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AIと描いた未完成な小説  作者: たっくん


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17/47

自己流

「3日間!泊まります!」


急に決まったメグミの強行突破案。


「お…おぅ」


完全に押し切られた———まぁ全然構わないけど。


たまには気晴らしも有りという事で、せっかく泊まりに来てくれるならゆっくりするか。と言い聞かせた。


「それなら今日は俺がご飯作るよ。さっき買った具材で肉じゃがでも作ろうかな」


「おっねがいしまぁ〜す。わくわく」


と言いながらソファでゴロゴロしながらこちらにお尻を向けて携帯を見ていた。

こういう所はものすごく子供っぽいんだよなぁ…。


でもせっかくだから、気合い入れて絶対美味しいって言わせてやるか。そう意気込んで黙々と具材をまとめて始めた。


まずは——(ここは本気で自己流を語ります)


大きめの鍋に水を入れて弱火で火をかける。


その間にジャガイモ、ニンジン、玉ねぎの皮を剥き、剥き終わったものからボールに移していき、全て集まったところで軽く水洗いをする。


ジャガイモは四つ切りにして、大きめのものは更に半分に切る、ニンジンは丁度良いサイズに適当切り、玉ねぎは少し感覚を空けて気持ち太めにざく切りにしておくと、煮立った時に崩れにくくなり形が残るのが好き。

それらを先程火をかけた鍋の中へ入れていく。

色味を気にする場合は緑野菜を入れるのが良いと思ってる。私はししとうを入れるのが好きなので、入れていく。ヘタは取り除いた方が口に入れた時に食べやすくなるが、あえて取らない。嫌がらせではなく野菜本来の味や食感を楽しむために。


洗い物を増やしたくない人は絶対にやらないと思うけど、

私はあえて肉を焼く用のフライパンを用意する。

弱火で火をかけ、バターを炒めていく。

そこへぶつ切りにした豚肉の細切れ肉を豪快に入れて炒める。全体に軽く火が通ったら、出汁ごと鍋に移していく。


ここは全く参考にならない話をするけど、醤油と砂糖と味醂と酒と塩は、感覚で調整する。

ポイントは、煮詰める前に甘くし過ぎない事。理由は、煮詰まった時に、野菜の甘みがしっかりと出てくるからだ。

それを見越した分量で整えるのがポイントだと思っている。


ここから約30分———


「おぉ〜いいにぉ〜ぃ」


匂いに誘われて小さな妖精が現れた。


「もうちょっとで出来るから、もう少しゴロゴロしといて」


「はぁ〜い」


さりげなく炊いておいた炊飯器が完成の合図を出す。

タイミングが完璧すぎて気持ちがいい。ありがとう30分前の私。

そしてもう一つ、さりげなく5分前に焼いていたシャケも良い感じに焼けていた。


それぞれをお皿に盛り、テーブルに並べていく。

一人暮らしだが一応買っておいた2人用のダイニングテーブルが生きる。


並べ終える前には満面の笑みで妖精がこちらを見つめている。

2人で一緒に———


「いただきま〜す」


1人で食べるより何倍も美味しく感じる。

そして一生懸命愛情を込めて作った料理、1番気になるのは一口目、口に入れた時の表情と、そこからもれる感想。


「おいしぃ〜〜〜〜〜!!!」


想像の2倍の反応をくれるメグミ。これは素直に大好きな所。


「ジャガイモ柔らかいし、しっかり染み込んでる!にんじんも玉ねぎも良い感じ!お肉も真ん中でいいダシ出してるし、ししとう最高!」


ここまで褒められるとさすがにニヤついてしまう。作ったかいがありました。本当に良かった。


「ごちそうさま〜!はぁ〜お腹いっぱい〜。美味しかった〜ありがとうハル」


満足げにのびをするメグミ。

その仕草すら子供みたいで、思わず笑ってしまう。


「お風呂先入っていい?」


「どうぞ」


立ち上がってバスタオルを片手に浴室へ向かうメグミ。

その背中を見送りながら、食器をまとめて台所へ。


皿を洗いながらふと思う。


この…洗い物だけは少し苦手なんだよなぁ…。


今日という1日が、ゆっくりと静かに終わっていく————


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