第8話
残酷な表現がこの話には出てきます。この話に出てくるような場所、人は実在しません。あくまで、想像上の話です。
犯罪や刑罰を推奨するつもりは、一切、ありません。
表現上に必要な流れなので、語として今回、書きました。宜しくお願いします。
ふ、ふ、ふふっ。
うちの母さんに手を出そうとしていた親父と、クソジジイとクソババアは、生まれ変わっても、懲りてないなぁ。
前世であんなに母さんをこき使って、ロクに休ませもせず、脳内出血で蹲って動けなくなった母さんを「仮病を使うな!」と言いながら、蹴ったクソババアが言った言葉はこれだった。
「この嫁はこれで電池切れか。新しいのをもらうようにアイツに言わないとな。
はぁ、これじゃあ葬式代がもったいないわ。」と。
それをすぐそばで見ていて、母さんが動かなくなるまでの間、タバコを吸いながら、クソババアが喚いているそのままにして、ただ黙って母さんを見殺しにしたクソジジイ。
そのせいで、母さんが死亡したのだと知った。
珍しく親父から僕達兄弟に連絡があって、どうしたのかと思ったのだが、それが「母さんが死んだ。」という連絡とは思わなかった。
とるものもとりあえず、すぐに駆けつけた僕と兄さんに、自慢気に母さんの最期を得意げに語ってくれたクソな祖父母に、兄さんと一緒に悔し涙を流した。
こいつらには、常識が通じないのだから。近所のやつらも一緒になって、母さんをサンドバッグ扱いにしていたのだ。自分達のストレス発散の為に。
だから、近所のやつらもグルになって、警官からされた事情聴取でも、クソババアとクソジジイのかたを持ったのだろう。
駐在も、自分がこの一件に巻き込まれたくないがゆえに、型通りの話を聞いて、終わらせたんだろうと予想出来た。
今までいた場所から、こんな片田舎に飛ばされてきたのは自分のせいではない。何かの間違いだ。この先も田舎周りなんだ!と嘆くだけの駐在だったのだから。
赴任直後から、ここにいる若い奴らに何度も同じように自分の境遇を憐れんで愚痴っていたので、「不正したが、その証拠がたまたま出なかったので、閑職に追い込まれた男」として有名になったのだ。
この先もどうなるか分からない身の上で、地元の娘と出来婚までしたのだ(その娘は、公務員サイコーじゃん。と狙っていた通りに、その相手と出来婚出来るように親子で親切にして、仲良くなった所で罠を仕掛けたのだ。)し、ここで生きる為の保身に走ったのは火を見るより明らかだろう。
要するに、当てにならない。ここは、そんな片田舎なのだから。
クソ親父は、「俺の親がそんな事をするはずがない。救急車だって呼んだし、嫁を見て、泣いていたんだ。」と、母さんが見殺しにされた後でも、自分の居る現実を一切、正しく、みようとはしなかったので、その息子である僕達兄弟(姉を含む)は、親父を見捨てる事に決めた。
母さんが、僕達が高校生になる頃、祖父母や親父の目を盗んで、こっそりと語ってくれたのは事実なのだと、自分がこの片田舎から都会と言われる場所へ進学してから自覚したのだから。
「ここは生き地獄だ。子供達には私と同じ思いを味合わせたくないから、学校を出ても、ここへは絶対に、二度と帰って来るんじゃないんだよ。
ここで生活したら、何でも噂になるし、何をしていても近所の目があって、自由に、自分の思う通りの事が何一つ出来やしない。
