プロローグ編36/【義仁】&【和至】サイト0/10/【義仁】の現在の戦力
【義仁】は、【有限会社何でも屋】として【蕾】の依頼を受けた。
(【和至】は記録係なので依頼を受けていない)
敵は【日出星】の【似本】から見た海外の三大怪物の1つ【心能魔】で4大家の1つ【レガシー家】と思われる【ジャスパー・レガシー】と言う男。
現在、56の【異能】を得ているので、同時に眷属である【心能屍】を56体持っている可能性がある。
それに対して、【義仁】が行うのは、【地球屋のおっちゃん】の娘、【くあん】が持たせてくれた【御役得帳】を使ってのバトルだ。
実は、開いて見ると、既に【キャラクター・データ・ステッカー】が1枚貼られていた。
貼られていたのは【芦柄 吟侍】の【キャラクター・データ・ステッカー/レベル1】だ。
【レベル1】と言う事は少なくとも【レベル2】以上が存在していると言うことだろうが、とにかく、【ファーブラ・フィクタ神話】の主人公、【芦柄 吟侍】の力が使えるのはありがたい。
【レベル1】と言う事はラスボスである【クアンスティータ】が誕生する前の【吟侍】の力が使えると言うことだろう。
【クアンスティータ】と向き合う様になってからはフェイバリット・アビリティーである【答えの力】と言う答えを余所から持ってくる力を使う様になっているが、それ以前の彼も創作バトルを得意とし、様々な多彩な技を使っている。
その中でも特筆すべきは、2つ。
空間の歪みに【魔力の元】を隠してトラップを作る【エア・ポケット・マジック】と弱点の無い不死身の怪物を倒すのに弱点属性を作り出す事が出来るとされる【ウィークポイント・レシピ】の2つだ。
この【ウィークポイント・レシピ】で、不死身とされた【絶対者/九頭大蛇】を倒したと言う話は興奮したものだ。
未来から来た3人娘との3対1の連続バトルと双璧を為す、【ファーブラ・フィクタ神話/風の惑星ウェントス編】の序盤の見せ場となっている。
この2つが使えるだけでも【義仁】にとってはかなりありがたい。
【義仁】は、
(さすが【くあんちゃん】。
こっそり、【芦柄 吟侍】の【ステッカー】を貼っていてくれて助かるぜ)
と感謝していた。
もちろん、【日本屋のおっちゃん】が許可したから【くあん】が貼ったのだが、それについては気付いていない。
とりあえず、【エア・ポケット・マジック】と【ウィークポイント・レシピ】の2つで【ジャスパー】に挑む事になる。
言っちゃ何だが、【芦柄 吟侍】の力を僅かでも得られれば鬼に金棒だ。
【吟侍】は【ファーブラ・フィクタ神話】では、敵から何が飛び出すか解らないと恐れられていた。
今は、その力があるのだ。
【義仁】は、
「よっしゃぁ~、やるぞ、おらぁ~」
と気合いを入れた。
【和至】は、
「ようやく、見せ場を書けそうだな」
とつぶやいた。




