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あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~  作者: 深楽朱夜
第011部 イレギュラー過ぎる召喚は神々も知らない内に/500年の孤独と独夜と独りと到達に至る導 回顧録

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第021話 青い葡萄

「ごめんね、外神君食べ過ぎてしまったね。すごく美味しかったよ」

「外神さん、ごめんカニもウニとかも色々出して貰って」

「もてなすのはこちらなのに…」

「でもおいしかったです!カニとかもう…あんなに大きいの初めてですね」

バーベキューが終盤に差し掛かります千歳、詠斗、綴、率が外神に礼を伝え、晴海がアイスを振る舞っているので更に外神が鉄板を綺麗に浄化魔法を掛けて綺麗にしてカットした果物を焼いていく。

「美味しかったなら良かったです、よければどうぞ。アイスに合うと思います」

「へぇ、焼いた果物?パイナップルぽいのとキウイみたいなのあんじゃん」

「あ、木も沢山ありがとう!面白いよね!1つの木に来果物とか野菜が色んな種類が成っているのは」

「あれは僕もすごいなーって思いました」

外神が焼けば懐記がつまみ詠斗と燈火も焼いた果物を貰って食べていると、メシュレラ達の所にいたゲーテがテクテク外神に向かって岩の腕を伸ばした。

【マスターマスター!抱っこして下さいだっこ】

【止めとけ】

「…はい、良いですよ」

【っきゃああはあ!つ、つめた!つめたい~】

外神がゲーテの身体を掬い上げればその手の冷たさにパタパタ足を動かし直ぐに降ろして貰います側にいた綴に駆け寄り抱き上げて貰う。

【あたたかい~】

【子供たちだってマスターに抱っこして貰わないだろ】

「本当だ外神さんの手は冷たいね」

「……貴方の手は暖かいですね」

「うん!かまくらの家貰っちゃった!ありがとうございます!イザラとイデアと一緒にコタツ入れたよ!」

ナビがゲーテに呆れアイスを配って戻った晴海が外神の手を握る、晴海の手の暖かさに外神が晴海と目を合わせる、晴海は外神の収納袋にあった氷のかまくらの家が気に入り貰ったようだ。

「冷たそうに見えますがあの家は自由に温度を変えられますし溶けませんから楽しんで下さい」

【マスター俺は青い葡萄食べてみたいです】

「はい、どうぞ」

『青い葡萄?』

「まさか蒼碧の果実ですか?」

詠斗達が声を揃えるラジカが尋ねれば外神の収納から瑞々しい一粒一粒が輝く蒼碧の巨峰が現れナビに手渡す、皆で食べればと山盛り出して振る舞う。

「酒もありますよ、商会やギルドの皆さんが好きで量はあまりありませんが。どうぞジュースは沢山ありますから」

青い瓶が2つ置かれ大瓶の方はジュースのようでグラスも出され外神がジュースを注いでいく、酒の方は飲みたい人ようにと置かれた。

「大きな葡萄!」

「いただきまーす!」

「美味しい!綺麗だしね」

「少し酸っぱいが大人の味でに合うな」

「ジュースもおいしいですね」

「酒もうまいな」

「きれいな色ですねー」

「気に入ったなら葡萄の木も贈ります、自家消費ばかりで広まらないので皆さんにも食べて欲しいですね」

晴海達が口々に褒めれば外神も無表情も快く葡萄の他、蒼いリンゴもどきも出してくれる。

「ええ、外神くんは良いの?何かお礼をしたいけど…家とか木とか色々貰ったし」

「いえ、僕は何かを作るのは嫌いではないのですが、誰かに消費して貰わないとずっと残ってしまうので…。お礼ならば消費してくれるのが一番有難いです…」

「それなら…じゃんじゃん使うよ!貰うし食べる」

「はい、お願いします」

そう言って皆が飲んで食べたりしている姿を眺めている、詠斗は遠い眼をしているなと思った。

本当に500年彼は《アタラクシア》にいたのだ、何をしどう過ごしどんな別れと出会いをし此処まで来たのか…聞いてみたいが応えてはくれるのだろうか…。

ゆっくりと賑やかに時間は過ぎていく、バーベキューの時間はやがて誰からともなく終わった…。


「外神っち風呂どうする?船と銭湯とかあるけど?」

「自分の家で入ります…家を出してもいいですか?」

今夜は舵もいて日本人全員テントで過ごす事にしていう事になり、懐記が聞けばそう返す。

テントの中は広いので外神が収納から家を出せば、長方形の黒い3階建程の高さの箱が現れる。

「……散らかっていますが入りますか?」

今いるのは詠斗達の他、千眼、千華、ラジカ、チグリス、ナイル、ジラがいて全員お邪魔する事にした。


「スリッパをどうぞ…」

黒い箱入れ口もないと思えば外神が近づけば勝手に入口が生まれ中に入れば広い玄関、収納空間から人数分のスリッパを出し並べるが全員目の前の光景に目が奪われる、植物…3階分吹き抜けの広いワンルームの部屋壁には蔦が絡み青い葡萄が実り紅い花が狂い咲く、中央には木が置かれ蔦が絡み様々な果実、花、野菜が実る。

