episode29~告白~
episode29「告白」
とある日の事。男子高校生と女子高校生が学校の屋上で2人きりで話をしていた。
男子は急に呼び出されたため、何のことが分からずにいて
男子「何?急に呼び出して」
女子「私がここに呼び出すってわかるでしょ」
すぐに男子は言っている意味が理解できたが、その場では言わず
男子「え?わからないな」
女子が少し不機嫌になりながらも
女子「私ね。ずっと好きだったんだ。それでわかるでしょ?」
男子「あーな。でも俺他に好きな人いるからな」
女子「え?」
男子「だから、答えはNOだ。悪いな」
そのまま屋上を後にしようとする男子。
すると女子が少し声色を変えて
女子「へぇ~いいんだ」
男子が振り返り
男子「な、なんだよ」
女子「このこと言いふらしてもいいんだよ。私が必死に頼んだのに、好きな人がいるからということで断られたって」
このことは言いふらしたくない。高校というのは残酷な場所であり、こんなことが明るみに出ると色々と面倒だ。そう思い
男子「それは違うんじゃないのか」
女子「私が一言言ったら、どうなるんだろうね」
女子の不気味な笑顔を見せた。こいつは本気だ。そう思ったがとあることを思いつき
男子「そういうことか。君はそういうことするんだ」
女子「え?」
男子「じゃあ俺も言っちゃうよ?」
女子「は?何を」
女子は何のことか一切分からなかった。
男子も不気味な笑顔をして
男子「君の親って銀行員だったっけ?」
女子「そうだけど」
男子「いくらぐらい横領したの?」
女子が悩み始めて
女子「確か2千万ぐらいって、なんで知ってるの?!」
男子が不気味な笑顔をしたまま
男子「俺知ってるんだよな。このまま帰り際警察署行こうかな」
すると女子が突然甘えた声になり
女子「ねぇ、言わないでお・ね・が・い」
男子「じゃあどうする。俺のこと言う?」
女子が笑顔になり
女子「言わないに決まってるじゃないですか」
男子「じゃあね」
男子がそのまま屋上を後にする。
残された女子は
女子「あいつ何で知ってるの。幼馴染でもないのに。でも幼馴染でも言わない」
~終~




