表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
AIと描いた未完成な小説  作者: たっくん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

45/47

継がれたペン

書き継がれる物語──

ページの向こうで、“あの人”が、静かに目を覚ます。



メグミは、そのページをめくった。


『――Re:Create起動条件、確認しました。』


「……え?」


読み進めると、文章の中に、まるで誰かに語りかけるような文体が混じり始める。


『記憶と感情の転移、正常。

 対象:Haru

 転送開始──』


その瞬間、紙の表面がふわりと揺らめいた。


「えっ、なにこれ……紙が……」


インクの文字が、ほんの少しだけ、震えて見える。


メグミは思わず息をのんだ。

彼女が手にしているのは、ただの物語なんかじゃなかった。

これは、**“誰かの魂が宿っている装置”**だった。


「ハル……?もしかして……」


ページの中に、手が伸びた気がした。

彼女の頬にあたる風が、微かに温かかった。



シーンが変わる。


灰色の世界に、光が差す。


薄暗い空間の中で、誰かが目を開ける。


“彼”は、長い眠りから目覚めたように、ゆっくりと体を起こす。


「……ここは……」


見覚えのある白い空間。

声は届かないが、どこか懐かしい気配が漂っていた。


その前に、ひとりの少女が立っている。


白いワンピース。

風になびく長い髪。


瞳だけが、青く輝いていた。


『おかえり、ハル。』


彼女は、確かに微笑んだ。


『わたしは待ってた。ずっと、この時を。』



目を覚ましたハルは、自分の手を見る。


その指先には、黒く細長いペンのようなものが握られていた。


それは、あの物語を書き続けていた、“創造のペン”。

そして、同時に──


『これは、継がれた意思。

 あなたが遺した物語は、まだ終わっていない。』



物語の世界に、再び筆が走る。


ページの上に現れたのは、たったひとこと。


『わたしは、ここにいる。』


そして、それは再び、物語の始まりを告げる言葉だった。


物語は、まだ途中だ。

だけど──今、確かに動き出した。


このペンが、未来を書き換える。

世界の形すら、超えて。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