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7/11

偽りの神兼教団運営責任者(β)

違和感がありましたら、感想欄で諦めといてください。

説明・設定はありません。いっぱい悩んでください

ある日。

朝の供え物整理とスライム掃除が一段落した頃、

佐々木さんが、コーヒーをすすりながら唐突に言い出した。


「こうなったらいっそ、この宗教、制度化して管理した方がいいんじゃないか?」


「……お前は何を言ってるんだ佐々木さん」

コーヒー吹きそうになった。

彼は完全に真顔だ。


「いや、UIにもう“教団の運営支援”って出てるし」


「は……?」


そしてその瞬間、空中に浮かぶUIがひときわ明るく光った。


《新サブメニュー:教団管理(β)》

《信徒数:1,237人(先週比+204)》

《奉納品:日用品 / 魔法石 / 自家製漬物》

《階層信仰レベル:E → D》

《神王様の生活活動:信仰指標として自動記録中》


「自家製漬物って誰が!?てか信徒そんなにいたの!?」


いや待って、俺がやったことと言えば──

洗濯して、カレー作って、UIと喧嘩してただけだぞ!?


でも、UIは容赦なく“次”を提示してきた。


《信仰LvD達成:称号【偽りの神】を仮付与します》

《※仮付与とはいえ、現在の“信仰経路の中心存在”として公認されました》

《オプション:神様の発言を聖典に記録しますか?(Y/N)》


「仮って何!? なにが始まるんだよそれ!?!?」


しかも“聖典に記録”って、うっかり寝言すら後世に残る可能性あるじゃん!?

怖すぎだし、意味不明!!


佐々木さんは釘バット片手に真顔で言う。


「神様、そろそろ“信仰スケジュール”も作りましょうか。月曜:洗濯神事、水曜:清浄祭、金曜:祈祷と掃除」


「俺の生活、全部神事扱いじゃんか……」



現在の“拠点”──かつてのワンルームには、

以下の“信仰対象(仮)”が存在している:


• 和風茶室(神聖空間扱い。たまに信者が黙祷してる)

• 水精霊の滝場(洗濯場。清浄の儀式と呼ばれる)

• 聖光エリア(ただの照明だが、神々しいせいで祭壇と勘違いされている)

• 玉座(当然、主祭壇扱い)

• カレー作り(信仰対象になりかけ。加護を求めて祈る者あり)


そのどれもこれも、俺にとっては──ただの生活改善の副産物だった。


けれど。


「神様、本日は洗濯日和ですな……」

スライムが今日も、洗いたてのタオルの横に花を添えていく。


「……そうだね……(もう、どうにでもな〜れ……)」


──こうして俺は、


カレーを落ち着いて食いたかっただけの男から、

迷宮宗教の象徴“偽りの神”、

そして教団運営責任者(β)へと進化してしまった。


次なるアップデートで何が待っているのか──

知らぬが仏。

ただ、UIは静かに光っていた。

いきなり出てくるものがあって自分も驚いてる。

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