4-EXⅡ
『エトネ』
狼人族とエルフ族のハーフ。両親を亡くし、望郷の念を抱く幼女。7歳。LV13。
緑色と灰色が斑に混じった髪に、灰色の尾。萌黄色の瞳に長耳という二つの種族の特徴が色濃く出ている。
しなやかな獣のような身体能力を持ち、獲物を狩る為に罠を仕掛けるという冷徹さを身に付けている。
狩人の父と共に山を駆けまわっていたため、豊富な体力や狩りの知識を身に付けている。戦闘の手ほどきも多少受けてはいる。
精霊を自分の体に宿らせるレアな技能を持つ。
両親と山以外の世界を知らず、他の人との交流が無かったため、舌足らずな言葉遣いが抜けきれない。
また、山育ちのせいで場面によってはレイと同じぐらいエルドラドの常識に疎い。
『サファ』
人間種のエルフ族。『七帝』の『守護者』。年齢不明。LV不明。
枯れ木のような細い体に、氷を削りだしたかのような透き通った肌。エルフ特有の緑色の長髪に長耳を有す。
世界を滅ぼす肥大化した魂を持つ、『七帝』の一体。
エルフという種族を守る為に、手を汚すことに躊躇いはない。唯一、彼がエルフ以外の為に戦ったのは冒険王と旅をした時だけ。
千年間、斬るという動作を極限まで高めていった結果、空間や寿命などの形無きものすら斬れるようになった規格外。
師匠は『招かれた者』の一人、イーフェ。
『ブーリン』
人間種のエルフ族。400代前半。
見た目は50代、60代の男性。クライノートの森に隠れ住む、エルフたちの代表。
掟に厳格で、孫娘であるエトネをも突き放つ態度を見せる。
だが、それは里長の立場から取らざるを得ない選択肢で、本心では母を亡くしたばかりのエトネの事を心配している爺。
レイが信用に値できる人物かどうか、香を使って試すなどの狡猾な面を持つ。
『クリュネ』
人間種のエルフ族。200代前半。
見た目は20代の快活さを感じさせる美女。隠れ里の警備隊の一人。
エトネの母、エスニアとは同年代と言う事もあり仲良くしていた。エスニアが里抜けする際、手助けをしていた。
それゆえ、彼女の死を悼み、エトネたちの世話係を買って出た。
『アリテュス』
人間種のエルフ族。200代前半。
スレンダーな美人が多いエルフの中で、豊かな胸を持っている。
里一番の薬師にして、ヒーラー。頑張れば、腸がこぼれた重傷者すら治療できる。
レティの教師役を務めた。
『オヴィス』
人間種のエルフ族。100代後半。
里の守護隊の中でも期待されている若者。しかし、親世代から聞いている魔人種たちの非道さや、人間たちの愚かさから、彼らに対して嫌悪感を抱いている。
クライノートの森に住む、隣人たちを守る為に自分たちの鍛えた力を振るうのも本心では嫌がっている。
当初、リザを排除しようと突っかかっていくも、彼女の技量に敬意を抱き、修業相手を務める。
『エスニア』
人間種のエルフ族。故人。
エトネの母親。
エルフにしては珍しい大食いで、里の質素な食事だけでは物足りなかったため、勝手に森で狩りをしていた。
その際に森を訪れていた狼人族の青年と運命的に出会い、駆け落ち。青年の故郷にて二人で暮らす。
娘も誕生し、平和な時間を過ごしていたが、闇ギルドの奴隷商人によって全てを灰燼に帰す。
夫を亡くし、家を無くしたことで、父親に娘共々里での生活をさせてもらうように交渉。エルフの男と再婚することを条件に、里に戻る事を許された。
しかし、時期が悪く、クライノートの森にはスタンピードの敗残兵がうろつく様になっており、娘を守って死亡。
『カタリナ』
魔人種。元六将軍第三席。年齢不明。LV不明。生死不明。
シアラの母親にして、『魔王』を裏切った逆臣。
人魔戦役中盤、優勢だった状況下で突如『魔王』に対して反旗を翻し、彼の持つ力の大半を奪った。
結果、世界規模で行われるはずだった魔界の形成が規模を縮小。『魔王』自体も治療のため、一時戦線を離脱してしまう。
その間に戦争は人間側が主導権を握るようになり、魔人種の敗北で幕を閉じた。
『魔王』を裏切った時点までは生存していたことは確認されているが、その後の行方は分からない。
『スクリロ・ヴィーランド』
人間種。シュウ王国第一王子。20代終盤。LV110。
ヴィーランド家の証たる銀髪を肩まで伸ばした王族の気風を持って生まれた青年。
タッチの差でスヴェンよりも早く生まれた事によって第一王子と祭り上げられた過去を持つ。
本人はスヴェンに対して申し訳ないと思う気持ちはある一方、王子として生まれた以上、王となって国を次世代によりより形で渡したいという欲求を持つ。
弟と比べて、貧相な体格だが、文武に優れている。王としてのヴィジョンも明確で、文官や貴族たちからの人気は高い。
一方で明確な功績や、大衆の人気が無いため、民と武官たちからは支持を受けていないのが最近の悩み。
『ルリジオン』
人間種。法王庁情報部二等異端審問官。16歳。LV72。
藍色の瞳に藍色の髪。物憂げな表情と相まって、深層の令嬢のような趣を感じさせる少女。……黙っていれば。
本質は敬虔な13神の信奉者。その信仰心は狂っているとさえ身内からも恐れられるほど。
相手の事を思って、欠点を指摘してしまい、心を追い詰めるのは無意識の行動。
お嬢様風の見た目とは裏腹に炊事洗濯掃除と家事に関してはマルチな才能を発揮。もっとも一番得意なのは追跡術というストーカー神官。
『オーバート・グリーフ』
人間種。法王庁情報部一等異端審問官。30代前半。
土気色の痩せこけた頬に、爬虫類じみた目から、ネーデのギルド職員からトカゲ野郎と陰口を叩かれている。
法王庁の異端審問官らしく、横柄な態度を隠さない。一方で仕事は出来るらしく、法王庁の宿願について知っており、アイナとファルナの確保任務を任されている。
『アルトヴィヒシ』『スパンダルマド』『フシャスラ』
『アマレタ』『ウオフマナフ』『ハウルヴァタット』
一週目のエルドラドを滅ぼした『七帝』の内の六体。
時が巻き戻った1300年前の時点ですでに存在していた。
しかし、レイを除く12人の『招かれた者』たちによって、直接、あるいは間接的に倒されている。
『龍王』『勇者』『魔王』
『守護者』『機械乙女』『魔術師』
『七帝』の内の六体。存在するだけで、二週目のエルドラドを滅ぼす脅威。
旧『七帝』の穴を埋めるかのようにエルドラドに現れた。
『正体不明』
『七帝』の一体。一週目のエルドラドに止めを刺した存在。
13神すら正体を知らず、唯一分かっているのは二週目のエルドラドでも目覚めるだろうという事だけ。
ここまで読んで下さって、ありがとうございます。
5章の開始ですが、閑話に思ったよりも時間を費やしてしまいました。四月下旬を予定しておりましたが、ずれ込んでしまい申し訳ありません。
5章ですが、5月2日月曜日より開始します。今の所、書き溜め分があるので、引き続き平日投稿で行こうと思います。もうしばらく、お待ちいただけたら幸いです。




