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エピローグ 過去と現状

かつて、世界は二種族の支配によって形づいていた。


集団行動とずば抜けた知能により、万物を支配した「人」

そして、圧倒的な力と「能力」と呼ばれる力で、その他を圧倒する「厄災」

人と厄災は幾多も交え、対立を深めていった。


だがある日、突然として厄災が牙を隠し、恭順の意を示した。

何の前触れもなく、突然である。

人間は困惑しながらも、友好的に接する厄災とともに共存の道を選んだ。

いつしか、2つの種族は互いを愛し合い、血を交し合うほどまでになっていった。


それから悠久の時が流れた。

今では全ての人間に厄災の血が混ざっており、寿命が長くなり、厄災のように能力も扱えるようになっている。

そして厄災の概念も変わっていた。

厄災と呼ばれるのは純血から3次混血からであり、4次混血からは人と呼ばれるようになった。

そのように世界は変化し、平和だと思われていた。

しかし、結局は争いの火種が消えることはなかった。

人は従来の武器による戦い方に加えて、厄災の能力も併用した戦い方が主流になっていった。

この戦法へと転換したことにより、造作もなく戦況を覆せるようになったが、以前より人や国に与える被害は以前とは比較にならないほど甚大化した。

それにより、大半の国家は瓦解し、強大な力を持つ大国のみが存続するに至った。

これらの大国は戦いを恐れ、自国の名前を付けた巨大な学園都市を築き、優秀な能力者の育成に力を注いだ。

その大国の1つ、世界有数の圧倒的軍事力を誇る、軍事国家「アミナ」。

彼らが管理しているアミナ学園は、圧倒的な能力を持った生徒が在校していることから、世界最強と名高い学園都市である。

そんな学園に、僕ー新安エンは、ある「訳」を抱えて転入することになった。


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