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第一章 異次元からの声
宇宙世紀0079年。一年戦争の激戦が続く中、ホワイトベースの格納庫でガンダムの整備点検を眺めていたアムロ・レイは、突然頭の中に響く不思議な声に気づいた。
「私はあなたとは別次元の地球に住む者です」
その声は、これまで戦場で感じ取っていたニュータイプの感応とは明らかに違っていた。より遠く、より深い場所から響いてくるような、不思議な感覚だった。
「別次元の地球…?そんなことが本当にあるのか…」
アムロは混乱しながらも、その声に向かって心の中で答えた。
「僕は今、宇宙世紀0079年にいます。地球連邦とジオン公国の一年戦争の真っ最中です」
声の主は西暦2025年の7月にいると告げた。アムロにとっては遥か過去の時代。その頃の地球は、まだ青く美しかったに違いない。環境汚染が進み、人類の多くがスペースコロニーに移住した自分たちの時代とは大きく異なる世界。
「あなたの世界では戦争はないんですか?」
アムロの問いに、声の主は悲しげに答えた。自分の国では戦争は起きていないが、世界のどこかでは今も争いが続いているのだと。
「人類って、どの時代になっても同じことを繰り返してしまうのでしょうか」
アムロは深いため息をついた。




