閑話:冒険王 邂逅編 Ⅲ
人々から忘れられたように遺跡はあった。
かつては堅牢であっただろう石造りの寺院は、内側から無尽蔵に伸びる蔓や木に身をよじり、今にも崩れそうなほど脆そうだ。蔦は血管のように至る所へ伸び、暗緑色の葉が覆いかぶさっている。
長いこと放置されているのが窺えた。
「これが、この大森林を生んだ寺院か。思っていた以上に大きいですね」
「この辺りの元締め的存在だったから、宗教的権威としての役割もあったんだろう。そして、これだけの規模の寺院なら間違いなく抜け道があるはずだ。もっとも、使われなくなって四百年が経過している。外からでも大分崩壊しているのが分かるからな。中も似たような状態かもしれん」
かつては、多くの信徒を迎え入れたはずの入り口は崩落していた。中へと続くはずの他の入り口も、いくつかは崩壊していた。エイリークは、塞がっていない入り口を探そうとする。ところが、その首根っこを親父さんは掴んで止めた。
「ぐぇ。な、何するんですか。首が絞まるでしょ!」
「いいから黙ってろ。あれを見な」
言葉は少なく、親父さんは顎で地面を示した。どういう事だとそちらを向くと、地面に焦げた跡が一つあった。オルタナが近づくまでも無いとばかりに答えを言った。
「たき火の跡だね。それに足跡も複数。これってもしかして」
「ああ、間違いない。誰かがここで野営をしている。少なく見積もっても、一日以内の間にな」
「まさか……騎士団がここで?」
最初に浮かんだのは、自分たちを待ち伏せしていた騎士団がこの遺跡前を根城していたという可能性だ。巨大な根がうねるように伸びている他の場所と比べれば、遺跡の前はいくらか開けている。陣地としては十分な場所だ。
しかし、親父さんは違うと答えた。
「たき火の跡は一つだ。それに足跡も、種類は多くない。おそらく四人、あるいは五人程度の集団だ。騎士団の偵察だとしたら、こんな開けた場所でたき火はしないし、消し方も甘すぎる。こいつは、自分たちが此処に居るというのを知られても構わないと考えている奴らだ」
「……つまり、いまこの森に僕らと騎士団以外に、普通の人たちが居るって事ですか」
「普通かどうかはともかく、そう言う事になる。付け加えれば、そいつらは遺跡に向かっているな」
「どうして、そんな事が」
「地面をよく見ろ。足跡が続いている」
言われて地面を舐めるように見つめると、確かに足跡は遺跡の方に伸びていた。複数の人が、列を為して遺跡に残った数少ない入り口へと向かっていたのが頭の中で想像できた。
「……さて、どうするべきか。遺跡に向かった足跡はあっても、遺跡から出てきた足跡は無さそうだ。このまま遺跡に潜れば鉢合わせする確率が高い。相手の目的が分からない以上、不意の遭遇は戦闘になりやすい。俺とオルタナはともかく、エイリークが倒せるレベルの奴なら安心なんだが」
面倒だと言わんばかりに呟く親父さん。彼がこうやって考え事を纏めている時は放っておくのが良いというのは、何度も邪魔して怒鳴られた結果学んだ。エイリークは足跡が続く入り口の方を覗いた。
日の光が差し込まない内部は暗く、壁面を擦る風の音が反響している。大森林に住む虫や動物たちの音に包まれているのとは別世界のような空間だ。
すると、微かに何かを鼓膜が拾った。
最初は風の音かと思ったが、それにしては不規則で種類が豊富だった。意識を集中させ、音を捉えようとする。
「……声? それに……足音か、これは」
時間が過ぎるにつれて、微かだった音が明確になる。遺跡内部から聞こえてくるのは荒い息づかいと共に、誰かを罵倒する声。そして一目散に駆け抜ける足音だ。
それらは全て近づいていた。
「親父さん! 誰かが中から出てくる」
エイリークの警告に親父さんは素早い反応をする。オルタナを自分の後ろに隠すと、すぐさま頭まで覆うフード付きのマントを被せた。自分にも同じ物を被るが、帽子の上から被ったせいでシルエットがおかしな事になっていた。
エイリークが入り口から離れてマントのフードを被るのと、彼らが遺跡の入り口から飛び出してくるのは同時だった。
「はっ、はっ、はっ、はっ!」
人数は四人。全員が岩を削るような荒い呼吸を繰り返し、大粒の汗を流していた。その集団は全員男だが、年齢はまちまちだった。一番年かさの男は四十代ぐらいか。一番下はエイリークと同年代のように見える。
年齢や性別以外の特徴といえば、彼らはみな粗末ではあるが防具や武器の一式を持っている。騎士の重厚な鎧や、磨かれた剣と比べれば数段落ちるが、使いこまれているのが直ぐに分かった。
