5 「為政者の提示するデータ」に惑わされない方法/出費の無駄をとにかく削る
質問者:
ここまで見てきて政治家の方と言うのは改めて信用できないという事がよく分かりました。
やはり、当選のために自分たちのお仲間にお金を流し、誤魔化したり利権を固めるためにこのような取り繕うような発信をしているのでしょうか?
筆者:
その側面も否定できませんが、
高市総理も頭が悪いとは思えないので前の項目4で見てきたような「国民が政府に対して期待している役割と現実的に出来る役割が違う」という事を本当は強く言いたいんだと思います。
しかし、それを誠実に発信しきる自信は無く、むしろ支持率低下からの内閣瓦解に繋がると考えておられるために「都合のいいデータの切り取り」を行ったのだと思います。
各紙世論調査を見ると5割以上の方が「物価高対策」に期待しているような状況ですからね。
本当はそんなあまりできないことよりも、「中・低所得者に対する社会保険料減免」に期待する必要があると思うんですけどね。
ただ「財政」に囚われているので、高齢者の負担増加や医師の診療報酬の縮減などの措置を取らなければ減免を行うことが出来ない状況にあります。
彼らは自民党にとって大きな票田でもありますからあまり不利な政策を行うことも出来ないわけです。
国債を発行して補おうとすれば「過度な円安」によって市場に大きな影響を与えてしまう事になるので、それも実行できないのだと思います。
こういうことを言えないので「私たちは皆さんが思っているよりも上手くやっています」的な「情報の切り取り」みたいな発信をしちゃうんだと僕は考えています。
質問者:
な、なるほど……結局のところ国民がヘンな期待をしちゃっていることや票田が高市総理のこういう発信に繋がってしまっているという事なんですね……。
筆者:
そのためにご指摘いただいた「利権」と言う側面も否定できないのですが、国民の政府への期待と誤解とが複雑に絡み合っているという感じですね。
せっかくですのでここまでの高市総理の投稿と実際の状況をまとめてみましょう。
投稿1 この半年の実質賃金は上がっている ⇒ 確かに最近は上がってはいるもののここ4年連続で下落し続けていたのでマイナスの相殺に過ぎない。90年代とほぼ同水準の実質賃金でしかない。
また、2025年5月より実質賃金が0.6%ほど上振れて出るような計算式に変更されており、それ以前より何もしなくても過大評価されている。
投稿2 教育や給食の無償化による物価抑制
⇒ 一見すれば国民側の負担が減ったように見えたとしても、長期的に見て「教育の質が悪化しました」「おかずが減りました」とかじゃ全く意味が無いので質を担保・向上することが絶対条件。
投稿3 国民年金(基礎年金)が1.9%の引上げ ⇒ マクロ経済スライドにより物価高より下回る上げ幅しか保証されない。それにも関わらず”やっています感”を出している。
3カ月で5000円の電気代補助 ⇒ 再エネ賦課金が僅か十数年で年2万円も取られている。それだけ実質的に増税されているのにそれをちょっと返還しただけで対策しているつもりになっている。
投稿4 ガソリンが諸外国より安い ⇒ 給料比で見た場合の購買力では大差ない。欧州は給料も物価も日本の約2倍となっている。
投稿5に関しては総じて合っていますが、物価高対策として国民が期待している事は国がほとんど出来ることはありません。むしろ、給料を上げても保険料などによって目減りしてしまう、「働き損」の状況を解消しなくてはいけないのです。
このように少しずつ高市総理は開示しなければいけない情報を開示せず、主張しなければいけないことを主張しなかったというのが僕の印象としてはありますね。
質問者:
何というか包括的に経済状況や色々な政策を知らないと政治家さんの主張していることを鵜呑みにしちゃうかもしれないなって思います……。
筆者:
確かに高市総理のポストだけを見ていると、中々その「提示されたデータ以外の部分」の視点について目がいかないと思います。
しかし、高市総理のポストの下に僕のような指摘をその都度している方って少なからずいるんですよ。
ですので、ちょっとスクロールするだけで「多角的な情報」と言うのが見ることが出来るんです。
勿論、デマや誇張もあるので鵜吞みにせずに「裏取り」も大事だとは思います。
ですが、高市総理の主張や情報をそのまま鵜呑みにしてしまうよりかは、多角的な視点で物事を見れるようになるので有意義なのかなと思っています。
◇すぐには施策が変わらないので「ムダを削る」しかない
質問者:
国民の要望と実施際に政府が出来る事と差がある以上は中々いい政策が実行されないという事ですが、このギャップが埋まるまでの間は国民はどうしたら良いんでしょうか?
筆者:
「言うだけなら簡単だが実際は難しい」のは100も承知ですが、
『”働き損”にならない以上に稼いで出来るだけ消費を削る』
これに尽きると思います。
根本の収入を上げるためには企業努力や政府努力にはあまり期待できないので自らスキルアップして転職する以外方法も無いように思います
ただ、最初に就職した「企業の格」より上には中々転職することも困難なようなので、学生のうちに資格取得や少しでも上の大学に行くことを心掛ける必要があるのかなと思います。
質問者:
確かにそこまでいきなりスキルアップするって難しいですよね……。
以前から筆者さんがおっしゃっているように「30年前より全体的にスキルアップしているのに給料が上がらない」様相は「給料が周りとの相対評価」だからですしね……。
筆者:
競争社会ですからね。かなり突出しないと標準より大きく稼いだり、年収を大幅に増やすことはかなり運が良くないと難しいのかなと思います。
そうなると現実的に身近で出来ることとしたら、自炊して節約したり、余計なものを買わなかったりすることだと思います。
僕が好きな節約用語としては「買わなければ100%割引き」と言う言葉です。50%オフとかいうワードに踊らされて無意味で使わないものを買って浪費するのが一番無駄ですからね。
購入価格だけでなく、スペースの消費、大きいものに関しては捨てるのにすらお金がかかります。
このワードを知ってからかなり節約できるようになった気がします。
質問者:
確かにそもそも買わなければ出費を抑えることが出来ますからね。
筆者:
後は投資非課税制度のNISAで資産を維持しようと試みたりすることだと思います。
投資と言うと、「増やすこと」を目的としているかもしれませんが「物価高に負けないように資産を維持」することが本質的にはあると思っています。
それらについては、今回の全体の流れとは違ってくるのでまた別のところでで熱く語っていきます。




