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The End of the World (世界の終末)

 それから、大きな声が聖所から出て、七人の御使にむかい、「さあ行って、神の激しい怒りの七つの鉢を、地に傾けよ」と言うのを聞いた。そして、第一の者が出て行って、その鉢を地に傾けた。すると、獣の刻印を持つ人々と、その像を拝む人々とのからだに、ひどい悪性のでき物ができた。第二の者が、その鉢を海に傾けた。すると、海は死人の血のようになって、その中の生き物がみな死んでしまった。第三の者がその鉢を川と水の源とに傾けた。すると、みな血になった。それから、水をつかさどる御使がこう言うのを、聞いた、「今いまし、昔いませる聖なる者よ。


 このようにお定めになったあなたは、正しいかたであります。聖徒と預言者との血を流した者たちに、血をお飲ませになりましたが、それは当然のことであります」。わたしはまた祭壇がこう言うのを聞いた、「全能者にして主なる神よ。しかり、あなたのさばきは真実で、かつ正しいさばきであります」。第四の者が、その鉢を太陽に傾けた。すると、太陽は火で人々を焼くことを許された。人々は、激しい炎熱で焼かれたが、これらの災害を支配する神の御名を汚し、悔い改めて神に栄光を帰することをしなかった。第五の者が、その鉢を獣の座に傾けた。


 すると、獣の国は暗くなり、人々は苦痛のあまり舌をかみ、その苦痛とでき物とのゆえに、天の神をのろった。そして、自分の行いを悔い改めなかった。第六の者が、その鉢を大ユウフラテ川に傾けた。すると、その水は、日の出る方から来る王たちに対し道を備えるために、かれてしまった。また見ると、龍の口から、獣の口から、にせ預言者の口から、かえるのような三つの汚れた霊が出てきた。これらは、しるしを行う悪霊の霊であって、全世界の王たちのところに行き、彼らを召集したが、それは、全能なる神の大いなる日に、戦いをするためであった。(見よ、わたしは盗人のように来る。裸のままで歩かないように、また、裸の恥を見られないように、目をさまし着物を身に着けている者は、さいわいである。)三つの霊は、ヘブル語でハルマゲドンという所に、王たちを召集した。


 第七の者が、その鉢を空中に傾けた。すると、大きな声が聖所の中から、御座から出て、「事はすでに成った」と言った。すると、いなずまと、もろもろの声と、雷鳴とが起り、また激しい地震があった。それは人間が地上にあらわれて以来、かつてなかったようなもので、それほどに激しい地震であった。大いなる都は三つに裂かれ、諸国民の町々は倒れた。神は大いなるバビロンを思い起し、これに神の激しい怒りのぶどう酒の杯を与えられた。島々はみな逃げ去り、山々は見えなくなった。また一タラントの重さほどの大きな雹が、天から人々の上に降ってきた。人々は、この雹の災害のゆえに神をのろった。その災害が、非常に大きかったからである。—ヨハネの黙示録16章1節から21節(口語訳)

                         


「さあ、地下へと行きましょう。きっと、この廊下の突き当たりにありますよ」

 廊下からオーゼムがヘレンとモートに明るく言って手招きをした。

 白い月の光で、かろうじて薄暗い廊下の広さがわかる。三人で歩くには、とても狭い廊下で、息苦しさを覚えるほどだった。窓は全て嵌め殺し窓なので、息苦しさが更に増していく。

「オーゼムさん。あるものとは一体なんなのですか?」

「オーゼム? ぼくも気になるんだ」

 ヘレンは肩で息をしながら興味が先立ってしまい答えを急ごうとした。モートもかなり気になっているらしい。無表情のように見えるが、目だけが鋭かった。蝋燭の頼りない灯りだけで、三人で暗い廊下を前に進むしかなかった。だけど、オーゼムは何故か明るい。

「……そうですねー。あるものとは、形があるのか、物体か、それとも人なのかもわからないのです」


 そこまで言うと、オーゼムはニッコリと微笑むと廊下を少し足早に歩いた。

 仄かな灯りで見える部屋の家具や調度品などが、右側にずらりと並んでいたが、手入れをしてくれる人も、使う人もいないのだろうか。徐々に空っぽな部屋や埃だらけの部屋が目立つようになった。やがて、オーゼムが地下へと通ずる床の扉を見つけた。

 蜘蛛の巣を避けながら、オーゼムは床の扉をゆっくりと開けた。

 扉を開けた途端に、急激にジョンの屋敷全体が寒くなりだした。

 その時、ジョンの屋敷全体が激しく揺れだした。


「あ! 始まってしまいました!」

 オーゼムが叫んだ。


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