判明
「ごめんっす、ごめんっす」
「そんな大げさな」
「心が痛いっす。あ、あっちにもいるっすよ」
「『光の光線』」
「かっこいいっすねレーザって。これハイ〇ット・フ〇バーストみたいに一斉斉射できないんすか?」
「ハイ〇ット・フ〇バーストって何?」
何やら意味不明なことを勘九郎が言い出したが、とりあえず沸いた巨イカは予定通り討伐できた。
倒すたびに勘九郎がひたすら謝罪を繰り返していたが、言葉だけで心が全く籠っていない。
「倒したのは12匹かな。ポイントはどう?」
「ちゃんともらえてるっす。ランキングの方は・・・あれ、あっちの二人もポイントもらってるっすね。私より上にいるっす」
「あれ?」
私の方でもランキングを見てみれば、確かにシャーリーもカリストもさっきよりランキングが上がっていた。
試しにカリストのポイントを計算してみれば今倒した分のポイントが入っているのがわかる。
「さっきは何で入らなかったんだろ」
「なんでっすかね?ちゃんとパーティーは組んでたっすよね」
「間違いなく」
「ん~パーティー以外に条件があるっすか?いや、そもそもパーティーってどこまでがパーティーなんすかね?パーティーを組んでいればパーティーになってんすか?」
「勘九郎?」
「ほかに条件・・・パーティーの順番はシャーリーが先に組んでたっすけどその後のポイントに影響はないっすから関係ないはずっす。巨イカの場所?ランダム性が過ぎっるっす。そもそも巨イカの場所でポイント配分を決める意味が分からないっす」
なんか一人で思考の海に潜っちゃった。まぁ落ち着くまでもう少し巨イカを狩っておこう。
正直もうランキングは1位確定みたいなものだから気にしなくていいとして、とりあえず〈鞭術〉と〈剣術〉は稼いでおきたいし。
使う使わないはともかくとして。
「狩る時間は絶対ないっすね。後はなんすか?速さ、時間、道のり違うこれ小学校で学んだ公式・・・距離?あ、距離っすね多分」
「あ、わかった?」
「分かったっす。多分ある程度パーティーメンバーが近づいてないとダメだと思うっす。最大でもメンバーが見えるくらいじゃないと。カリストといったときは私とシャーリーが全く見えなかったっすよね?」
「大分遠くいったからね」
「でも今回は手を振っててもわかるくらいには近いっすから。これが条件だと思うっす」
「なるほど」
たしかに目に見えないくらい離れていたらそれはパーティーとは言えない気がする。いくらシステムがパーティーを保障していても。
「じゃあポイントが入らなかったのはただ遠すぎたってだけか」
「っすね。多分他にも似たような現象に遭遇した人はいると思うっすよ。最初にパーティーだけ組んでそれから別行動してる人とかっす」
「確かにいそう。みんな私たちみたいにバグ報告してたら運営は大変だね」
「書いてないだろってキレる人もいると思うっす」
「私優しくてよかった~」
「そうっすね」
滑ったか?




