5桶目
ふぁ〜。
よく寝た良く寝た。
眠い目をこすりながら身体を起こす。
そう言えばそろそろ食料何とかしないと、やばくね? いや、やばいよね。
転生してきてからかれこれ1週間程、水以外口にしていない。
でもお腹空くけど動けなくなるほどじゃないんだよなぁ。
もしかして不老とか健康体とかそのへんが関係しているのか。
でも、めっちゃ腹減った。
やっぱりちょっと森に出るしかないのか。
でも塀の外行くなら武器とかいるよな。
ミスリルの両手剣は重すぎて話にならなかったけど、これ質量どんくらいあるのかな?
マテリアル情報とかないかなぁ。
「ステータス表示、マテリアルインフォメーション」
フォン
おお?
何となく思い浮かんだ言葉口にしたらサクッと情報出てきたわ。ゲームみたいだなこれ。
なになに?
っ!!
「まじかよ」
これ、重さタングステンの5倍以上あるじゃねえか。
あのタイプの両手剣がだいたい鉄だと6kg位のはずだから、タングステンだとその2.5倍、さらにその5倍の75kg。
そりゃもてないわ、むりむり。
もしかして聖剣とか抜けないのあれ単純にクッソ重いから……? そんなわけないよなぁ、うんないない。夢は壊さない主義なのだ、俺は。
ミスリルがこれならアダマンタイトは、っと。
うわ、まじかー。ミスリルのさらに1.5倍ですか。意味わかんねぇなこれ。
ならオリハルコンはー、って、えっ!?
リチウムとほぼ同じ重さだった。
どれくらい軽いかと言うと、地球上に存在する金属のなかで1番軽く、水より軽い金属と言うくらい軽い。
でもさすがにここまで軽かったらさぞ柔らかいか脆いか、どちらか若しくは両方か。
物は試しだ、とりあえず厚さ1mmで15cm定規くらいの大きさの板を、生成と。
うっわ、かっる。
語彙力無くなるレベルでかるいわこれ。
ちょっと折り曲げ……曲げ……曲がっ!!
「ふぬぬぬぬぬぬぬぬぬ」
あ、あかん
「はぁはぁはぁはぁ」
顔真っ赤になってるはず、自分でそう思うくらい思い切り曲げたはずなのに手が痛いだけで全く、撓みもしなかった。
試しにダイヤモンドのブロック生成して、両面をオリハルコンの定規の角で擦ったらダイヤモンドが削れました。
モース硬度の上限がたった今ぶっ壊れました。
あれから色々試して、絶対零度近くまで冷やしてその状態でハンマーで叩いても割れず、3500℃近くでようやく軟化した。
ちなみに掴んでたタングステンで作ったトングの方が先に解けて焦った。
とりあえず俺の知る中で今最強の金属を発見したわけだ。
さすがは伝説の金属だけあるな。
「あ、マテリアルインフォメーション」
なになに、ふむふむ。
いや、忘れてたわけじゃないよ。
実験が楽しすぎて忘れてたわけじゃないからね。
融点は5258℃でした。
物性の下の方に書いてありましたわ。
とりあえずオリハルコンで胸当てと、篭手と脛当ての簡単な鎧作って装着した。
武器の両手用の細めのロングソードはもちろんオリハルコン製だ。ただ、あまりにも軽くて威力なさそうだったので芯にミスリルを使った。
色々試行錯誤したのでとても降りやすい剣が出来て大満足だ。