「おい、お前ら。全員、無事か。いや、それより、後ろから、もう、おって来ない、か」
喋るのもままならないのか言葉は途切れ途切れになる。それでも、四人の中で一番年かさで、なおかつ装備などもマシな男の言葉に他の者は返事をした。
「だい、だいじょうぶ、みたいです。振り切った、ようです」
「よおし、よし。だが、まだ安全地帯じゃない。少しでも、距離を稼ぐぞ。幸い、日はまだ昇っている……誰だ、お前ら!」
顔を上げて初めて気が付いたのか男は叫んだ。男の叫びに疲労困憊だった他の者は、まるで鞭を打たれたかのように背を伸ばした。
「誰だと聞かれて答える義理は無いが、まあ後々を考えて今だけは答えてやるよ。旅人だ。お前らに興味なんか、これっぽちも無いから、そこを退いてくれると助かる」
オルタナの言葉に男の形相は変わった。
「旅人、だと。たった、三人、それも子連れか?」
「……はぁ。お前が何を考えているのか、何もしなくても手に取るように分かる。だから、先んじて言わせてもらうが、それは愚策で愚行だ。この状況でお前が取るべき最善策は、速やかにこの場を離れ、俺達と出会ったことを記憶から抹消し、余生を大人しく過ごすべきだ」
「ごちゃごちゃとやかましい! おい、お前ら。水と、食料、それから……水! あるだけ置いて行け。そしたら、殺したりはしないぞ」
「ねえ、あの人水って二回も言ったね。そんなに喉が乾いているのかな」
「乾いているんだろうが、少し空気を呼んでくれないかオルタナ。あの人、こめかみに血管が浮き出ているじゃないか」
男は獣のような唸り声を上げると剣を引き抜いた。同じように、男の仲間達も剣を抜き、エイリークたちを逃がさないようにと包囲を広げていく。アイコンタクトも交わさずに取った行動に、エイリークは嫌な物を見たとばかりに呟いた。
「最悪だ。こんな所で盗賊とか野盗に遭遇するなんて」
「いや、あれはそう言う輩よりかは多少マシな連中だが……まあ、どうでもいい。エイリーク、さっさと片を付けろ」
「……僕ですか?」
「不服か? それとも不満か? 言っておくが俺が戦えばアイツらは確実に死ぬ。どうあがいても死ぬ。それぐらいの実力差がある。一方で、お前がやれば死ぬことだけは無い。大体、あの程度の奴らさっさと片付けられるだろ」
面倒だなと思いつつも、親父さんが戦闘に加わる事は無いため、了解と短く返した。
そして親父さんの言う通りだった。
一分にも満たない時間で、男四人は土の味を知る事になった。
疲労困憊に加え、満身創痍だったとはいえ、彼らとエイリークの間には大きな実力差があった。加えて、不意打ち気味の《衝撃波》によって地面へと弾き飛ばされると、それだけで戦意を喪失してしまった。
オルタナが取り出したロープで縛る最中も抵抗するそぶりを見せなかった。唯一、元気だったのは年長者の男だった。
「今のは戦技か? いや、ありゃ魔法か。だけど、魔法があんなに素早く詠唱できるなんて、俺は知らないぞ!」
「アンタが知っているかどうかなんて、それこそ知るもんか」
エイリークは四人から武器を取り上げ、手足を縛ると、彼らを引きづってその場を離れていく。成人男性四人をいとも簡単に引きずる姿に、男たちは喧嘩を売る相手を間違えていたと悟った。
「待て、エイリーク。そいつらをモンスターの餌にする前に、何があったのか聞きたい」
親父さんに呼び止められ、エイリークは四人の手を離した。親父さんは一番年かさの男に狙いを絞った。
「お前たち、こんな所で何をやってんだ。遺跡に何の用だ。遺跡で何があった」
「ふん! それをお前らに教える義理なんて無いな。それよりも、早く解放しろよ!」
すぐに殺されないと知ったからか男の態度は横柄で、親父さんの機嫌を悪くする。
「……おかしな話だ。俺は、お前に対して比較的穏やかに交渉したはずだ。手を出さなければ、立ち去れば、何もしない、と。それがどうだ? お前は俺の息子と俺、ついでにそいつにまで剣を向けた。脅して、水と食料を奪おうとした。そんな奴をこうして生かしているのは、単なる温情だと、どうしてわからないのか」
溜息と共に、親父さんは右手を振る。すると、四人の前に何処からともなく水の塊が現れた。人の頭ほどはある球体は、不可思議な力で浮かんでいた。
「そうそう、喉が乾いていたんだろ。そら、おごりだ。飲めよ」
言うなり、水は形を変える。球体の一部から蛇のように水が伸びると男の口元へと近づく。男が必死の形相で口を閉ざし、首を振るがどうにもならない。蛇は男の頭を絡め取り離そうとしない。頭に金魚鉢を被ったような男は苦しそうに顔を歪め、遂に口を開いた。
