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第七話
目が覚める。
背中が痛い。
私は硬い地面の上に寝かされていた。
ふと、首元に違和感を覚える。
触れてみると、よく分からない首輪のような物がつけられている。
なに・・・これ?
体を起こして辺りを見渡す。
暗い。
ここは・・・牢屋の中?
地面も壁も天井も、全て硬い石でできた部屋。そして鉄格子。
鉄格子に付いている扉を開けようとしてみるが、びくともしない。
完全に閉じ込められている。
薄暗い通路の先に見える階段。
他にも牢屋がいくつかあるのも見える。
どうして、こんなことに。
助けてもらおうとしただけなのに。
助けてくれると思ったのに。
村の人たちは無事なの?
お母さんたちは?
これからどうなってしまうの?
怖い。
怖いよ。
誰か・・・助けて。
「ご主人様・・・」
その時、コツンコツンと誰かが階段を下りてくる音が聞こえてくる。
私を気絶させたあの男の人だろうか。
もしかして、乱暴な事をされるのだろうか。
しばらくして現われたのは、見知らぬ人族の男の人だった。
男の人は、布でできた袋を持っている。
暗くて表情は見えない。
「ん?」
私に気付いたのか、近づいてくる。
何をされるのだろう。
思わず後ずさる。
「猫人族?こんな奴いたっけ・・・まぁいいや。やることは同じだ」
男の人はつぶやく。
近づいたおかげで見えるようになった男の人の表情は、不気味に笑っていた。




