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(ファーブラ・フィクタイズム1)【クイドクアム・アケルウス】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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1/13

プロローグ編01/7人?全員主人公

「ぐえぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・」

「あはぁぁぁぁぁぁっ・・・気持ちいぃぃぃぃ・・・」

 少年が少女に背後からスリーパーホールドをかけられている。

 少女は両脚で彼の身体にがっしりからみつき放さない。

 少年の名前は、【我白(あがしら) 義仁((ぎじん)よしひと)】。

 少女の名前は、【鬼﨑(きざき) 夢魅(ゆめみ)】と言う。

 【義仁】は、

「は、放せ、バカ女」

 と言うが、【夢魅】は、

「や~よ。私の大きなおっぱいが当たって気持ち良いでしょ。

 私と貴方。

 お互い身体の相性100%。

 血も美味しかったし、汗も好みだった。

 仲良くしましょうよぉ~はぁ~ん」

 と言った。

 今は大分、なおったが【夢魅】は【義仁】としゃべる時に【はぁ~ん】と言う癖があった。

 他の者に対しては大して興味のない【ふぅ~ん】になる。

「だ、誰がお前なんかと・・・

 俺は忘れねぇよ。

 お前が俺の全てを殺した事。

 ぜってぇ許せねぇ・・・」

「あぁ・・・あのいつまでも腐らない気持ちの悪い遺体の事?

 あんなのどうでも良いじゃない。

 あんな【ボクっ娘】の何処が良いんだか・・・

 貴方は私の【ご馳走】。

 味良し、匂い良しの文句なし。

 貴方も私の匂いと味、好きでしょ。

 お互い好みの身体だって事、解ってんだから」

「ふざけるな。

 俺は、【舞桜(まいざくら) 姫愛夢((ひまゆ)ひめまゆ)】を愛してたんだよぉ。

 あいつも俺に懐いてた。

 相思相愛だったんだ。

 なのに【姫愛夕(ひまゆ)】を殺しやがって。

 許せねぇ。

 ぶっ殺してやる」

「そうそう。

 私と貴方は愛し合い、殺し合う仲。

 切っても切れない関係。

 ずぶずぶなのよ。

 あの小娘はもう居ない。

 貴方は、私とくっつくしかないの。

 はむっ」

「痛てっ・・・噛むんじゃねぇ、変態女が」

「貴方も私をハムハムして。

 貴方を傷つけて良いのは私だけ。

 私を傷つけても良いのは貴方だけ。

 たっぷりしっぽり愛し合いましょう」

「憎み合いましょうの間違いだろうが。

 ぶっ殺す」

「今の貴方じゃ私には勝てないわ。

 ずっと負けてるじゃない。

 全戦全敗、全部返り討ち。

 今もこうして私に掴まっている。

 それに私はお仕事(殺し屋)で稼いだお金で貴方を買ったの。

 貴方は私の奴隷。

 逆らう事は許されないわ。

 貴方は私のおもちゃでもある。

 ねぇ~、このまま気持ち良いことしましょうよぉ~?」

「奴隷は無効になったっつたろうが。

 だから、放れろっ」

 と言うやりとりがあるのを少し距離を置いた所で2人の少年が見ている。

 1人は、

「何なんだ、あれは?

 下民が見苦しい・・・

 私にあれを描けと申されるのですか?」

 と言った。

 もう1人は、

「そう言う選民意識はやめた方が良いぜ。

 程度が知れる。

 それに俺っちを描くより、あぁいう子達を描いた方が断然面白いと思うけどな。

 元々色々持っていたり強かった奴が更に上を目指すより、何も持っていない奴が這い上がる方が100万倍面白い。

 俺っちはそう、思うけどなぁ・・・」

 と言った。

 どういう事か?

 【下民】と発言した少年は、【絶対権力者】の第24位家系にして13神の上位13位/【神超神(しんちょうしん)】の加護を得ている【偉理族(いりぞく)下座位(かざい)】と言う大変身分の高い家系の跡取り息子、【妖太刀(ようだち) 和至(かずし)】その人である。

 【妖太刀家】/【偉理族(いりぞく)】とは地球出身の人間では最高権力に値し、王族や貴族、皇族よりも権力が上であり、死ねと言えば死に、生き返れと命じれば生き返ると言う権限(消滅させて戻す権限はもっと上の権威の一族が持っている)を【神を超える神】/【神超神(しんちょうしん)】より賜っている一族である。

 もう1人の少年は、【和至】より更に高い身分の少年だった。

 第13位家系にして13神の上位12位/【絶究神(ぜっきゅうしん)】の加護を得ている【神顕族(しんけんぞく)下座位(かざい)】と言う身分を持つ【鎮鳴(しずなり) 依神(よりかむ)神依(かむより/かむい)】である。

 【依神】は、うつけ(わか)と呼ばれていた少年で馬鹿な事をしていると見られていた。

 そして、【鎮鳴家】の家督を継ぐ権利を持ちながら、それを捨てて、ただの【神依(かむより)】として生きることを選んだ。

 それに感動した【和至】は、【依神】改め【神依】の自伝を作りたいと思ったのだが、【神依】は、自分のことよりも自分の事を【神依(かむい)】と呼んで、恩を返すと言っている【義仁】の人生の方が面白いと言っていた。

 【義仁】は、【神依】のポケットマネーで【夢魅】から【義仁】への【奴隷契約】を解消させた事に恩義を感じているのだ。

 ちなみに【義仁】に執着していた【夢魅】が【奴隷契約】の解除を了承したのは、100の存在になれると言う【百花少女(ひゃっかしょうじょ)】の手術代を出してもらったからである。

 どうせなら【義仁】に愛される存在になりたいと言う乙女心からであり、彼女は既にその【百花少女】1つとして【フェイクドール】と言う謎のコスプレイヤーとしての立場を得ており、事情を知らない【義仁】がはまっていると言う複雑な関係になっている。

 また、【神依】には彼よりも更に高貴な者から依頼されている事がある。

 【世静(よしずか)アナリシス(ANALYSIS)暖花(のんか)】(偽名)の師匠として彼女を保護して欲しいと言われている。

 【暖花】が何者かは解らない。

 だが、【神依】よりも高貴な身分なのは間違いないとの事だった。

 その任務のため、【和至】の道楽に付き合っている暇など無いのだ。

 自分を追ってもらうよりは【義仁】の方が見応えあると言うのは建前でもある。


 ・・・と言う様な光景が名も無き空き地での出来事としてあった。

 これで、

 【我白(あがしら) 義仁((ぎじん)よしひと)】(元奴隷?)、

 【鬼﨑(きざき) 夢魅(ゆめみ)】(変態女?)、

 【世静(よしずか)アナリシス(ANALYSIS)暖花(のんか)】(偽名)、

 【舞桜(まいざくら) 姫愛夢((ひまゆ)ひめまゆ)】(遺体?)、

 【鎮鳴(しずなり) 依神(よりかむ)神依(かむより/かむい)】(うつけ若?)、

 【妖太刀(ようだち) 和至(かずし)】(高貴な作家?)、

 という6つの名前が出た。

 後、1人。

 そこをたまたま通りかかった少年、

「え?自分がですか?」

 【雨宮(あめみや) 梁雪(りょうせつ)】(多重人格者?)を含めた7人?がこの物語の主人公の予定である。

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