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あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~  作者: 深楽朱夜
第020部 みんなで楽しむのが祭りです/邪神と鬼人は舞い狂い

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第092話 festival:53≠父よ子よ子らに祝福を20

第091話 festival:52≠父よ子よ子らに祝福を20

「貴様が魔神皇か、初めまして。貴様は《悪夢の花》に似ているな、私は最上位魔人コーデルリング・ノールデルメールだ。こちらの目的は理解しているだろう?私は長話しは好きではない、渡して貰おうか。魔神の赤子を孕む下位の魔人を」

空を裂き現れたのは6名の魔人、中央に立ちグローリーを見下ろすのはコーデルリングと名乗る最上位の魔人の少年と前と出るグローリーの視線が合う。

「渡さない、ニスムを放して」

「グローリーさん!僕のことは……」

コーデルリングの後ろに控えるジキニの腕の中にいるニスムがグローリーに向って言葉を投げようとすればジキニに口を塞がれる、メシュレラ達もニスムとそして……。

「わーすごい美少年ー」

「ほんとーメシュちゃんと並んで欲しいです」

イマイチ緊張感の無いニルの側に有る大きな黒い鳥籠の中にいる舵と燈火がコーデルリングの美少年な容姿の惚れ惚れしている、それを崇幸と急ぎ駆け付けた千歳と大河がちょっと困ってしまう。

「おーい、舵、燈火君!無事だな!転移は?」

「できませんー」

「空間干渉しているからその中で転移は出来ない、攻撃も内側から無理。大人しくして?」

「わ、君も美少年!」

「舵ちゃん、みんなカッコ可愛い!」

「……えーと、舵さん燈火さん話しをしてもいいかな?」

「私は魔王と話すつもりはない、救世主と下位の魔人と引き換えにアドゥリス・ウォルオンの伴侶を渡せ」

鳥籠の中の舵と燈火は何も出来ないと告げニルが傍らで静かにしててと言う、燈火と舵はイザラ達とはまた違うタイプの美少年達に興奮しつつ大人しく周囲を伺う。

千歳がグローリーの隣に並び、話しをと言うがコーデルリングは冷ややかな視線を向けている。

「こちらの話しを聞いて貰えないないのなら先に言わせてもらうよ、渡さない。君たちがどんな手を使おうとも渡さない。ニスム君、舵さん、燈火さん、少し我慢をしていて欲しい。ごめんね、綴さん力を借ります。縛鎖魔法発動」

「序列第4位渦喰の魔王、序列第7位暴樂魔王、上位ではない上に第1位の魔王の弱体化により貴様達は我々よりも弱い。異界の魔法これもまた本来の力を発揮出来ていない、ソーレラース」

「うん」

千歳が懐から札を取り出し綴の魔法を発動させ、コーデルリング達のいる周囲の空間から無数の鎖を出現させ囲むがソルがナイフを持った手を広げ空間を裂き鎖全てを空間に消す。

「次はどんな手を打つ?魔王」

「待って、コーデルリング…俺じゃダメなのは分ってる…でも俺はみんなのお父さんでいたい…魔神皇で在りたい」

「私は貴様の全てを否定する、存在を赦さん。だが《金眼の狂華》貴様は美しいな、貴様が魔神皇では無くただの下位の魔人であれば最上位どもはお前を求め狂い戦争を起こし大陸の1つや2つ滅んでいただろうな」

少年の姿をした最上位の魔人、グローリーが金と黒の瞳でその姿を写しコーデルリングはその美しさに冷淡だった。

「コーデルリング殿、私はヴィッセ・ヴォーグナードと申します。私はグローリー様を魔神皇として認めます」

「同じくカリュシュ・ビソデー・ウォンカです。私も父上を魔神皇として認めています。どうか我々と話しをして欲しいのです。ニスムさんと燈火さん、舵さんを解放して下さい」

控えていたヴィッセとカリュシュも前に立つ、2名が分るのはコーデルリング達の方が同じ最上位でも格が上であり強者である。

「愚かな、愚か者ども。そこにいる《悪夢の花》と《哭解》から産まれた世にもおぞましき美しい下位の魔人が魔神皇であると認めるなど」

「父さんは魔神皇だ」

「てめ、えらそうにこっちを見下しやがっていい加減にしろ!」

コーデルリングがヴィッセ達を侮蔑する、いい加減グローリーを侮辱するなとイザラとイデアが剣で挑む……だが……。

「第3世代の長兄か、筋は良い。貴様もな、だが私には及ばない。貴様たちが弱いのは貴様らの父が出来損ないだからだ」

「父さんを侮辱するな!」

イザラとイデアの剣はコーデルリングに触れる寸前で空間が歪み攻撃を塞がれる、イザラは激昂し宙で足を振り自身よりも小さいコーデルリングの胴に容赦なく蹴りを入れたが空間が歪みすり抜けてしまう。

「お前達離れていろ」

「最上位最強の魔人、メシュレラ・ネバイデン・ジュピトナーか」

イザラ達の攻撃が通らない、地上からメシュレラが銃を構えコーデルリングはそれを見下ろす、外見だけならば同じ世代の少年同士だが……。

「確かに最強だ、だが、経験の差で貴様は私に敗北する」

「あぐっ!」

「お兄ちゃんっ」

コーデルリングが手を振ればラビがきらりと光る針の様な物をメシュレラの首に投擲し、メシュレラが銃を落としてしまった。

「魔人に効く痺れる毒だ、どうだ?私も使ってみたが数時間動きが鈍くなった。貴様の痺れが解ける頃には全て終わっているだろう、ラビリンド」

「はい」

メシュレラが片膝を付く、コーデルリングがラビに命じラビがヴィッセとカリュシュに針を放つ…がそれを剣で薙ぎ払う。

「エージェ殿」

「ありがとうございます」

「うん、メシュレラを下げて」

「勇者か勇ましい事だな、そしてそれは無謀と言う」

「分かってる、でもグローリーさんは守る」

エージェが剣を構え直しイデアがメシュレラを抱えて下がる、コーデルリングは目を細めた。

「私は弱者を甚振る嗜好は持ち合わせていない、そして目的がある。貴様が攻撃するのであればこの下位の首を刎ね、魔王と救世主の首も刎ねる。死なずともお優しい貴様らだ、なあ、私の時をこれ以上奪うな」

エージェとイザラを筆頭に他の面々も剣を構え、いつでも魔法を放つ準備はある、しかし人質がいる以上次の一手が踏み出せない。

「んぐ、構いません!僕も魔人です!だから渡さないで!くっ!」

『ニスムちゃん!』

「下位如きが囀るな、最上位の御前だ。虫唾が奔る」

「なんてことを!」

「酷い!」

ジキニの口から逃れ声を張りニスムが覚悟を決めた瞬間、何かがニスムの右足を斬り落とし地面に足が落下し、コーデルリングが怒りと憎悪と怒りを滲ませた声を出し、舵と燈火が悲鳴を上げた……。


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