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聖書  作者: 鈴木 厳流彩


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自由への棍棒

自由への棍棒


自由への棍棒




自由を守れ、と彼らは棍棒を掲げた。




誰もが語れる国のために、気に入らない口を潰した。




誰もが歩ける道のために、違う方角へ進む者を打った。




棍棒には「自由」と刻まれていた。




振り下ろすたび、その文字は血で濡れ、正義は磐石となった。




殴られた者が問う。




自由とは、お前たちに従うことか。




正義とは、逆らう者を人間と見ないことか。




彼らは、問いを発した者の頭に、棍棒で花を咲かせた。




やがてそれを見ていた人々は、「隷従」という自由を手にした。

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