Lastepisode~抗争準備~
Lastepisode「抗争準備」
とある日の事。とある暴力団の組では抗争の準備をしていた。
少し年配の組長が組員を集めており
組長「いいか。古岡組を襲撃するが。みんなチャカは持ったか?」
ほとんどの組員が拳銃を取り出したが、とある1人は拳銃を取り出さなかった。
組長「おい、マサシどうした?」
男性「いや、実は少し怖くて」
この組員は最近入ったばかりで、まだ新人にも満たない男だった。
組長は少し微笑み
組長「まぁそうだろうな。まだ入ったばかりだしな」
組員は怯えた顔で
男性「すいません」
組長は笑いながら
組長「謝んなくていいんだよ。でもなマサシ。これはこの組の命がかかってるんだ。命を粗末にできないだろ」
最後付近は重めな顔で言った。
組員は納得した顔で頷いた。
組長「よし、俺も拳銃を持ったと。あっあとなマサシ」
男性「はい?」
組長「ちょっと確かめたいことがあってな」
一気に他の組員たちが男性に集まる。
男性「なんですか?」
組長「俺が、前に警視庁に行ったときに。お前いたよな?」
男性が思い出した顔をして、先ほどから黙っていた若頭が
若頭「マサシ。どういうことだ?」
圧力めに言ったため、組長が笑顔で
組長「まぁまぁ。良いんだよ別に」
若頭「え?」
組長が男性を見て
組長「もしかしてマル暴か?」
男性が少し慌てながら
男性「あっいや」
組長「それだったらいいんだ。マル暴だったら金さえ渡せば、全てを無かったことにしてくれるしな」
男性「ち、違うんです」
組長「違うか。あっそれとも公安か?」
男性が慌てながら
男性「あっいや」
組長が笑顔で
組長「それでもいいんだよ。公安だったら隠蔽の天才だからな。何かあったら隠してくれる」
男性「違うんです」
組長は少し悩みながら
組長「じゃあ誰なんだ?」
男性「け、警視総監です」
組長ら「はぁ?!」
若頭が少しキレ気味に
若頭「なんで警視総監と会ってるんだよ」
男性「いや、実は俺の父親、公安部長なんです」
組長ら「え?」
少し引き気味になる組長ら。
組長「よく、この組に入って殴られなかったな」
男性「えぇ、縁を切られました」
組長は真顔で
組長「だろうな」
若頭が何かを感じたのか、少し威圧的に
若頭「もしかしてお前。この抗争のこと言ってないだろうな」
男性が真顔で
男性「言いました」
組長ら「はぁ?!」
男性はずっと真顔のままだ。
若頭は呆れて何も言えずにいて、組長は少し慌てながら
組長「バカかお前。警視総監は完全なる正義で敵だぞ。来るじゃねぇか警察が」
すると窓の向こうから、パトカーのサイレンがたくさん聞こえてきた。
組長は半分泣きそうになりながら
組長「ほら。来ちゃったじゃねぇか」
しばらくして刑事たちが入ってきて、組長の前に座り
刑事「ちょっと署まで来てもらおうか」
そのまま組長は連れていかれた。
男性が真顔でいると、若頭が物凄い剣幕で
若頭「おいてめぇ。どうしてくれるんだこの野郎」
すると警察官の一人が男性に
警察官「あっお疲れ様です」
と敬礼をした。男性も敬礼で返す。
若頭らが戸惑ってる中
男性「あっ自分、公安の刑事です」
若頭「は?」
男性「あんまりいうと、ブタ箱ぶち込みますよ」
他の組員らは黙って下を俯いていて
若頭「すいません」
男性らはその場を後にしていく。
若頭は組員らにキレ気味に
若頭「お前らも刑事か?」
~終~




