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Case.1 最初の申請者

【安楽死課 業務日誌】


■ 担当:職員G

■ 対象:申請者(60歳・男性・元サラリーマン)


私の初めての申請者は、定年退職したばかりの元サラリーマンの男性でした。

その男性は律儀に終活を終わらせてからやってきました。

家族にも話は通してあるそうです。


確認書類をめくると、口座残高は30万円。規定である一万円以上を十分にクリアしていました。

彼に口座と貴重品を返し、安楽死施設へと案内。

24時間の待機時間の後、安楽死処置完了。


【待機施設に関する規程・メモ】

・安楽死施設へ案内された者は、24時間専用の部屋で待機しなければならない。

・部屋はホテルのような一室で、ベッドとトイレがある。ただしシャワーや風呂はない。

・食事は禁止。水のみ摂取可能。鍵なし。

・24時間部屋から出なければ安楽死へと移行。部屋から出たら年金受給へと移行する。

・24時間滞在させる目的は、本人に本当の安楽死の意思があるかの確認と、提出書類の信憑性を確かめるためである。

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