途端、水は意思を持ったように口の中に飛び込んで行く。明らかに、男の胃に収まり切れないそれは、肺にまで及ぶ。
「そらそら、必死に吐きだせよ。じゃないと、お前の肺は水で満たされ、地面の上で溺死体が一つ転がるぞ」
「もう止めてくれ! 何があったのか話すから、大将を助けてくれよ!!」
「俺達、謝るから! アンタ達に武器を向けて本当に悪かった!」
「このままじゃ、大将が死んじまう!」
どうやら年かさの男が集団のリーダーだと見抜いたのは正解だった。三人の必死な形相を親父さんはつまらなそうに見つめる。
「嘘偽りなく、正直に答えると誓えるか」
「誓う、誓う。魔法使いに嘘なんて言わねえ! だから、だから早くしてくれ!」
そうか、と親父さんが呟くと、男の口から水が滝のように流れだした。地面に染み込む前に、魔法で生成された水はあとかたも無く消えた。
人を殺す事は出来ないと言っていた親父さんの事だから、これも交渉の一つなのだろう。自分たちの強さを示し、相手を屈服させる。効果は絶大だった。男たちの怯えた様子は本物で、嘘を吐く余裕なんて無い。
「さて、もう一度聞くがお前ら、何しにこんな所まで来たんだ」
「お、俺達が来たのは雇われたからだ。俺達はこの森から北に五日程歩いた所にある村の自警団で、請負人だ」
「請負人?」
聞き慣れない言葉に首を傾げていると、オルタナがそっと耳打ちした。請負人とは、依頼料さえもらえば何でもする集団の事だ。モンスターとも戦うし、盗賊に雇われることもある。
「請負人だとして、依頼人は誰だ。そいつは今、何処に居る」
「へへ、それなら簡単だ。依頼人は、この遺跡の中に居るんだ」
「……どういう意味だ? 詳しく説明しろ。じゃないと、次はお前だぞ」
親父さんの脅しは効果的だった。男は恐れるあまり、全て話した。
纏めると、彼らが遺跡を訪れたのは、この遺跡が寺院だった時にあったはずの記録や文書、あるいは遺物のような、13神に纏わる物を探すためだった。
「俺達に依頼してきたのは、二十代前半ぐらいの、浮世離れした変な奴だった。そいつは、世界各地を回って13神の記録とか伝承とかを収集しているらしく、この寺院にも残っている物を探しに来たんだ。ただ、森の中にはモンスターが出るし、遺跡の内部もどうなっているか分からないから、暇していた俺達を雇う事にしたんだ」
「そうか。それで、その依頼人が遺跡の中というのはどういう事なんだ。……いや、答え無くても良いぞ。お前らの反応で大体の予想は着いた。お前ら、置いてきたな」
親父さんの言葉に、男たちは罰の悪そうに薄ら笑いを浮かべた。
「置いてきたって、遺跡の中に?」
「そうだ、それもモンスターと遭遇して依頼人を置き去りにしたんだ。もしかすると、囮にしたのか?」
「し、仕方ないんだ。あんな化物みたいに強いモンスターが現れるなんて知らなかったんだ! だから、しょうがなく、しょうがなかったんだ!」
「聞き苦しい自己弁護はその位にしてもらうぞ。……まあ、やってることは最悪だが、マシな分類ではあるな」
「これのどこが、マシなんですか。依頼人を置いて逃げるなんて」
非難するエイリークに対して親父さんはマシだろうと繰り返した。
「程度の低い請負人は、それこそ野盗と変わらん。人気のない森に到着するなり金品を奪って殺したり、拘束して奴隷商人に引き渡さないだけ、こいつ等は善良と言える。まあ、クズには変わらないがな」
「……そんな」
それはエイリークにとって、安城琢磨にとって衝撃的な内容だった。
請負人。金さえ払えばモンスターと戦うというのは、かつて読んで憧れた冒険者像と被る。だが、実態は彼の考えている理想像とは大きくかけ離れていた。正義は無く、かといって悪と糾弾する程汚れてはおらず、ただ濁っていた。
神が居なくなり、人々のあり方から黄金の輝きは消え失せ、濁っている時代だった。
「なあ、これで聞きたいことは全部なのか。なら、俺達を解放してくれよ。アンタらの事は誰にも話さないから。な、頼むよ」
男の懇願に親父さんは頷いた。
「いいだろう。俺もそこまで酷な男じゃない。自分を弁えている奴らは好感が持てる。だから、助かるチャンスをくれてやろうと思う」
親父さんの言葉に、縛られている四人は一斉に喜び合う。だが、エイリークは疑わしいとばかりに視線を向けていた。この人がこんなに物分かりが良いはずが無い。顔を見ずとも分かる。背中から悪魔の翼と尻尾が飛び出しているかのようだった。
