魔法創り
「どんな魔法がいいかな?一つは思いついてるから、もう一つくらい創りたいんだけど」
「私が考えていたのは光属性と火属性を合わせたレーザー攻撃ですね。ルピナスはどんな魔法を?」
「闇属性と火属性を合わせた『獄炎』を創りたい。格好いいでしょ?」
「それはよくわかりませんが・・・夜などに使えると便利そうですね。闇属性なら見えにくいでしょうし」
ロマンをよくわからないで済ませたリーゼは置いておいて、詠唱はどうしようか。『獄炎』は簡単に思いつくのだけど、レーザーってどういう原理なんだ?
光属性で光を集めて、火属性で集めた光に熱を与えるみたいな感じかな。
となると詠唱は、『獄炎』が『冥府を守護せし闇の炎よ、我が願いに応じ顕現せよ』なんてどうだろうか。
レーザー魔法のほうは、『光よ、収束し熱によって我が敵を滅ぼしたまへ』とか?多分これでいいと思うんだけど。まぁ創ってみればいいか。
「詠唱はこんな感じでどう?」
「いいと思いますよ。ちょっと待ってくださいね。文字を探すので」
「うん。私も探すね」
そんなこんなで料理を食べながら作業すること1時間ほど。まだ発動はしてないけど、おそらく魔法はできたと思う。
それと創っている最中に思ったのだけど、魔法はこの属性とこの属性を合わせて~とかこの属性だけでいいとか、そういうのを考えながら創るものではないと思う。
むしろ逆で、自分がしたいことを魔法でやろうと思ったらいろんな属性が混ざるのではないかと。
因果関係が逆なのだ。多分。私もよくわかっていないから言葉にするのは難しいのだけど。
そんなわけなので、創ろうと思えばそれこそ6属性全部混ぜた魔法も創れると思う。融合魔法が成功したらこれも試してみようか。切り札に使えたら格好いいでしょ?
「うん、できたと思う。試しに行こう」
「お疲れ様です。それにしても早いですね・・・」
「成功すること考えたら楽しみになっちゃって。普段創ってるより早くできたと思う」
「そうなんですか。答えづらかったら申し訳ないんですけど、今ってどのくらい魔法を持ってるんですか?」
魔法の数?そういえば数えたことなかったかも。とはいえもう使う機会がないであろう『私が倒した魂を収穫せよ』なんかもあるんだよね。一応それも入れて数えると・・・
「25個かな。リーゼは?」
「私は10個強ですね。ほぼ10個差ですか」
「使わないのもあるけどね」
「それは仕方ないです。私もありますよ」
魔法を創って試して、次に創る魔法を前回のものより改良したら使う機会が減るのは当然か。ただ改良するとなると詠唱が長くなって創るのが難しくなるからそこでバランスはとられていると。うまいなぁ。
まぁ私にかかればそんなもの問題にならないのだが。これでもプロのデザイナーだからね。へっ!




