気絶の理由は?
全員で輪になってパーティーを組む。
メンバーはシスターの格好をした森人のカリスト、レベルは3。それと小人のかんちゃんことプレイヤーネーム勘九郎、レベルは8。それに私とシャーリーを合わせた4人パーティーとなっている。
ついでにフレンド登録も済ませた。これで離れていても会話が可能になる。
「パーティーは組んだけど、この後はどうする?とりあえず私一人で巨イカを倒してこようか?一応一人なら運べるけど」
「それなら私を運んでもらってもいいですか?どんな感じか確認したいですし、キャリーをお願いしたのも私なので」
「キャリーってなに!」
「え~とっすね、・・・寄生?それかおんぶにだっこっすかね?」
「え!それはだめだよカリスト!ちゃんと自分でやらないと!」
「ちゃんと対価は渡してるし、ルピナスさんも納得してくれたから大丈夫よ」
「師匠、大丈夫なんですか?」
「私は大丈夫。シャーリーは待ってる間魔法でも創っててよ。勘九郎さんは・・・」
「呼び捨てで大丈夫っすよ。私はあっちにある鍋をみとくっす」
「そう?ありがとう、それなら勘九郎って呼ぶね」
「うっす」
「それじゃあいこっか。カリスト、ちょっとごめんね」
「はい?ってきゃっ⁉」
シャーリーを運んだ時と同じようにお姫様抱っこで空に浮かぶ。何かあったら面倒だし、短めに30分ほど戦ったら一度戻ってこよう。
「それじゃあ行ってくるから。カリスト、飛ぶから気をつけてね」
「・・・」
「カリスト?」
反応のないカリストの顔を見てみると、なんと真っ赤になって止まっているではないか。なんだこれ。一体こうなったらどうすればいいんだ?
あ、体が光になって消えていく。何かあって強制ログアウトになったらこんな風に消えていくのか。
え、というかこれどうすればいい?現実で何かあったんだろうけど、危ないことじゃないよね?
「あ~ルピナスさん申し訳ないっす。多分10分くらいで戻ってくるんでそれまで待ってほしいっす」
「それはいいけど・・・カリストがどうしたのか知ってるの?」
「まぁリアルでもちょくちょくあるんで・・・そうだ、できれば横抱きで運ぶのはやめれないっすか?背負うとか」
「羽が邪魔でできないかも。というか、もしかしてカリストがログアウトしたのって私に原因がある?」
「いやそういうわけじゃないっす。もし仮にルピナスさんに原因があるなら、それは顔面偏差値が高いことくらいっす」
「??」
意味わからん。シャーリーも、うんうんって頷いてないで私に説明してよ。




