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俺たちは街を出て、街道から少し離れたところで再び話し合いをした。

「どうする? ユージンはメーラブを数こなした方が良いと言っていたが…」

「でもよ、1匹でまた銅貨50枚になるんなら、全員分登録するためには8匹も必要だぜ?」

「あたし、今日こそは宿に泊まりたいよ!」

「宿代も入れるとなると…1人4匹も持って帰る必要があるぞ。宿には朝食しか付いていないしな…」

「タクミとリュウイチは1匹ずつ持てるとしても、私たちは2人で1匹持つのが精一杯だと思うわ。」

「そうなると、誰かが代表で登録するにしても3往復は必要ってことか…」

「街までの往復や魔物を探す時間も考えると3往復は厳しいんじゃないかしら…」

「…だけど、街から離れられない以上、やるしかない。」

「そうだな…俺、一撃で倒せるよう頑張るわ。」

「…わたしも、水魔法で窒息させられないかやってみる…」

「頼む。」

俺たちはメーラブを乱獲する方針に切り替えて、街が見える範囲で捜索をすることにした。


しばらく歩くと少し木が生い茂っている池を発見し、水を飲んでいるメーラブの親子を発見することができた。

皆に目で合図をしようとすると…

「いたぞ!!」

リュウイチが大声あげてしまった。

その大声で俺たちの存在に気づいたメーラブは慌てて森の方へと逃げていく。

「チカ、なんでもいいからメーラブに魔法を当てるんだ!! リュウイチ追いかけるぞ!!」

俺はそう伝えて急いでメーラブを追いかける。

リュウイチも己の失態に気づいたようで慌てて俺に付いてくる。

しかし相手は野生の魔物、距離は離されるばかり。

チカの魔法を期待をしたが突然だったから間に合わなかったようだ。

しばらく追いかけたが、これ以上深追いすると迷子になる可能性がある…

「リュウイチ、これ以上追いかけるのを辞めよう。」

「…けど!」

「メーラブとの距離は広がる一方だ。それにユカリたちと分断されたままはマズイ。戻って合流しよう。」

「…わかった。」

俺とリュウイチはメーラブ親子を追いかけるのを辞めて、来た道を戻ることにした。

幸い、ユカリたちも俺たちを追いかけて来てくれていたようで、すぐに合流することができた。

「みんな…スマン」

そう言ってリュウイチは俺たちに頭を下げた。

「みんなまだ不慣れだし、失敗はつきものだ。気にするな。」

「そうだよ! 私も少し油断していたから、タクミに言われてすぐ魔法打てなかったし…」

「探せばまたすぐ見つかると思うわ。」

「…ありがとう。次は気をつける。」

顔を上げたリュウイチは少し落ち込んでいるが、気持ちは切り替えられたようだ。

あのメーラブ親子を見つけるのに1時間ほどかかった。

この調子で3往復もできるのだろうか…

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