表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界から帰還したら地球もかなりファンタジーでした。あと、負けヒロインどもこっち見んな。  作者: 飯田栄静@市村鉄之助
9章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

866/1485

エピローグ「佐渡家はやっぱり愉快なんじゃね?」①





 佐渡祐介とソーニャ・シラーは、手を繋いで佐渡家の玄関の前にいた。


「……き、緊張するな。お母様とお父様に挨拶か……しまった、メイド服で来てしまったぞ!」

「ソーニャたんはそのままで素敵だよ! 両親もきっと気に入ってくれるさ!」


 きらり、と祐介の歯が光る。

 少々眩しい笑顔を浮かべた祐介が、いざ玄関の扉を開ける。


「――ただいま!」

「し、失礼します!」


 祐介が久しぶりの我が家に元気よく入り、ソーニャが緊張して足を踏み入れた。


「あら、祐介おかえりなさ――」


 四十半ばほどの優しげな女性が奥の部屋から顔を出した。

 彼女は祐介の母、佐渡優香であった。


「あら? お客様?」


 優香は、手を繋ぐ祐介とソーニャを見て、いろいろ察した表情を浮かべながらあえて尋ねた。

 少し照れたように、祐介とソーニャが顔を見合わせてから優香にお辞儀をする姿を見て、彼女の中で考えは確信に変わった。


「あらあら、まあまあ、もしかして」


 声を弾ませる母に、祐介はソーニャを紹介する。


「お母さん、紹介するよ。彼女は、ソーニャ・シラーさん。僕の――大切な人だ」

「そ、ソーニャ・シラーです。よろしくお願いします!」


 はっきりと「大切な人」と言った息子に、優香は喜んだ顔をした。


「まあまあ、そうなのね! ささ、玄関じゃなくて奥にどうぞ。ひなたちゃんはまだ帰ってきていないけれど、お父さんは珍しくもう帰ってきているの。さっそく紹介しましょうね。あ、ソーニャちゃん、ご飯食べていってね。なんなら、泊まっていってもいいの!」

「ありがとうございます!」


 ウインクする優香が手招きすると、ぱたぱたと奥へ向かう。


「――あなた、あなた! 祐介が恋人を連れてきたのよ!」

「……ついに人外少女をどこかから攫ってきたのか!」

「やあねぇ。とっても可愛らしい女の子……よ? あら?」

「どうした、優香?」

「あの、今思ったのだけど、十二歳くらいの褐色少女にメイド服着させて連れてくる我が子ってやばくない?」

「――やばいな!」


 祐介の両親は、人外っ子大好きな息子が恋人を連れてきたことに喜びながらも驚いていた。

 しかし、少し冷静になると、連れてきた恋人が娘のひなたよりも幼い海外の少女であることに血の気が引いたようだ。


「――祐介! あなた人身売買を!」

「してないから!」

「祐介! 見損なったぞ! 褐色少女とはうらやまけしからんっ!」


 奥から出てきた両親の勘違いに、祐介は恥ずかしくて顔を覆った。

 ソーニャは少し緊張が解けたように笑い、


「……なるほど、祐介のご両親だ」


 何やら納得した顔をした。





 祐介くんのパピーはお医者さん。

 祐介くんのマミーは専業主婦で、元看護師さん。

 祐介くんのシスターは中学一年生で、実は魔法少女に足を踏み入れてい〼。


 書籍版『異世界から帰還したら地球もかなりファンタジーでした。あと、負けヒロインどもこっち見んな。』が発売となりました!

 小梅さんがセンターを飾る素敵なイラスト、挿絵では夏樹くんがちゃんと主人公している場面もございます!

 ぜひお手に取っていただけますと幸いです! よろしくお願いいたします!

挿絵(By みてみん)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
祐介パパの台詞を見る限り、彼も祐介と似たような趣味嗜好の持ち主なのでは?
褐色長寿ロリエルフメイドと魔法少女妹とか祐介の癖に生意気じゃないか?
更新乙 両親の反応・・・そうなるよな~www 父親の血筋だわ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