私が畑仕事の途中の休憩で缶ジュースを買いに出ただけでも、どこそこの嫁が仕事をさぼって抜け出して、義両親の老後の金を浪費するのに缶ジュースを買っていた。って話にすり替えられるんだから。
昼過ぎの事がその日の夕方には、そんな小さい事でも、ご近所に出回ってしまう。
ただ、缶ジュースを買っただけで、仕事をさぼって、缶ジュースを買うような無駄遣いをしていたって、面白おかしく悪意を付け加えられるような、こんな場所で、この先も生きていく覚悟がなければ、ここにいちゃいけないよ。
特に、女性を男性よりも下に見て、見下すのは当たり前の風潮が根付いている。
だから、母さんが死んで、葬式を出す事になっても、2人は葬式に出れるだろうけど、女だってことで○○ちゃんが軟禁されたり、母さんの代わりにと介護をするように仕向ける為に、酷い扱いを受けるかもしれないから、○○ちゃんはここへ帰ってこない方がいい。 △△も、□□も、それは仕方ない事だと思って欲しいんだ。」
そう言って、悲しそうに、寂しそうに送り出して進学で出て行く僕らの背中を押してくれていたから、その言葉を守る事にしたんだ。
いざ、その時が来たんだと、姉さんが母さんの葬式に出なくても、僕も兄さんも我慢した。
でも、クズで、クソな親父は、「親父から、新しい嫁をもらって、俺達の介護をさせろと言われてるんで、新しい嫁の紹介を頼むわ。」って、あろう事か、母さんの通夜や葬式に来た人達、全員へその事を言いまくっていた…。
その、尽くしてくれていた母さんを真っ向から否定するような物言いに、開いた口が塞がらなくて唖然とした。
母さんの葬儀に訪れてくれていた母さん側の親族には、「人の皮を被ったヒトデナシ!」「お前達にこき使われて、子供達を育てきるまではと我慢していた姉を病院にも連れて行かずに、殺しやがって!」「ここいらに住んでいるのは、鬼なのか?人の不幸を楽しみに見に来ているだけで、目がギラギラして、興味津々な顔をしやがって!」と、特に、叔父さん達が吐き捨てるように言っていた。
叔父さん達が言うように、近所の人達は、興味本位、好奇心だけしかなかった。その目は、ワイドショーでゴシップ記事を楽しみにする観客のような、ギラギラした目でこっちを見ていただけだったから。
叔父さん達が母さんの骨壺を持って帰って行った。
「墓まで、ケチられたり、こんな奴らと墓の中まで一緒なんて、姉さんが不憫だし、窮屈だろう。」と言っていたのだ。
叔父達が骨壺を持ち帰る前に、母さんの生活していた部屋に僕達と一緒に入ったっけ。
その部屋は、親父のモノだけが多くあって、母さんの私物は服以外は殆んどなく、形見分けが出来る程の荷物もなかったんだ…。
それを見た僕達兄弟と叔父さん達は、また涙が止まらなくなった。
そんな僕は、この世界へ産まれてからも、前世の記憶がなかったんだ。
それが、生まれ変わる前の母、そう、母さんの葬式での記憶を思い出した時は、僕自身がすごく混乱した。
記憶を思い出すきっかけとなった出来事が、この世界での自分の母の葬式の最中だったからだ。
この世界での僕の母が亡くなった原因は、弟を産んだから。
日本と比べて、ここでは医療水準が低いから、母の死は仕方がなかったんだ。こんな事はここではよく起きるので、大人達はあまり気にしないでいたようだが。
だから、最初、母さんが僕がいるこの世界へ、生まれ変わっているのか分からなかった。
僕がこの世界で万が一、母さんを見つけたら、絶対、今度は母さんを見守ろうと決めていた。
