表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Original magic online ~固有の魔法で世界を冒険する~  作者: あるにゃとら


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

161/167

〈神聖なる法〉

「それでは〈神聖なる法〉について説明しますね。まず、〈神聖なる法〉は〈剣術〉等と同じようなスキルです」

「レベルによって成長する?」

「はい。私の〈神聖なる法〉はレベル11まで育ちましたが、レベル10の時点でアーツを1つ覚えました。」

「なんてアーツ?」

「王道を往く『ヒール』でした。効果はMPを1割消費してHPを1割回復します。クールタイムは5分ですね」

「長いね」


 〈剣術〉の『ペネトレイトソード』と同じくらいだ。MPを1割消費してクールタイムで5分待つなら、正直使い勝手は悪い気がする。


「使いにくそうと思いましたか?こんなものじゃないですからね。使いにくいポイントはまだありますよ」

「5分待つだけでもしんどいのに?」

「です。決まった動きをしないと発動しないんですよ」


 そういうとカリストは、砂浜にしゃがみ目をつぶった。顔の前には指を交互に組んだ状態で手が置かれている。

 映画とかでよく見る、聖職者がやっている祈りのポーズだ。白いシスター服に砂粒がついてしまうが、カリストに気にする様子はない。


「我らが世界を創成し神よ。我らに慈悲を賜りください。『ヒール』」


 組んだ手の隙間から優しい緑色の光が漏れ出る。その光はゆらりと手から抜け出し、カリストの頭に移動し、ぶつかってかき消えた。


「とまぁ、こんな感じですね。体制が固定で『ヒール』の前に詠む詠唱も固定。ちなみに今のではわからないと思うので説明しますが、詠唱中に動いたら発動しないくせにクールタイムは倍になって帰ってきます」

「『ヒール』に使うMPは?」

「もちろん持っていかれます。さて、感想をどうぞ」

「ごめん、ごみだと思う」


 いや弱いが過ぎるだろう。そもそも戦闘中に動けないだけで致命的なのに、それに加えていらん詠唱までついてくる。聞いといてなんだけど、私にとっては全く必要のないスキルだと思われる。


「一応、いいところもあるんですよ?」

「どんな?」

「自分に使うとクールタイムが3分になります。それに回復量も5%くらい増えます」

「それだけ?」

「それだけです」

「割に合わなくない?」


 カリストはニコニコと聞いていなかったかのようにふるまう。いや回復量が増えてクールタイムが減るとは言っても、結局動けないことに変わりなはいのだからどうしようもない。

 運営調整ビビり過ぎじゃないか?これじゃあ誰も取らない気がする。戦闘中にポーションを飲んでいる方がよっぽど戦いやすい。


「まぁ、レベルが上がればもう少し何かしらあると思うので、情報のために頑張ってキャリーしてください。あ、パーティー組みましょうか。かんちゃん!パーティーを組むからこっちに来て!」

「わかったっす!ほらシャーリーも動いて!」

「あぅまってください!でっかいサワガニが!」


 何してんねん。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
せめて両手を胸の前で組んで呪文無しでヒール唱えられたら使える系だったと思うんだがね
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