91、写真集 （1986年4月以降～）昭和61年以降～ 中学1年生以降～
1986年、この頃のTVでは女性の裸体は当然の様に出ていた。
僕も前々世の男だった頃はそう言う性的コンテンツの出ている番組は嫌いではなかった。
むしろ好きだったと豪語しても良いくらいだ。
でも、前世、今世で自分が女性になり性的に見られる立場に変わると考え方が180度変わった。
しかも今回は俗に言う『ロリ巨乳』の美少女の為、余計に見られる頻度が上がった。
街を歩けば、皆、皆が振り返ったりもした。
「やあ～彼女。今暇してない？一緒に遊ぼうよ。」
「君可愛いね。僕と一緒にお茶しようよ。」
昔からあるありきたりなナンパ言葉。
「今急いでいるので。」等言うと、
「お高く止まりやがって。」と捨て台詞を吐かれる事もよく聞く。
今までの所僕は幼少の頃から認知度が有った為に、逆に周りからの視線もあり僕へは声を掛けずらい状態であった。
今世では三花ちゃんと一緒に行動していて美男、美少女同志のカップルなので声がかけずらい状況にあった。
でも今は顔出し解禁したことにより、街中を歩くと
「『ユー＆ミー』のお二人ですよね。」
と声を掛けられる頻度が多くなった。
番組に出ても歌手として出演しているはずが、僕の胸部の話題に持ってこようとする話題振りが多かったと記憶している。
今世でも三花ちゃんと一緒にタレントとして歌って踊って芝居も出来る役者になりたいと思っている。
芸能事務所の方にも色々と仕事の依頼が来ている。
番組出演やグラビア撮影等だ。
顔出ししてこれからなおさら売り出そうとしている時期、写真集とかの仕事も何とかこなしていった。
ファースト写真集は、僕と三花ちゃんがお姫様だっこしたりして、中世ヨーロッパを舞台とした世界観の描写を出しており、反響も大きかった。
中身は三花ちゃん扮する騎士に助けられる、僕演じる某国の姫の物語。
内容は至って普通で勧善懲悪の正義のヒーローである騎士の活躍と姫の物語。
のちに写真集を元にドラマ化されて、主役と準主役をその当時の衣装ではあちらこちらが成長していて入らず作り直してはいるが僕と三花ちゃんが出演してヒットした。
セカンド写真集は反対に『和』にこだわり、二人とも着物主体での作成となった。
昔おねだりして購入してもらった巫女装束を元に、宮司役と巫女役の物語等々が載っていた。
これらの話も映画化、ドラマ化した。
サード写真集として運動着がテーマで作られた。
体操服とブルマでストレッチ等運動している姿、テニスウェアやスクール水着でのプールでの撮影等して世に送り届けられた。
これらももちろんの事ドラマ化、映画化されてファンは多いに喜んだ。
評判も良く、売り上げも最高で認知度を上げるのに更に貢献した。
これらの写真集は後にプレミアがついたのは言うまでも無い。
今後も色々と写真集やアルバム集を出す事になるのだが、後世二人にとって懐かしい記憶として残っていった。
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