それに、兄弟では僕が一番のマザコンだったから、母さんが生まれ変わっていたら、僕は母さんに手を出さずにはいられないだろうとも思ったし。
もし、母さんに僕が手を出したら、この世界では肉体的には血の繋がりはないけれど、気持ち的には、近親相姦をするようなものだから、嫌だなぁと思っていたんだ。
前世では、マザコンの「将来は母さんをお嫁さんにする」という僕の願いは叶わなかったけれど、この生まれ変わった世界では、僕の拗れたマザコンが母さんを手に入れたら、この世界でのヤンデレになってしまうだろうって理解しているから、あえて、母さんを手に入れないようにと努力していたんだ。
それなのに、僕の気遣いを無視するかのような奴らがこの世界には存在していたのに気付いてしまった。
僕の実の祖父母が、前世での祖父母だった。
顔かたちは似ていなかったけれど、性格が前世のまんま。恥ずかしくて、よそ様には見せられない行動を繰り返していたのだった。
僕は、母上の葬式で毒付く言葉を吐いていた馬鹿な祖父母を見たから、その事実に気付いた。
前世では、父方の祖父母→僕→兄→姉→親父の順番で葬式が行われたと、のちに、生まれ変わった姉から聞いたのだから。
姉が死ぬ間際でも、親父は介護施設で長生きしていたと言っていたから、多分それで間違いではないのだろう。
生まれ変わった姉も、前世の記憶を僕に告げれたのだとすっきりしたのだろう。生まれ変わった姉に、次に僕が会った時には、前世の記憶をすっかり全部を失っていたのだから。
僕と出会った時、前世で姉だった人は、小さい男の子だった。だから、前世の記憶がない方がこの先を生きていくにはいいのだろうな。と素直に思えたのだ。
兄は、この世界ではまだ見つかっていない。
どこかにいるかもしれないし、いないかもしれない。前世の記憶もなく、生まれ変わっていたら、僕には気付かないだろう。それでいいと思える。
多分、母さん以外は、死んだ順番に沿って、この世界へ生まれ変わる順番が変化したのだろうと、僕は推測したんだ。
そうこうしているうちに、自分の弟のラシェッタが、クズでクソな親父の産まれ替わりだと気付き、今世の母上を殺したのだと事あるごとに責めた。前世の分も一緒に、ね。
あのクソ親父が自分の故郷に母さんを連れて行かなければ、もしくは、母さんがこき使われているのを親父が知った時点で、親父が母さんを助けていれば、母さんも違う生活が出来て、長生き出来たのだろうに。
弟のラシェッタは、クソ親父と同じで、女性を自分の思う通りに動く人形か何かだと思っている節が小さい頃から、あった。元々、その素養があったみたいでね、見ているだけでも気持ち悪い奴だった。
ジジイに連れられて出かけて行ったはずのラシェッタが、やけに機嫌が良いのだと聞いた。
偶然に見かけたラシェッタを見たら、何故か、母さんが生まれ変わってラシェッタと出会ったのではないかとふと思えたのだ。
その上、ラシェッタが初恋をしたのだと祖父が自慢していたので、何となく、そう何となく、僕の勘にピンと来たのだ。
無意識に、この世界でもクソ親父は、母さんを捜していたのではないか?と。
母さん亡き後、再婚をしようとしていた親父が選ぶ人は、皆、母さんにどこかしら似ていたのだった。 まぁ結局は、嫁いびりをする家、嫁を見殺しにした家として近所では面白おかしく噂されていたので、親父に新しい嫁はやって来なかったんだけどな!
