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柿崎零華のコント新作集 season3  作者: 柿崎零華
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episode25~予算委員会~

episode25「予算委員会」

とある日の事。国会議事堂で予算委員会が行われており、総理大臣や内閣官房長官などの姿があった。

正面から見て左が野党の席。右が与党の席となっていた。

今回の委員会の内容は総理大臣の「代表選挙不正疑惑」についてだった。

まず議長からの一言で委員会が始まり


議長「それではまず、質問者小城正彦君」


野党第一党代表の小城正彦が立ち上がり、質問台に立った。


代表「えぇ、渡瀬総理にお聞きします。先日の代表選挙で渡瀬総理は見事勝利し、今その場に座っております。しかし、総理は投票日直前に、有権者10人に総額1億円を支払い、自分が当選出来るように仕向けました。それは明らかな選挙法違反です。それどこか、その金額の半分以上は政治資金で払われていたこともわかってます。これははっきり言って酷すぎます。えぇ総理にお聞きします。これは全て事実なんでしょうか」


小城が椅子に戻り


議長「渡瀬内閣総理大臣」


総理が立ち上がり、台上に立つ。


総理「えぇ、その件につきましては、回答を控えさせていただきます」


場がざわついたが、何食わぬ顔で席に戻る。

すぐさま代表が手を挙げて


議長「小城正彦君」


立ち上がり、質問台に向かい。


代表「総理。それはないですよ。したかしていかを聞いてるだけなんですよ。それで何もかも通ると思いなんですか、どうなんですか」


少しキレ気味に言い戻る代表。

一方総理の方は隣にいた官房長官から


長官「総理。今の答えはちょっと」


総理「ダメか?」


長官「不利になりますよ」


その言葉の重みを知った総理は何かを決意し、手を挙げて


議長「渡瀬内閣総理大臣」


すぐに台上に立ち。


総理「えぇ、えぇその件に関してましては、完全に記憶にございません」


野党席からヤジが飛び出したが、すぐに席に戻る。

官房長官は明らかに呆れた顔をしていた。総理はそれを見て小声で


総理「どうした?」


長官「ダメですよ。もうここまでばれてるんですから。それは通じませんよ」


その間に代表が質問台にて怒りながら


代表「総理。まだその言葉を使うんですか?その言葉はもう今の時代は無意味なんですよ」


そう言い席に戻る。

まだ総理は官房長官と話をしている。


総理「どうすればいい」


長官「そうですね。なんとかとぼけてください」


総理「とぼければいいんだな?」


官房長官が頷く。総理も自身を持ち手を挙げた。


議長「渡瀬内閣総理大臣」


総理が台上に立ち


総理「えぇ、ではお話させていただきます。選挙に出た覚えもありません」


代表「は?」


周りが一気にざわついた。官房長官も目を見開いた。

代表は椅子に座りながら


代表「それはどういうことですか!」


総理「だから、選挙も出てないし、なんか金渡されて総理になったんです。それだけです」


代表「それって大問題じゃないですか!」


総理「え?そうなの?」


総理はでたらめを言ったつもりが、後に引けないのに気づき


総理「冗談よ。冗談冗談」


代表が席から立ちあがり


代表「冗談で済む話ですか」


場がざわついており、「やめろ」「ふざけてるのか」などのヤジが飛び出しており


議長「静粛に」


議長が言うが、誰も静かにしない。

総理もしびれを切らし


総理「じゃあてめぇらが総理やって見ろよ」


代表「なんだその言い草は」


場が騒いでるのが続き、委員会が強制終了した。




~終~

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