誰やねんな件について(仮)
第二手術室にはすぐにたどり着くことができた。
かおるは、もしかしたらまた何かトラップがあるかもしれないと気を張っていたが、今回は特に何もなかった。
手術室のドアを、壁の横にあるボタンを押してを開ける。
「ここか。」
中には手術に必要な機材がそれぞれ乱雑に置かれている状況であった。始めて手術室に入るので、そういうものなかのか、それとも、この病院はだめな部類に入るのかは、かおるには判断ができなかった。
「何のモニタを探せばいいんだ?」
かおるは、良太郎に聞く。転移魔法を行うには、モニタを使用するということを聞いいて、そのための鍵を預かっていたが、それが何のモニタであったかは忘れてしまった。
『生態情報モニタだね。多分ベッドの脇にあると思うよ。』
かおるは、ベッドに近づく。
(これかな?)
かおるは近くにあるモニタの中でそれらしいものに触れる。
『もしわからなかったら、モニタに俺が渡した鍵を挿すところが後ろのどこかにあるやつが、そのモニタだね。』
「了解。」
かおるは、自分が触れているモニタの後ろに、その鍵穴がないか探す。
「お? これか?」
そのモニタの後ろには、それらしき穴があった。そこに、鍵を挿そうとしたが、かおるは途中で思いとどまる。
「これって、もう鍵を挿してもいいやつかな?」
もしかしたら、まだ挿さないほうがいいかもしれない。
『別にかまわないよ。鍵を挿すと、モニタに電源が入ると思う。』
「オーケー」
かおるは、鍵を鍵穴に挿しこむ。すると、良太郎の言った通りモニタに電源が入った。
薄暗い部屋に、モニタのブルーライトが光輝く。
かおるは、モニタの後ろから、光輝く正面に回りこむ。その明るさにかおるは目を細める。
そこには、何種類かの波形が波打っていた。
その波形は振幅、周期などがばらばらであり、色も違う5種類の波形である。
『電源が入った?』
「入った。」
『じゃあ、波形が多分いくつか映っていると思うから、それを、適当にダイヤルを回して、すべて一緒の波形にするんだ。』
「了解。」
かおるは、適当にいくつかのダイアルを回す。それで、どれがどの波形に対応しているのか確認した。
それから、すべての波形がそろうように先ほど得た情報からダイアルを回す。
何回かの試行のすえ、かおるは5種類の波形を一つにそろえた。
「そろえたぞ。」
『よし、それじゃ、手術室の奥にあるドアを開けて、その中にそのモニタごと入ってくれるかな。』
「これはケーブルとかは外れてもいいのか?」
『かまわないよ。そのモニタの電源は別に電力から取っているわけじゃないからね。』
かおるは、ケーブルが繋がっている部分をじゃまなので、まず抜く。それから、モニタを持って、入ってきた入り口とは反対方向にある別の扉に向かって歩いていく。
先ほどと同様に、扉の横には、開く、閉めるのボタンがあり、開くのほうを押して、扉が開く。
かおるがモニタを持って中に入りあたりを見渡すと、そこは手術室よりも一層、暗く、空気がよどんでいる印象を受けた。それを今、モニタの明かりが照らしている状況である。
かおるが入ると、ドアは自然と閉まる。
「入ったぞ。」
『よし、なら作戦開始だ。』
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俺は宮内家の分家筋にあたる竹市家の人間であり。警察の中でもSPに所属していて、そのSPの中でも特殊犯罪、ようは、異能力者からの警護を生業としている部隊に配属されいている。いわゆる警護のプロといっても過言ではない。
その俺は、現在、宮内家が所持している氏宮病院の特別棟の玄関にて、お嬢様のご友人の警護に当たっている。
といっても、今は、一般病棟にて進入が確認されいている賊が罠にかかり、そいつが転移魔法を使って、玄関の前に転移してくるのを、今か今かと待っているところだ。
俺の周りには今、総勢三十にもなる上級異能力者がいる。しかも、やつが転移してくるであろう場所には、かなりの数の拘束魔法や、特殊能力による罠が仕掛けられており、俺が思うに、ここに転移してきた時点で終わりだ。
しかし、相手はあの近衛部隊を退けた人間である可能性が高いので、油断はできない。といっても、近衛部隊には、俺がいなかったので、あいつらがやられたといっても、宮内家所有の最強部隊がやられてというわけではない。
中には近衛部隊が最強だという人間もいるにはいるが、それは、俺たち竹市家が、警護しかしないからであり、もし俺たちが警護ではなく。攻撃をすつ側に回ったとしたなら、近衛部隊など屁みたいなものだ。
だから、俺は気持ち的には余裕である。少しは骨のあつやつであれば俺も楽しめるな! ぐらいにしか思っていない。そもそも、いくらお嬢様のご友人だからって、特別棟を使用すること自体、俺には反対だった。こんな要塞ではなく。竹市家が護衛したほうが確実であるのに・・・・。
「お! 魔方陣が反応し始めたぞ!」
誰かが大きな声で第一声を発した。みながそれにより視線を魔方陣のほうに向ける。俺も向ける。
(なんだ? あれは・・・。黒い炎?)
その魔方陣には一柱の黒炎が立ち上がっていた。
それが音を立てて、あらゆる術を解いていくのが俺にはわかった。
俺は人生で初めて、敵の侵入をこのとき許すことになる。この俺が・・・・。
「なんでも、もうそろそろ、作者もゆっくりできるようになるらしいよ。」
「マジか! なら、どんどん更新できるな!」
「それはご勘弁を、このペースでお願いします。」
土下座する作者