ラシェッタを見た様子から、嫡男で家の後継ぎである僕は、家の者を使って、祖父とラシェッタが出掛けた先と出会った者達を調べさせたら、どう見ても、前世の記憶を活用して、子爵家を伯爵家にしてしまったご令嬢が出てきた。
それで、そのご令嬢の癖や日常生活を綴った報告書を読む限り、そのご令嬢が母さんの生まれ変わりだと確信したのだから。
ラシェッタが前世の母さんに、いいや、そのご令嬢に会えないように、祖父を唆して、ラシェッタを娼館通いにさせるように誘導したんだけれど、結局は、リエンヌ嬢との間に子を作ってしまった。
ダブラン殿を罠に嵌めた事を突き止め、その確認へ僕の所にまで来たトノ殿へ、これまでの事を洗い浚い話したから、後は、彼に任せたのだ。
まさか、ラシェッタや祖父母が、攫ってきた子に睡眠薬入りミルクを与えようと指示するなんて思わなかった。無事に助け出されたので、一安心したのだが。
リエンヌ嬢が啖呵を切った姿には、前世の母さんが重なった。言いたい事もやりたい事も我慢して、寂しそうに笑っていた母さんの本音が聞けたのだと、安堵もした。
そうして、ラシェッタは、リエンヌ嬢に愛想をつかされ離縁されたが、あれから2年経った。
今も未練たらしく、弟がまだリエンヌ嬢の周りへ面会や復縁を求める手紙を送っているのだと知っているし、うっとおしいから、止めさせろとあちこちからこの家が抗議されているのだ。
それに、ラシェッタの為にという名目で、陰で祖父もお世話になっている、見受けした3人の娼婦の事で我が家は困っているのだ。
その3人の専属娼婦どもがラシェッタの為だと家に来てから、3人の散財で侯爵家の金を使い込まれるので、迷惑をかけられているのだった。まぁ、祖父母も金遣いが荒いので、悩みの種だったのだけれど。
だから、その元凶の一番の元であるラシェッタを排除しようと、表向きには病死扱いをしようと父上と相談もした結果。
同じく、金遣いが荒い祖父母と一緒に、ラシェッタも暗殺をするのでいいのではないか、それで一気に片付くと、この家が助かるという方向で、父上と話しを詰め終えてから、父と子で、その手配をしていた。
手紙で迷惑をかけて申し訳ないとトノ殿へ謝罪したら、いろいろと詳しい病死の専門家が知り合いにいるそうで、その伝手を使って、専門家を送ってもらう手はずも調えられたのだから。
実行は、明日の夜。
その専門家の弟子達をも使って、大掛かりな仕掛けをするのだと聞いていたのだ。
父上と一緒にその専門家と顔を合わせたのだが、とてもそんな仕事をしているように見えない、穏やかな話し方をする温和な紳士だった。
優しそうで、どこかの聖職者だと言われても納得してしまいそうな風貌の、どこにでもいるような顔をしていた目立たない男だった。
「では、明日、離れの別館だけに従僕もメイドも本館の方で用事を言いつけて、出来るだけこの家の者が別館へ行かないようにします。」父上がそう言うと、専門家が答えた。
「ええ。そうして下さると助かります。別館の方の貴重品、美術品などの必要な品は既に撤去済みでしょうか?」
「はい。売り払えるものは、祖父母の名で全て売り払い、大事なものは本館の方へ運びましたので、目ぼしいものはありません。」
「金銭を家から出せなくなったとご当主様が告げましたら、目ぼしいものを本人達が生活する資金にするんだと言って、私共が化けた偽の商人に本人達が喜んで売り払ったのですから。ご当主様方はお気になさらずにいてくださればよろしいかと存じます。
これで、ご当主様方が侯爵家伝来のモノを間違って売り払わなくて済んだのですし。
特に、娼婦達が貯め込んでいた宝石や、ドレス、金品も私共の方で、3人の娼婦に似せた女性達を使って、それらを売り払ったので、侯爵家で使い込まれていた金額は多少、回収出来ましたのでは?
