表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界から帰還したら地球もかなりファンタジーでした。あと、負けヒロインどもこっち見んな。  作者: 飯田栄静@市村鉄之助
十三章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1444/1479

24「ありすさんは絶対に仲間にしなきゃじゃね!?」①





「よしっ!」


 やり切った夏樹が満足そうに頷く。


「神だなんだといいながら大したことはなかったわねぇ。用意された敵もみんな雑魚ばかりだったし」


 星槍の姿から人の姿に戻った星子はつまらなそうに鼻を鳴らした。

 門の神がどこの世界から集めた傑物か知らないが、誰も夏樹と星子に傷を与えることさえできなかったのだ。

 これには正直、肩透かしだった。


「新たな神々も夏樹が全盛期だったらみんな相手じゃないわね!」

「それはどうかなぁ」


 星子は意気揚々とそんなことを言うが、夏樹としては肯定できない。

 アマイモンが強かったように、まだまだ強い神や魔族はいる。

 新たな神々にも強い存在がいないとは言い切れない。


 ――無論、敵対するのであれば全力を持って殺しに行くが。


「ようやった、夏樹、星子。門の神が死んだせいか、奴が呼んだ戦士たちは消えたんじゃ」

「戦士たち強かった?」

「いやぁ、雑魚じゃな!」

「雑魚よね!」


 小梅と花子は雑魚と言い切ったが、千手たちは「そんなことねえよ」と疲れた顔していた。


「俺からすれば強すぎだ。もう二度と戦いたくねぇ」

「千手さんに同感かな。何かあったと思って駆けつけたけど、敵が多くてびっくりだったよ!」

「人外娘さんがいないことに大きな不満があるんですけどぉ!」


 千手と一登はさておき、祐介だけがブレずに不満を申していた。


「あたいはダーリンがいれば無敵だぜ!」

「パパは息子と息子の嫁がいれば無敵だよ!」


 虎童子と七森康弘が肩を組んでいる。

 そんなふたりを見て、千手が大きくため息をついていた。


「よしよし、これで今日のイベントは終了ってことで! 帰ったら晩御飯まで寝るんだ!」

「――申し訳ありませんが、もうしばしお時間をください、夏樹くん。みなさん」


 門の神の襲撃の最中、姿を消していた月読と素盞嗚が現れ声をかけてきた。


「うっす、月読先生、すさすさ!」

「お疲れ様でした」

「いえーい、なっちゃん!」


 会釈する月読と、大きく手を振る素盞嗚。

 夏樹たちもふたりにそれぞれ挨拶をする。


「門の神との戦いに加われず申し訳ありませんでした。我々が戦ってしまうと面倒なことになってしまいますので」

「いえいえ、雑魚だったんで問題ないでーす!」

「……雑魚じゃなかったんだけどなぁ。さすが、マイフレンド!」


 夏樹は雑魚だというが、門の神の実力は上から数えた方が早いだろう。

 何よりも面倒なのが、各世界を散歩するように転々と移動することができることだ。

 夏樹が門の神を倒すことができたのは、封印から出てきたと同時に、即座に門の神に攻撃したことだろう。逃すことなく、殺した夏樹の判断は最良だった。


「さて、死の神。先日は電話で会話をしましたが、こうして会うのは初めてですね」

「――ああ」


 戦いが終わり、静かに立っていた死の神は月読と素盞嗚から逃げることなくまっすぐ視線を合わせている。


「あなたには聞きたいことが山のようにあります」

「だろうな」

「あなたの目的を邪魔をするつもりは毛頭ありませんので、ぜひ協力的にお願いします」

「……ああ。構わない。俺に仲間もなにもいない。奴らがどうなろうと知ったことではない」

「そうですか。――百合園ありすさん」

「は、はい!」


 月読に名を呼ばれたありすが背筋を正して大きな返事をする。


「ありすさんにはご迷惑をおかけします。我々には医療の伝手はなく、お恥ずかしながらお金もありません」

「そんな。微力ながらわたくしにできることならば精一杯させていただきます!」


 ありすの嘘偽りない言葉に、月読は微笑んだ。







 月読先生のありすさんへの好感度が136598667上がった。

 シリアス先輩「あがりすぎぃ!」


 ブシロードコミックス様より「異世界から帰還したら地球もかなりファンタジーでした。あと、負けヒロインどもこっち見んな。」1巻が発売しました!

 :コミカライズ最新話(11話―1)公開中です!

 :それに伴い、10―1が無料公開となりました。

 なっちゃんの大冒険をぜひぜひ応援して下さい! 何卒よろしくお願いいたします!


挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
ありすさんの重要性がここまで上がってくるとは、初登場時には思ってもみませんでした。たもんたもんに気をとられ過ぎて。
シリアス先輩「あがりすぎぃ!」 シリアス後輩「多分滅多にいない常識人(←重要)と言うのもありそう」
スーパードクターやってそうな少彦名命様は?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