石人形蔓延る洞窟1
さて。見せあいの後、第3の町で焼き鳥を買いはぐはぐと味わいながらやってきたのはゴンデスさんに教わった鉱山である。
ここに来るまでの道のりは特に特筆するべき点もなく。普通に空を飛んでいたら着いた。リバーバードたちは私の移動速度についてこられていないので、本当に何もなかったのだ。
ほかに目新しいものも見つからなかったし。
山のふもとにある大きく広げられた穴。木の板で舗装されているので恐らく入り口だろうそこへ降り立つ。
ここから先はトカゲの巣や腐臭漂う森の墓場のようにダンジョンになっているらしい。
少しだけ情報収集したところによると、ここから入れる坑道にはゴーレムと呼ばれる石の人形みたいなモンスターが出てくる。
物理は鈍器以外効果が薄いそうなので、鈍器を使うか魔法で攻撃するのがおすすめだそうだ。
また魔法にも効果が大きいものと少ないものがあるそうで、風と火はほとんど効果がないそうだ。逆に水と土はよく効くらしい。後者は二つとも質量で攻撃するものなので効果が大きいのだろう。
質量いず正義。わかりやすい。そして私に適している。魔法なら得意だ。
特に感慨もなく侵入。同時に切り取られたような感覚もある。まさしくダンジョンであった。
中は時々壁についている松明がほんのり照らしている程度で正直不気味だ。お化けがだめな人なら普通に入れないかもしれない。
なお私はお化けが苦手である。なぜならどう抗えばいいのかわからないから。盛り塩とか意味ないでしょ。
しかしここはゲームの世界、しかも魔法がある。ゲームでお化けが出てきて魔法が効かないわけがない。それに私は強い部類のはず。
故に一人でも臆せず入れたというわけだ。力、持っててよかった~。
よって現状私が注意すべきは、ゴーレムでもお化けでもなく、暗い場所を好んでいそうな足の多い虫である。特にゲジゲジ。あいつは絶滅していい。見つけた瞬間灰も残らず燃やし尽くしてやる。
じめじめした感じもなく、からっと乾いた感じの坑道を歩いていく。採掘ポイントはキラキラ光って分かりやすいそうなので、どちらかというと虫の気配に集中しながらだ。
っと、そんなことを考えながら歩くこと少し、四角形の星みたいな光がキラキラ出ている壁を見つけた。これが採掘ポイントのようだ。
早速買ったつるはしを持ち、気分はここ掘れわんわんである。
それ、カンカン、カンカン。




