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メテオで始まる異世界生活。  作者: るるる。


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地図。

「ハルキこれ約束の褒美な、受け取れ」


今日も1日中空中遊覧業務を終えての夕食時に、王様は1枚の丸めた紙を渡してきた


「おー、何かな何かな、っとこれは地図か?」

「ハルキ見して見して」

「ほれ」

「あらほんとに地図ね、でもこの赤い点は何かしら? 染み?」


受け取った地図を広げると確かに1か所赤い点がある


「ふふふ、違うぞい。その地図は不思議な地図でな、なんと自分の現在位置がわる不思議な地図なんだぞ。その赤い所が現在位置だ、どうだ凄いだろ!」

「ええ!!? 何それ凄い王様! 凄いの貰ったったわねハルキ!」

「そうですよハルキさん。それ一応国宝の部類ですからね。昔どこかの洞窟だがどっかで見つかった品物なんですが、今出ま回っている地図は全てそれが元になってるんですよ」

「え!? そんな物貰って良いのか?」


国宝とか聞いて驚きなんだが? 良いのか?


「位置が分かるだけの地図だからな、今は街道も整備されてきてるし慣れたものならそんな機能無くても大体分かる。むしろ空飛んで好き勝手移動できるハルキの方が必要だろ、森や山なんかもショートカットできるし、海上でも迷わないぞ、便利だろ」

「おーサンキュー王様」

「それにそれがあれば空飛ぶ城探しに行っても道に迷わずちゃんと帰ってこれるだろ? その時の為にいつでも行ける様に今から渡しておくわ!」


空飛ぶ城を探しに行けという事か! 


「空飛ぶ城って見つけたら俺のもんになるのか?」

「なるぞい! まぁあっても多分ボロボロだろうけどな!」

「良いじゃないそのくらい、きっとお宝がざっくっざくあるはずだから、それで直して住めば良いじゃない!」

「なるほどな! それもありか!? いやでも維持費大変そうだしなぁ」

「空飛ぶ城なら警備いらんし、ハルキなら掃除のメイドも有能な執事も必要ないから人件費は掛からんじゃないか?」


維持費は気になるが確かに王様の言う通りだ


「確かに!! あれ? 俺、城に住めちゃう? 俺、王様になれちゃう?」

「ハルキが王様なら私は女王様ね! うむ、美味しいワインを持ってまいれ!」

「いやメイドも執事も雇わんから自分でやらんといけないぞ?」

「ガーン! まぁハルキがいるから良いか」

「あれ? 俺、王様から給仕に格下げ!?」


まぁ俺の収納から出した方が早いし手間も無いが


「…2人とも意味わかって言ってるんですか?」

「いや分かってないだろ?」

「そうねぇ、あれは分かってないわね?」


「「え? なにが?」」


「「「やっぱり」」」


王様達に何かダメ出しされてるが何が分かってないというのだろうか? やっぱ維持費は凄い掛かるのだろうか?


「ハルキ、そもそも城に住めば王様なわけじゃないぞ? 民が居て国があり、その象徴ともいえるのが王だぞ?」

「そういやそうだな」

「それもそうね、王様達の言いたかったことはこれなのね」

「だな。いやー俺達には王は無理だな!」

「無理ね!」


確かに俺に人の上に立つなど不可能だ!


「まぁ城は兎も角、ハルキ、城の皆も空中遊覧楽しんでいたからまた来いよ! 特別な褒美は無いけどな! あと売り出したマジックバッグも好評だぞ、明日帰る前に見ていくと良いぞ」

「おー、そうだな。帰る前に盛況ぶりを見てから帰るか」





「おぉ盛況だな。売れれば売れるほど俺に金が入ってくる。うはは、笑いが止まらんぜよ」


翌日帰る前に売り出されたマジックバッグのお店の前でその様子をチェックしていた。中々に人の出入りが多い。


「いやハルキ良く見なさい、出てくる人の大半は買ってないわ。あれは冷やかしか様子見ね」

「なん…だと…?」


リザに言われて良く見ると、確かにお店の紙袋を持って出てくる人が少ない。畜生! 騙された! そんな事を思っていると見知った4人組が中に入っていった。


「あれ今入っていったのウィルさん達じゃね?」

「そうね? 売り出されたら買うって言ってたし、買いに来たんじゃない?」

「まぁそれもそうか、ちょっと出てくるの待つか」

「中に入れば良いじゃない」

「買い物途中で知り合いに会ったら落ち着いて買い物できないだろ?」

「そんなもんかしら?」

「そんなもんだぞ?」


こうして暫らく外でそのまま待っていると、ウィルさん達が買い終えて出て来たので声を掛けた


「ウィルさんどもっす。」

「おぉハルキ君じゃないか? え? なにハルキ君もマジックバッグ買いに来たのかい?」

「なんでやねん」


ウィルさんのボケに突っ込む。そもそも俺が見つけた物だし、異次元収納がある俺には無用の長物なのは分かっているだろうに


「ははは、いやハルキ君は面白いね。ところでなんで王都に?」

「いやちょっと王様に用事がありまして、用事は済んだんですけど帰る前にマジックバッグの盛況ぶりを見ようと思って見てたら、ウィルさん達が入っていくのを見たので待ってました」

「ん? 何か用だったかい?」

「いや一緒に帰ろうかと思って」


帰るなら俺の空飛ぶ絨毯で一緒に帰れば早いからな


「ありゃーそれは悪いことをしたね。僕達は暫らくここ王都のギルドで仕事していこうと思っていてね。どうだい? ハルキ君達も一緒に仕事しないか? バルド達とリザさんは一緒に狩りに言ったけど、結局僕達はまだ一緒に仕事してないからね」

「すいません、王様の用事済んだらロイ君達と狩りに行く約束してるんですよ」

「ぬぅ、中々タイミングが合わないね。彼等も最近リザさんに鍛えられてめきめき力をつけてきたからね、僕達もうかうかしてられない、頑張らないとな。じゃ早速買ったマジックバッグで割のいい採取依頼でもしてくるよ!」


そう言ってウィルさん達はギルドの方へ向かっていった。リザは終始イリーナさん達と話していたが今では普通に話している。成長したなぁー。そしてロイ君達もウィルさん達に認められるほどに成長してるんだな。まぁリザの集中特訓の成果でもあるんだろうけど


「所でリザはイリーナさん達と何話してたんだ?」

「ん? 王都のおススメスイーツ店を教えてた、ハルキは?」

「帰るなら魔法の絨毯で一緒にどうかなと思ったんだけど、王都で仕事して帰るみたいだ。んじゃ帰るか」

「そうね、きっとリリィちゃん達ワーウルフキング倒して待ってるだろうからね。急いで帰らなくっちゃね!」










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