下準備はこれでいいでしょうか。」
「ええ。これ以上あの3人に生きて居られたら、財政的にも、噂の方ででも、この家がいろいろと傾きますのでね。私の方でも今回は、苦渋の決断をしたのです。
それと、娼婦達も一緒に、で、構わないのでしょうか?私達の方でもそうしてもらえると助かりますが…。」
「はい。娼婦が原因で3人が諍いを起こした上での悲劇になる予定ですので。
ご当主様方の為に、もう一度、筋書きのおさらいをいたしましょう。
娼婦達が、こんな金の出ない家にはもう住めないのだと言って、出て行こうと身の回りの物を売り払った事を知ったご子息が、彼女達と言い争います。
そこへ騒がしい声に気付いた祖父がやって来て、孫と一緒に彼女達を引き留める。
でも、彼女達は出ていく気を変えなかったと。
祖父と孫とで娼婦達を共有していた事が発覚し、孫と祖父が揉めます。
そこへ、五月蠅いわねと言い、祖母が来ます。
祖父と孫との言い争いから、2人が「3人の娼婦を共有して使っている事を知って、祖母がキレて、夫と孫に怒鳴りつけます。娼婦達にも怒鳴ります。
そこから、祖父母と孫と娼婦の彼女達3人での言い争いが激しくなったと。
あまりに声がうるさいので、本館から人が様子を見に行くと、別館が燃えていました。
驚く本館の使用人がご当主様方を呼びに行くので、呼ばれて見に行くと、ご当主様方もビックリします。
そこにいる者達は、別館が燃え尽きるまで、見ているしかなかったのです。
本館に延焼しないようにと使用人達が夜通し見張るので、ご当主様方は、本館で待つだけ。というふうにお願いいたします。
別館の中の者達の言い争う声は、私共の手のモノが請け負いますので。
儚く散っていく者達は、薬で眠ってもらってますから、今、別館の中は静かです。
火は、言い争う者達がぶつかって、夕食の燭台が倒れたのだろうと分かる程度にしておきましょう。
では、夕方の日が暮れた頃にでも始めますので、宜しくお願い致します。
昼間ですと人の出入りが目立ちますので、闇夜が丁度いいのですよ。」
「では、明日は宜しくお願いします。」「お願いします。」
「トノ様のご紹介ですから、こちらも無料で請け負います。
トノ様からもこの件を元々ご依頼されていたので、こちらも渡りに船で、大いに助かりました。
この家のご協力がなければ、このような派手な事は、なかなか出来ないのですよ。
私どもも、久々にこのような大きい仕事が出来ますので、腕がなりますし、楽しみにしているのです。
では、失礼いたします。」
専門家が去った後、父も僕も、黙って自分の部屋へ戻った。
その次の夜、侯爵家の別館が燃えた。
本館への延焼は辛うじて免れたが、侯爵家は3人の身内を失くしてしまい、悲劇だったと。
別館には、言い争っていた者達の誰かが倒した燭台での火事で、中にいた者達が全員燃え尽きたとの話が、後日、あちらこちらから噂で出回った。
僕の復讐も終わったから、と安心していたら、ラシェッタの子が虐待を受けているので、引き取ってきましたと、トノ様が3歳になる甥を我が家まで届けに来たのだ。
伯爵家の護衛を代々、務める騎士の家に養子に出されたのだが、文官向きの性格なので、悉くすべてが、養子先では水が合わなかったのだと伝えられたのだが、その時は引き取るのに迷う心があった。
父上の子にするのでは、嫡子ではなく、他所で産ませた子で、庶子扱いになってしまうから、後継ぎになった時に甥の肩身が狭いだろうし、僕の婚約者が子を産んで亡くなった事にした方が、この先、僕が結婚しても、嫡子として扱えると言われたのだった…。
だから、僕はまだ結婚もしていなかったのに、息子が出来た。
ラシェッタの子ではあるが、正真正銘、僕の甥なのだ。
この侯爵家の血を引いているので、何も問題はない。父上も孫が後継ぎになるので、喜んでいる。
日に日に、僕を「お父様」と呼ぶ義息子に、弟とリエンヌ嬢の片鱗を見て、僕の方が義息子を手放せなくなった。
元々、結婚願望はなかったので、弟の子を養子にしようと思っていたのだから。
その通りになっただけなのだ。
これでいい。僕らしいじゃないか。前世では末っ子で、弟が欲しいと散々、母さんに言っていたんだから。
前世の親父と母さんの間に産まれた、僕の弟みたいなものだし、な。
もう、これで満足。ヤンデレにならなくて済んだんだな。僕呼びは止めて、私呼びで自分を言い表わすようになった。これで、父親らしくなれただろうか。
前世は、結婚もせず、趣味に明け暮れていたのだから。
前世の知識も思い出せるようには今はなっていたが、私は、それを活用する気にはならなかったのだ。 だって、前世の知識を活用する母さんの邪魔はしたくないから、ね。
今回の話の流れを書くのに、悩んで、投稿する予定時間より投稿が遅れた事をお詫びします。
次話は、明日中になるかと思います。宜しくお願いします。




