気づいちゃった
その後もポカポカ湧き出てくる巨イカを倒すこと数分、全員そこそこの順位にはあげることができたので砂浜に帰還。
帰ってくると、シャーリーがorzと項垂れているのがわかる。
「どうしたの」
「師匠……魔法って、便利ですね……」
「?まぁそうだね」
「いやほんと、もっと早く気付いてたらよかった…あれに……」
「あれ?」
シャーリーが指さした方を見ると……水を貯めてた鍋?ん、よく見ると少ししか入ってなかったはずの水が溢れそうなくらいにまで入ってる。
「カリストに言われて気づいたんです。水がなくても魔法なら出せるって……」
「あぁ……」
どうやらその事実に気付いてしまったらしい。項垂れているのは時間を無駄にしてしまったと考えているからだろうか。
とはいえ私からしたら、その時間で仕様を確認出来たり魔法を教えたりフレンドが増えたりでうれしいことばかりだったのだけど。
だから特に時間を無駄にしたとかは考えていない。そもそも無駄だと思っているなら最初から水を出せると伝えていたし。
「師匠には申し訳ないです。時間を無駄にしちゃいました……」
「大丈夫大丈夫。私普通に気づいてたし」
「え゛」
「その時間で色々できたから問題ないよ」
「だから行ったでしょシャーリー。ルピナスさんなら絶対気付いてるって」
「そんなバナナ……」
まぁそんなわけで、無事にシャーリーに錬金術を教えてもらうことは可能になったわけだが。
「時間があれだし、晩御飯食べたら再集合しないっすか?ルピナスさんはわかんないっすけど、二人はもう晩御飯の時間っすよね?」
「そうですね。私はそろそろご飯を食べに行かないとお母さんに怒られちゃいます」
「私は純粋にお腹が減りました!頭を使ったので!」
「それなら、20時くらいになったらまた集合しようか」
私以外はみんな学生だろうし、ご飯はちゃんと食べなきゃね。家族が用意してくれるならなおさら。
なお私は毎度のようにカップ麺だ。でかでかと京都と書かれた白いカップ麺。少食だから一つで満腹になれるし、タイムパフォーマンスがとてもよい。
「それじゃあまた後で」
「「「お疲れ様でした(っす)」」」
それじゃあ私は、カップ麺が出来上がるまででハイ〇ット・フ〇バーストについて調べようかな……。
あと花火。外、出ないからね。花火の写真とか一つも持ってないよ。




