5. 監視と絶望
僕は山洞の真ん中にある石を半回転させると、案の定、洞窟内のごつごつした壁が開いて、小さな扉が現れた。去り際に、圭介がこの秘密の通路を教えてくれたのだ。懐中電灯を点けて、その小さな扉から中に入った。およそ二十歩ほど歩くと、百平方メートル以上もある広々とした石室が見えてきた。この石室には照明がないのに、どうしてその大きさが一目で分かったのか?それは、壁に沿って百台以上のパソコンがぐるりと並べられており、その幽かな光が石室全体を照らしていたからだ。そして、石室の中央には、僕には理解できない多くの機器が置かれていた。物理学の、化学の、そしておそらく生物学の機器もあるだろう。大きな注射器が見えたからだ。僕は驚きを禁じ得なかった。圭介は一体どれほどの高学歴者なのだろうか?これほど多くの機器を揃え、しかもそれらを使いこなせるなんて。僕ときたら、機器の名前すら分からないのだから、使うことなどなおさらだ。
壁に並んだパソコンは、一台ごとに異なる監視画面を表示していた。しかし、それらの画面を組み合わせると、一つの完全な半球形基地の映像になるのだ。僕は画面を一つ一つ探していった。ついに、一番中央の画面で、圭介を見つけた。彼が圭介だと確信したのは、彼の腕にあった爪で引っ掻いた血痕からだ。それは僕がつけたものだった。あの時、僕がロボットの大きな手をこじ開けようとして、誤って滑ってしまい、爪で圭介を傷つけてしまったのだ。その時、彼は僕をひどく罵った。そして今、僕を罵った彼はもう口をきくことができない。なぜなら、彼の頭はもうなくなっていたからだ。血が彼の服を暗赤色に染め、ズボンのポケットには、かすかに携帯電話の輪郭が見えた。
圭介、お前はなんて大嘘つきだ!ロボットを機能停止にできると言ったじゃないか。逃げ出す方法があると言ったじゃないか。今、世界中の人間が目が見えなくなった。お前もいなくなってしまった。こんな何もできない僕が、どうやってロボットと戦えというんだ?僕は地面にしゃがみこみ、頭を抱えて苦悩した。僕ははっと気づいた。圭介に携帯を渡した時、バッテリーの残量が少なくなっていて、赤く点滅していたのだ。その時は何も深く考えていなかった。
パソコンの光が地面に揺らめき、監視画面が切り替わっている。僕は顔を上げて画面を見た。電動ノコギリを持ったロボットが、圭介を一つずつバラバラにしている。もうおしまいだ。これ以上ない死に方だ。太ももを解体している時、破れたポケットから携帯電話が落ちていくのが見えた。僕の心は乱れに乱れた。僕は力なく、地面にへたり込んだ。静かに、人生について考えた。
なぜ神様は僕の目を治し、そして一人で全人類の重圧を背負わせるんだ?僕はもう一度、盲人のふりをしたい。世界中の他の盲人たちと同じように、毎日決まった時間に寝て、決まった時間に起きて、決まった時間に食事をする……。何も知らず、何も心配せず。ただただ、シンプルな日々を楽しく生きていきたい。
でも、僕の目には見えてしまったんだ!全人類がロボットに家畜のように飼われているのが見えてしまった!まるで、以前人間が豚を飼っていたように。僕は家畜になりたくない。僕は強くなりたい!僕は一台一台、実験機器を調べ、それぞれの機能や用途を分析し始めた……。圭介にできたことなら、僕にだってできるはずだ。
しかし、僕は自分の知能を過大評価していた。三時間後、僕はまた力なく地面に座り込んだ。中学校の二元二次方程式すら解けない僕に、どんな独学能力があるというのか?どんなに優れた実験機器も、僕の手にかかればただの鉄くずだ。長い時間が経った。僕はゆっくりと立ち上がり、この頭痛の種である実験室を後にした。




