????の続き。←いつのことか覚えてない。
楽しませてもらう代わりと言ってはアレだけど、
この世界の過去の話をしよう。
君がどれくらいの確率で、どれくらい儚く、どれくらい不安定な世界に住んでて、
しかしその恐ろしい低確率の中で、何故守られて、今ここにあるのか
それを知るために。
ここは、原始の世界。
いやいや、地球の原始時代って話じゃないよ。
君たち人は「ビッグバン」と言ってたね。
その起源の頃だ。
まず、点がそこにあった。
厳密にいえば繰り返し繰り返し、その前もあるのだけど・・・
まあ、それはおいておこう。理解するのにはまだ早い。
&mX#j%%&mX#jj%&mX##j%&mXがある時、ある目的のために
あらゆる運命という、この点を弾いた。
あ、この点を白い点だと思ったね。
違うよ。色なんてものは、まだこの時には存在しない。
だって、光が無いんだもの。
白でも黒でも七色のどれも違う。
まあいいか。
兎に角、その点を弾いたんだ。厳密に設計したうえで、ね。
そこには工夫があった。
まずは回転だ。
そして、そこから生まれたのが、
君たちの言う、磁力、万有引力だ。
その世界での存続がいかにして低確率でもそれがどのように永らえるのかを観察するために生んだ遺伝子。
さらに、その遺伝子たちを刺激するために、かの者は元素をつくった。
ただ、その元素も、設計を単純化するために回転させることにした。
陽子というものを作って、その周りに電子を回転させて、電子の数を変えれば性質の違う原子が生まれる。
似てるだろ?君の知っている宇宙にある星たちに。
その3つの法則、
力そのものを生むための回転と、
その世界に遺伝子。
そしてそれらに刺激を与えるための元素。
それをかの者たちは設計し、
そしてはじいたんだ。
それがこの宇宙の全ての始まりだ。
極極極極低確率の中で、それでも遺伝子たちは存続できるのだろうか?
そんな好奇心から生まれたのがこの宇宙。
かの者たちにとっては、きっとそれは一瞬の想像の中にある欠片なのかもしれない。
必ず、遺伝子には母が居る。
そして母は必ず子を守ろうとする。
それも、一つの法則の、一つの設計だ。
君の母が君を愛してくれたことは知ってるね。
でもね、その母も、母から愛情を受けてから育った。
人は皆、いや、生物は皆、母の愛によって存続という活力を得てきた。
おかしいと思わないかい?
全生物がその行動を、歴史を、寸分もずらさず、存続してきたことを。
それはね、そういう設計だからなんだ。
ちょっと話が反れたね。
君に知ってほしいことは、その確率の低さだ。
君は以前、オラムだったか二ビルだったか、そこでの経験から
「進化論は嘘だった」と、そういう結論に至ったね。
でも違うんだ。それはおおむね間違いではない。
ダーウィンの説くそれは、彼の想像の中では地球だけのこととしてそれを説いていたから、真実とはちょっと違うんだけどね。
でも確かに進化して形を変え、分岐してきた、というところまでは真実だ。
初めはアメーバーのような、それはそれはか細い存在だった。
吹いて消えるような、微小な存在だった。
しかしどんなに困難でも、どんなに微弱でも
母の愛に守られ、鼓舞され、生きながらえてきた。
君の母の愛だけじゃないんだ。
この脈々と続く遺伝子のストーリーは
脈々と続く母の物語。深い愛情の物語。
原始の話はこの辺で。
次は本当に地球の原始の世界を見せよう。
どうだい?混沌としてるだろう?
血を血で洗う争い。
縄張り争い。存続の戦い。
このおぞましい争いを見て、争いとは憎いものだと思うかい?
しかし#j%&mXは、そうは思わない。実に美しいと思う。
なぜなら、争う遺伝子たちはいつも、母のため、
低確率で存続できるか弱い自分のため支えてくれた恩義ある方々のため、
自我を維持するため、目的を果たすため、全てはそれらを守るために、彼らは争った。
それって、素晴らしいことだと思わないか?
愛のため、守るため、しいては存続のために、自分を犠牲にしてきたんだ。
そんな激しい争いの中、かたや母の方は、自分の子を守るために
時に大勢の男たちを前に身を挺して子を守った。
純粋な愛だけが、そうさせた。
そして、生きながらえた子はやがて成長し、母を守れなかった代わりに
世話になった者たちを守る。そう誓う。
そしてまた、そこから守るために戦う男と、母が生まれ、子が育つ。
この時代の後、何千億、何兆もの人が死にゆくことになる。
愛がゆえに、それだけのために。
そうした愛に恵まれて、今の君があるんだ。
人と人の争いだけじゃないよ。
さまざまな災害だって、病気だってそうだ。
いつ起きたっておかしくないこの事象を何とか乗り越えて
今の君がいる。
いじめられて苦労した人、
むせび泣く夜を経験した人、
苦労の末、救ってくれる人が現れて馬鹿みたいに泣きながら笑う人、
自らの怒りの感情から暴力をふるってしまう人、
映画を見て感動する人(これはちょっと違う話あるんだけど、長くなるから割愛する。)、
常にいつも、コロっと、病んで簡単に死ぬ存在だけどそれらの全てにも真実があって
意味がある。それでも力強く生きていることがその証明だ。
それでも一生懸命に生きる。
それらには、みんな好き勝手してるだけのように見えて、
実は意味があったんだよ。
脆くも、儚くも、しかし力強く、愛の中で存続してきた存在。
それが今の君だ。
君は君の母の愛情だけで生きているのではないんだ。
そんな血塗られた歴史の上に立つ存在だ。
だから、その深く長く存続してきた愛情を胸に生きて。自信をもって。
そして前へ進め。今目の前にある問題を懸命に、もがきながら解決しながら
存続してゆくことが、死んでいった者たちが望むものであり、何より恩返しだ。
少しはイメージできたかい?
君がいかに尊い存在であるかを。
いかに低確率で生き残ってきた存在かを。
今日の夢講座はここまでにしようか。
おやすみ。




