プロローグ編01/7人?全員主人公
「ぐえぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・」
「あはぁぁぁぁぁぁっ・・・気持ちいぃぃぃぃ・・・」
少年が少女に背後からスリーパーホールドをかけられている。
少女は両脚で彼の身体にがっしりからみつき放さない。
少年の名前は、【我白 義仁】。
少女の名前は、【鬼﨑 夢魅】と言う。
【義仁】は、
「は、放せ、バカ女」
と言うが、【夢魅】は、
「や~よ。私の大きなおっぱいが当たって気持ち良いでしょ。
私と貴方。
お互い身体の相性100%。
血も美味しかったし、汗も好みだった。
仲良くしましょうよぉ~はぁ~ん」
と言った。
今は大分、なおったが【夢魅】は【義仁】としゃべる時に【はぁ~ん】と言う癖があった。
他の者に対しては大して興味のない【ふぅ~ん】になる。
「だ、誰がお前なんかと・・・
俺は忘れねぇよ。
お前が俺の全てを殺した事。
ぜってぇ許せねぇ・・・」
「あぁ・・・あのいつまでも腐らない気持ちの悪い遺体の事?
あんなのどうでも良いじゃない。
あんな【ボクっ娘】の何処が良いんだか・・・
貴方は私の【ご馳走】。
味良し、匂い良しの文句なし。
貴方も私の匂いと味、好きでしょ。
お互い好みの身体だって事、解ってんだから」
「ふざけるな。
俺は、【舞桜 姫愛夢】を愛してたんだよぉ。
あいつも俺に懐いてた。
相思相愛だったんだ。
なのに【姫愛夕】を殺しやがって。
許せねぇ。
ぶっ殺してやる」
「そうそう。
私と貴方は愛し合い、殺し合う仲。
切っても切れない関係。
ずぶずぶなのよ。
あの小娘はもう居ない。
貴方は、私とくっつくしかないの。
はむっ」
「痛てっ・・・噛むんじゃねぇ、変態女が」
「貴方も私をハムハムして。
貴方を傷つけて良いのは私だけ。
私を傷つけても良いのは貴方だけ。
たっぷりしっぽり愛し合いましょう」
「憎み合いましょうの間違いだろうが。
ぶっ殺す」
「今の貴方じゃ私には勝てないわ。
ずっと負けてるじゃない。
全戦全敗、全部返り討ち。
今もこうして私に掴まっている。
それに私はお仕事で稼いだお金で貴方を買ったの。
貴方は私の奴隷。
逆らう事は許されないわ。
貴方は私のおもちゃでもある。
ねぇ~、このまま気持ち良いことしましょうよぉ~?」
「奴隷は無効になったっつたろうが。
だから、放れろっ」
と言うやりとりがあるのを少し距離を置いた所で2人の少年が見ている。
1人は、
「何なんだ、あれは?
下民が見苦しい・・・
私にあれを描けと申されるのですか?」
と言った。
もう1人は、
「そう言う選民意識はやめた方が良いぜ。
程度が知れる。
それに俺っちを描くより、あぁいう子達を描いた方が断然面白いと思うけどな。
元々色々持っていたり強かった奴が更に上を目指すより、何も持っていない奴が這い上がる方が100万倍面白い。
俺っちはそう、思うけどなぁ・・・」
と言った。
どういう事か?
【下民】と発言した少年は、【絶対権力者】の第24位家系にして13神の上位13位/【神超神】の加護を得ている【偉理族下座位】と言う大変身分の高い家系の跡取り息子、【妖太刀 和至】その人である。
【妖太刀家】/【偉理族】とは地球出身の人間では最高権力に値し、王族や貴族、皇族よりも権力が上であり、死ねと言えば死に、生き返れと命じれば生き返ると言う権限(消滅させて戻す権限はもっと上の権威の一族が持っている)を【神を超える神】/【神超神】より賜っている一族である。
もう1人の少年は、【和至】より更に高い身分の少年だった。
第13位家系にして13神の上位12位/【絶究神】の加護を得ている【神顕族下座位】と言う身分を持つ【鎮鳴 依神/神依】である。
【依神】は、うつけ若と呼ばれていた少年で馬鹿な事をしていると見られていた。
そして、【鎮鳴家】の家督を継ぐ権利を持ちながら、それを捨てて、ただの【神依】として生きることを選んだ。
それに感動した【和至】は、【依神】改め【神依】の自伝を作りたいと思ったのだが、【神依】は、自分のことよりも自分の事を【神依】と呼んで、恩を返すと言っている【義仁】の人生の方が面白いと言っていた。
【義仁】は、【神依】のポケットマネーで【夢魅】から【義仁】への【奴隷契約】を解消させた事に恩義を感じているのだ。
ちなみに【義仁】に執着していた【夢魅】が【奴隷契約】の解除を了承したのは、100の存在になれると言う【百花少女】の手術代を出してもらったからである。
どうせなら【義仁】に愛される存在になりたいと言う乙女心からであり、彼女は既にその【百花少女】1つとして【フェイクドール】と言う謎のコスプレイヤーとしての立場を得ており、事情を知らない【義仁】がはまっていると言う複雑な関係になっている。
また、【神依】には彼よりも更に高貴な者から依頼されている事がある。
【世静・アナリシス・暖花】(偽名)の師匠として彼女を保護して欲しいと言われている。
【暖花】が何者かは解らない。
だが、【神依】よりも高貴な身分なのは間違いないとの事だった。
その任務のため、【和至】の道楽に付き合っている暇など無いのだ。
自分を追ってもらうよりは【義仁】の方が見応えあると言うのは建前でもある。
・・・と言う様な光景が名も無き空き地での出来事としてあった。
これで、
【我白 義仁】(元奴隷?)、
【鬼﨑 夢魅】(変態女?)、
【世静・アナリシス・暖花】(偽名)、
【舞桜 姫愛夢】(遺体?)、
【鎮鳴 依神/神依】(うつけ若?)、
【妖太刀 和至】(高貴な作家?)、
という6つの名前が出た。
後、1人。
そこをたまたま通りかかった少年、
「え?自分がですか?」
【雨宮 梁雪】(多重人格者?)を含めた7人?がこの物語の主人公の予定である。




