第五章 最終話 そして、続く日常
夜明けが近かった……どこそこで、チカラのない魔物から姿を消し始めている
「じゃあ、姉さん!お疲れ様でした!」
「また……ご用の時は、駆けつけますんで!」
オーク兄弟は、笑顔で挨拶している
「うん……また、その時はよろしくね♪」
「金さん・銀さん兄弟!」
エリカは、微笑んで挨拶を返した
「ええっ……金さん・銀さんって……」
なにか言いかけたようだったが……その言葉と、ともにその姿も消えた……
「ふふっ……最後まで、騒がしいヤツらだった♪」
『なんか……ちょっと、不憫な感じもするな?……』
セレグが答えた
「そう?!」
エリカは、反応が薄かった
「じゃあ……私も、帰りますね!」
「黙って出てきたので……」
と、微笑むサマエル
「ええ〜〜っ……??)
(きっと……誰かが苦労してるわね?)と、エリカは思った。
こうして……エリカと安祐美だけがその場に残った
そして、なんか騒ぎになるだろうから……2人は、早めに退散した……
後には、遠くから聞こえるサイレンの音と……焼け跡の別荘だけが残されていた
――そしてまた、時間になれば……エリカのカオス室には、いつものメンバーがやってくる……
「あなた……今度こそは、本当に変でしょ?」
「なぜ……何事もなかったように、ここにこれるワケ?」
エリカが、叫んでいる相手は……もちろん、バルサであった
「えっ……なぜって、ここは病院だし、私は医師だからじゃないでしょうか?……」
「それよりもなのだ……早く、我の弁護をするのだ!」
「我は、被害者なのだ!」
と、ただ騒ぐだけのセル
エリカは、少しめまいがした……そして振り返ると
安祐美が、パルミアと何か話しこんでいた
「まったく……なんで、いつもこんななの?」
「私って、普通の病人なのに……」
「あっ……病人じゃないのか?」
「まっ……いいか?」
で、エリカは……いつもの、あきらめモードにはいった……
「でも……今日も、いい天気!」
伸びをして、とりあえず微笑んだ……窓の外は快晴だった。
――第一部、F I N――




