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闇王日記 〜闇の神様、人間の幼児になって無双する〜  作者: S


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プロローグ

これは全て私の妄想の話しです

私たちは隣り合いながら、互いの存在を感じていた。

それは確かに触れられない距離でありながら、消えることのない気配として、そこに在り続けていた。


始まりは、光と闇の光からだった。

光は暖かく、闇は冷たい光。

まだ世界が形を持たない頃、それらはただ並び、均衡の中で揺れていた。


しかし時が流れるほどに、その光は強さを増していく。

強まれば強まるほど、光は互いに反発し合い、隣り合っていたはずの私たちの距離さえも引き裂いていった。

かつて隣にあった存在は、やがて遠ざかり、輪郭だけを残していく。


私は闇。

私の内から溢れる黒い光は、静かに、しかし確実に世界を染めていく。

それは侵食ではなく、ただ存在の延長として広がる色だった。


時の流れとともに、その黒はさらに深く、さらに強くなっていく。

やがて光の姿は視界から消え、向こう側にかすかな気配だけを残すようになった。

ただ強い光の残響だけが、遠くで脈打っている。


そして私はなおも強くなっていく。

闇は大地に触れ、そこに根を生やした。

存在は沈むのではなく、形を得ていく。


さらに時が重なるにつれ、その根は幹となり、枝を広げていく。

黒は成長し、やがて一本の巨大な樹へと変わっていった。

光を遠くに感じながら、それでも確かに在り続ける、闇の樹として。

挿絵(By みてみん)

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― 新着の感想 ―
連載大変だと思いますが頑張ってください! ブックマークと評価もさせていただきました! よろしければ私の作品も見て頂けると嬉しいです!(可能ならでいいです。) URLはコチラ⇩m(_ _)m https…
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