者ではなくて敵。第一話だけPV数が多くなり、第二話以降がつまらない小説だと勘違いされる』
『(読者の評価が第一次審査に影響するコンテストのあとで)読者審査期間が終わってから読みに来るのは読者ではなく敵。いまさらPVが増えても審査にプラスにならないから』
というものがありました。
もうここまでくると、敵を作るために投稿しているのかとさえ思えてきます。
少なくとも作者にとって読者は味方で、仲間で、同好の士です。
ひいてはファンになってくれるかもしれない人ですよ。
作者は読者を、読者は作者を大切にしましょう。
(続く)