「はぁ…すごい」

「食べていい…?」

「どうぞ、自由に取って下さい。こちらへどうぞ飲み物を出します」

奥にはバーカウンターがあり棚には多種多少な瓶が並ぶ、清涼な植物の匂いが広がった。

「酒とジュース、お茶、果実水…色々ありますが」

「じゃ、アンタのおススメで」

「分かりました用意しますので自由に過ごして下さい…」

「探検してもいい?」

「特に入ってちゃダメな所はありますか?」

「とくには…奥のベッドがある所には現在任務中の方たちの映像と、僕達が支援している孤児院の映像が映っています。会話が出来るので興味があれば」

「僕も行きます」

ジラがお任せを頼み、詠斗、チグリス、ナイル、舵は果実や野菜を収穫し晴海、率、綴はベッドの方へ向かいラジカは咲いている花を千歳と眺めている。

「後ろの缶は茶葉か…?」

「はい、色々ブレンドしています。どうぞ香りを…」

千眼が酒の隣の棚に並ぶ丸い缶に興味を示し、湯を沸かしながら外神が缶を開けて千眼と千華に次々渡していく。

「良ければ軽くどうぞ…」

カウンターの下からドライフルーツとナッツ、干し肉に棚の瓶からは蜂蜜漬けの木の実も出して振る舞う。

「まずこちらは蒼いリンゴの酒とジュースです、こちらは黄金の葡萄の酒ですね。少し前に作った物で軽い口当たりです、こちらは果物の皮をふんだんに使った果実水、こちらは野菜ジュースですね」

グラスに次々試飲様なサイズで注がれ、皆で味見をしていく…どれも美味しい。

「この野菜ジュース美味しいわ、作り方教えて。明日」

「分かりました、野菜チップスもどうです?」

「お、これは子供達にもいいな!]

「じゃ、作り方明日教えて」

「はい、お茶をどうぞ。幾つか淹れてみました」

「香りも良いですね」

「うまい…」

「新しい茶葉も作りたいので良ければ全て貰ってくれませんか?」

「……お前は欲がないのか?」

「ありますよ…」

「うわ、千眼さんが困っているの初めて見た!いただきまーす!うま」

戻った詠斗が溜息を吐く千眼に目を丸くする、千眼がなんとも言えない表情でカルナラー石に魔力を込めて魔鉄にしついでに千華にも作らせ外神に渡した。

「……ありがとうございます…滝でも造ります」

「何処に?」

「この中に…」

『………』

「マイナスイオンかな?公園にも造ろうか」

外神がまじまじと見つめ無表情で滝と言い大河が何処に造るんだと尋ねれば家の中と答え、戻った千歳がニコリと笑う。

「以前父上が2本だけ蒼碧の海を2本何処からか入手してきたんです、貴方からだったんですね」

「以前依頼を受けた時に贈った物です…あの時はまだ葡萄を作ったばかりで…1本は息子さんともう1本は友人たちといつか飲むといっていました…」

「そうですか」

「みんなとおしゃべりしてたら遅くなりましたー」

「楽しかったよ」

「そうですか、ではこれを」

収納から銃を2丁出し晴海と率に渡す、2人は首を傾げた。

「この銃は転移や収納簡単な魔法が組み込まれています、後で魔神皇…グローリーさんにも渡しますが映像の方達と会話出来ますからどうぞ」

「ええ、こんなすごいの良いのかな…」

「貰って良いんですか?」

「どうぞ、沢山ありますから」

『……』

「率さん、晴海さん貰っておいて良いと思いますよ。この方《ゼロ商会》と裏ギルドの支配人ならばこの世界で一番の富豪ですよ」

「そうですね、お金はあります。いらないのですが……色々な過程で入ってきます」

「ありがとう…?」

「なら、遠慮なく」

晴海と率が困っていればラジカが後押ししてくれ、貰う事にするがこの世界一のお金持ち…想像がつかないが否定しない所をみれば本当なのだろう…。

「もし嫌でなければお風呂入っていきませんか?色々入浴剤を作っているんですが、いつも同じ物を使ってばかりなので、シャンプーなどもいくつかありますし」

「なら入るわ」

「そうだね、いただこうかな」

酒とお茶とお菓子も食べ終わり、外神が風呂をと勧めてくれるので全員で入る事にした…。


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