親父さんは、エイリークが回収した武器に手を伸ばした。《衝撃波》が直撃した事で大半の武器が砕けたが、ナイフなどは無事だった。
そのナイフを親父さんは掴むと、男たちの前に掲げた。
すると、信じ難い光景が広がった。日の光を反射する刀身がみるみる錆びていくのだ。
まるで時間の流れが加速したかのように、変化は一瞬で終わった。
錆びついたナイフを四人の前に置く。
「これでロープを切れ。そしたら、何処にでも好きに逃げな」
「ちょ、ちょっと待ってくれ! こんな錆びたナイフでロープが切れる訳ないだろ!」
「そこは、ほれ。気合でどうにかしろよ。一日掛かりで頑張れば、一人分は切れるだろ。そしたら、あっちの折れた刃でどうにかすればいい」
そう言うと親父さんはもう用が無いとばかりに歩き出した。オルタナも、手を振ってバイバイと短く行った。エイリークは絶望的な表情をする請負人たちと、振り返ろうともしない親父さんたちを交互に見つめ、そして男たちに頭を下げて親父さんを追いかけた。
背後から、四人の聞くに堪えない罵詈雑言の嵐を受けつつ、遺跡へと足を踏み入れた。
エイリークたちが居なくなってから一時間。
取り残された男たちは必死になって錆びたナイフでロープを切ろうとしていた。全員後ろ手に縛られ、足首を縛るロープと結んであるので、自分のロープは切れない。そこで、一人がナイフを咥え、仲間のロープを切ろうともがいていた。残りは、腹ばいになりながら、折れた刃を手に入れようとしていた。
「はっ、はっ、はっ。くそ、くそ! 何だったんだ、あいつ等。訳の分かんない魔法を使いやがって。それも詠唱もしないなんて、そんなのありかよ!」
仲間にロープを切ってもらうのを待っている年かさの男は、先程からずっと同じことを繰り返していた。正直、他の三人はもう聞き飽きていた。いまは少しでも体力を温存しておくべきなのに、ずっと愚痴をこぼす大将に、掛ける言葉も無かった。
だから、言葉が降って来た時に驚いたのは、むしろ他の男たちだったかもしれない。
「おい、其処で転がってる奴。今の話、もう少し聞かせろ」
「あ? 誰がそんな口を―――っ!」
顔を上げて、彼は後悔した。いつの間にか自分の傍にまで近づいていた男は、頭まですっぽりとマントで覆っており、なおかつ逆光で顔は分からない。なのに、男から放たれる死の気配を直接見てしまった。
心臓を冷たい手で撫でられるような悪寒。自分の人生が、ほんの刹那の間に一気に流れ込んでいく。見るだけで命が削られる。
「魔法、見慣れない魔法と言ったな。そいつの特徴を言え」
「……へ、へい。どいつも、顔を隠すようにフードを被ってました。でも三人組の一人は、明らかに子供、でした」
「……子供、か。それに顔を隠しているのか。……そいつらは何処に行った」
これ以上、答える力は男に無かった。喉は干上がり、口からは明瞭な言葉は出ない。男は必死になって、自分たちが出てきて、エイリークたちが入っていた入り口を見つめた。
何者かは視線に気づき、そちらを振り返った。
「成程。遺跡の中か。……礼を言おう。森を切り開く手間が省けた。だから、これはその感謝だ」
そう言うと、一陣の風が吹いた。鋭く冷たい風は、男たちの体を通り抜ける。
あり得ない事だ。
風が当たるのではなく、通り抜けたのだ。頭の中身に、胴の臓腑が、隅々まで伸びている血管が風を感じた。言葉に言い表せない体験の直後、男たちを縛っていたロープが次々に切れて行った。
斬撃は体を通り、本当に切りたいのだけを選んで切った、そんな馬鹿げた想像が浮かんでしまう。
解放された男たちは呆然としたまま、凍り付いたように動けなくなった。
しばらくして、突然耳に飛び込んできた轟音にようやく意識は覚醒する。
「な、何だこの五月蠅いのは……これは虫か?」
轟音のように感じたのは虫の音や、動物の息づかいだった。普段なら耳障りぐらいにしか感じないそれを、どうして轟音と感じたのか男たちは考えて気づく。
あの何者かが現れた瞬間、それまでやかましかった虫の音が、動物の息づかいが、一斉に止まったのだ。
あの何者かを恐れた様に。
あの何者かを前に死んだように静かになった。
そして、あの何者かが姿を消すのと同時に音は蘇ったのだ。
「いったい、何者だったんだ、あいつ等」
不可思議な魔法を操る男と、存在するだけで死を予感させる何者か。
その答えを彼らが知る事は永遠になかった。
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