2/2
Case.1 最初の申請者
【安楽死課 業務日誌】
■ 担当:職員G
■ 対象:申請者(60歳・男性・元サラリーマン)
私の初めての申請者は、定年退職したばかりの元サラリーマンの男性でした。
その男性は律儀に終活を終わらせてからやってきました。
家族にも話は通してあるそうです。
確認書類をめくると、口座残高は30万円。規定である一万円以上を十分にクリアしていました。
彼に口座と貴重品を返し、安楽死施設へと案内。
24時間の待機時間の後、安楽死処置完了。
【待機施設に関する規程・メモ】
・安楽死施設へ案内された者は、24時間専用の部屋で待機しなければならない。
・部屋はホテルのような一室で、ベッドとトイレがある。ただしシャワーや風呂はない。
・食事は禁止。水のみ摂取可能。鍵なし。
・24時間部屋から出なければ安楽死へと移行。部屋から出たら年金受給へと移行する。
・24時間滞在させる目的は、本人に本当の安楽死の意思があるかの確認と、提出書類の信憑性を確かめるためである。




