表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界から帰還したら地球もかなりファンタジーでした。あと、負けヒロインどもこっち見んな。  作者: 飯田栄静@市村鉄之助
十三章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1364/1488

55「ぬめりを取るには重曹とクエン酸じゃね?」②




 時間はかかったが、夏樹はなんとか昼休みに青春すみれによって誘われた夢の中で起きた出来事を伝えた。


「なんちゅーか、頭が割れるて花が咲きそうな話じゃが……つまり、夏樹の夢じゃか心の中じゃか知らんが、原初の海の神、大地の神、炎の神、風の神が遊びにきておったということじゃな?」

「――ざっくりまとめるとそんな感じ!」


 話が通じたようでなによりだ。

 サタンは「いろいろありえねえだろぉ」と頭を抱えている。


「普段は夜の海の夏樹の中が、その時だけなーぜーかー常夏のビーチじゃったと」

「うんうん!」

「んで、海の神が陽キャよろしくバーベキューをしたと」

「マヒマヒも食べたよ!」

「おどれの中にマヒマヒおるんか!?」

「なんか居たのよ」

「……まあええ、それで、お土産かなんじゃがわからんが大地の神が、夏樹の力の所以であるもっと古い海の神とコンタクトを取るためにとウィジャボードをくれたんじゃな?」

「イエス! パンツの中から取り出してくれたんだ!」

「…………」

「…………」

「…………まさかとは思うんじゃが、しっとりぬるぬるしとるのは」

「パンツの中から出てきたからじゃないかな」

「ぎゃぁあああああああああああああああああああああっ!」


 夏樹が持っているウィジャボードに手を伸ばしかけた小梅が絶叫と共に、手を引っ込めた。


「なんちゅー呪物を持ち込んどるんじゃ! もらった人に返してくるんじゃ!」

「善意しかないからいらないって言えずに……返すことも無理っぽいです」

「祐介の部屋に投げ込んでこんかい!」

「そんな酷いことできないよ!」

「彼奴、最近、婚約者ができたからと調子乗っ取ってうざいし、ちょっとくらい痛い目を見せてもええじゃろうて」

「ひどっ!」


 異世界に召喚されて酷い目に遭った祐介だが、ようやく幸せを掴んだので友人として今は静かに見守ってあげたいと思っている。

 それに、うざいのはいつものことだ。


「祐介はさておくとして、なんで大地の神はウィジャボードを夏樹に渡したんじゃ?」

「ホラーさん……あ、俺の海の力の女性ね。その人がホラーすぎてコンタクトが取れないのなら、ウィジャボード使ったらどうかって」

「……さすがにホラーさんは言いすぎじゃろうて」

「これでも?」


 夏樹は首に残る手形のアザを小梅に見せる。

 朝も見せたが、改めて見てもらった。


「まごうことなくホラーさんじゃな!」

「ホラーさんでしょう!」


 結論、やはりホラーさんはホラーさんだった。


「待て、夏樹」

「どうしたの、サタンさん?」

「海の神たちは、夏樹の力である海の神と知り合いなんだろう? とりなしてもらうことはできなかったのか?」

「俺もそう言ったんだけど、どうやらホラーさんは昔から人見知りのようで……」

「人見知りとホラーじゃ全く違うんだがな」

「安心してよ! 大地の神さんからもらったねっとりしっとりしたウィジャボードを使って俺はホラーさんと会話してみせる!」

「……めちゃくちゃフラグに聞こえるのは俺だけかな?」

「俺様はホラーさんじゃないんじゃが、どこぞの男のパンツから出てきたしっとりしたウィジャボードでコンタクト取ろうとしようもんなら、全力で逃げるんじゃが」


 サタンと小梅は、夏樹が失敗するんじゃないかと思った顔をしていた。


「おっと、話はこのくらいにしようよ。いつお母さんがお風呂から出てくるかわからないし」

「ふっ、甘いな夏樹。春子さんはお風呂好きで、最近疲れてもいるから、あと三分と二十四秒出てこないから安心しろ」

「…………なんか普通にきもい」

「キモすぎじゃろう! 今までで一番キモいんじゃが!」

「うわぁ」

「きも」


 サタンがどのような計算をしてそのような答えに行き着いたのか不明だが、いろいろキモかった。

 これには夏樹と小梅だけではなく、星子と菜々子もドン引きだった。






 ウィジャボードさんが力をためている!


 ブシロードコミックス様より「異世界から帰還したら地球もかなりファンタジーでした。あと、負けヒロインどもこっち見んな。」1巻が発売しました!

 :コミカライズ最新話(8話―②)公開中です! ぜひお読みください! 

 なっちゃんの大冒険をぜひぜひ応援して下さい! 何卒よろしくお願いいたします!


挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
これまで読んできて初めてサタンさんが怖いと思ったよ。
おまわりさn...腐警さn...呑兵衛さん このさたn...HENTAI DEATH
サタンが覗かないだけ良いじゃない
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