魔法の感想
≪巨イカの魂を収穫しました≫
≪巨イカのステータスを一部収穫しました≫
≪巨イカのスキル〈器用強化〉を収穫しました≫
アナウンスが流れ、巨イカの討伐が成功したことを確認する。ランキングは相変わらず1位なのでメッセージは流れない。
最後にランキングを確認してから多少の時間は立っているけど、相変わらず1位は私、2位はライネスさん。3位はリーゼだったんだけど、いつの間にかマジーニアさんとおっさーんが同率3位になっていた。
リーゼはいつのまにか30位台まで落ちている。配信しているし、取れ高を探して森の中に入っているのかもしれない。ずっと巨イカを狩ってばかりだと味気ないだろうと考えて。リーゼはまじめだからね。
マジーニアさんは魔法が得意だから上位にいるのはわかるんだけど、おっさーんはいったいどうやって巨イカを狩ってるんだろうね。正直ほとんど覚えていない。
とはいえ種族が人間だったのは覚えている。あとは剣を持っていた。覚えているのはそれくらい。
魔法が使えるならまだわかるけど、使えないなら剣一本でいったいどうしたのか。海中じゃ剣を振りにくいのは昆布を収穫したときにわかっている。あれは杖だったけど、それでも大して変わらないだろう。
私のやり方が悪かったのかな?
とそんなことを考えていたら、目をまんまるにしてフリーズしていたシャーリーが再起動した。
「え!?え!?魔法ってあんなにすごいんですか!?」
「格好いいでしょ?」
「それはもう!あんなに格好いいんなら私も魔法創っておけばよかったです!錬金仲間が『魔法はそんなに大したことはできない』って言ってたんですけど、鵜呑みにしたのが間違いでした!」
「あー・・・」
いや、それは結構正しいかもしれない。さっきの『光の光線』のような派手な魔法を使っているのは私くらいだ。
自分で言うのもなんだろうけど、私は魔法を創るのが上手いから。そもそも似たようなことを仕事にしているくらいだしね。
おそらくその錬金仲間さんは魔法を創るのが苦手なんだろう。それで長い魔法が創れず、結果的に大したことのない魔法が完成してしまう。
「後で創り方は教えるから、試しに創ってみる?まだ海水も蒸発しきってないだろうしさ」
「いいんですか!?ありがとうございます!ルピナスさんみたいなすごい魔法創ります!」
まぁ、せっかく出してくれたやる気を削ぐ必要はないでしょ。シャーリーがどんな魔法を創るのか私も気になるし。
そうだ、シャーリーに教えながら、私も一つ魔法を創ろう。あの化け物にも通用するような魔法を。
それと、お問い合わせにあれも聞かなきゃ。




