表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/11

2話 新しい家族

は~~~,暇だ・・

尻を叩かれ、恥ずかしくも泣き叫んでしまったあの日から大体半年と少しが経っていた。

日増すごとに少しずつだが目も慣れ、体も動く様になってきていた。この半年で色々な事が分かってきた。言葉も最初こそは何を喋っているか分からないが、今となってはほとんどの言葉を理解していて、俺の名前がセイ、セイ・ヘルガードだと分かったりなど、こんなに記憶力よかったかなぁ~!?と思ったりもした。しかし、驚いたよなぁ死んだと思ってたらこの体なんだもんな。自分の手を持ちあげてみると、そこには小さくてぷにぷにとした柔らかそうな手があった。これは間違いなく、夢にまでみた転生ってやつだよな。最初はかなり興奮したけど、ずっと寝たままなのは辛い・・・そして、部屋の中を改めて見まわして見ると、目に映るのは部屋の隅で椅子に座りながら編み物をしているメイド、今まで暮らしていた日本では見たことないほどに床、壁、家具などが木製であったり、明かりなどはローソクを使っている。

文化レベルはかなり遅れているなー日本ではないようだし、ほんとここ何処だよ!と心の中で愚痴りながらゴロゴロしていると、バン!!と勢いおく開き

「「セイちゃん、会いにきたよぉーー」」

と金髪で赤い目の5,6歳ぐらいの女の子と、その後ろからくすんだ金髪、碧眼の10歳ぐらいの男の子が部屋に入ってきた。

「コラ!アラン様、サラ様そんな大きな音を立てたらセイ様が驚いてしまうでしょ。」

と二人の子供を怒っている。ほんといつもいつもびっくりするからやめてもらいたいよ。と思いながらいい暇つぶしになるので本当はかまってもらえて嬉しかったしする。いつもは20歳ぐらいのロリ系巨乳メイドのミア(推定身長149cmでGカップ)と二人きりで、ミアは掃除をしていたりして常にかまってはくれないのでとても暇なのだ。

ちなみに、いま「ごめんなさーい!」と言いつつ夢中で俺のほっぺをつんつんムニムニしているのは俺の姉で、くりっとしたとても元気溢れる女の子だ。俺のほっぺが大のお気に入りなのか毎日触りに来る。

そして、今メイドに「何度も同じ事言わせないでください!もう大きいんですから」と怒られているのが、キリッとした瞳の将来はイケメンになりそうな男の子が俺の兄だ。兄は父と一緒にいつも何かをしているらしいが、まだ何をしているかは分かっていないが、相当厳しいらしく時々こうやって俺の部屋に逃げてくる。とそんな事を考えていると、「ここにいたか!この軟弱ものめ!!」と鬼の様な顔をした父が入ってきた。兄の首根っこを掴み引きずりながら「今日は覚悟しろ!!」と叫んでいた、顔は怖いがいつもは優しい父のライアスは右目縦に大きな傷があり、くすんだ茶髪に碧眼のツリ目の威厳ある父という感じだ。年齢は30代前半程で、どれだけ早く結婚したんだよ!と羨ましかぎりです。

そんな中「ひ~~~~!」と情けない声を出しながら、兄が部屋から消えていった。がんばれ兄貴。笑

姉は「うるさいでちゅねー」と言いながら夢中に俺をもみくちゃにしていて、メイドは苦笑いしていた。

その後、俺が解放されたのは2時間程経ってからだった・・・俺は疲れて寝てしまい、起きたのは暗くなり夕食で集まる時間帯だった。メイドに抱っこさら1階のリビングに向かう、中にはいつものメンバーがすでに集まっていた。祖父、父、母、姉、姉、メイド、と俺のメンバーだ。ちなみに祖父は、歴戦の傭兵ばりに顔、手などが傷だらけで、白髪のマッチョだ。年齢は50代程で、父とは比べ物にならないほど恐ろしく感じていて、初めて抱っこされた時はビビッて漏らしてしまった。

「奥様どうぞ」、「ありがとう、ミア」、「いえ」と俺はメイドの手から母の手の中に抱かれた。しかし慣れないな、と綺麗な母を見つめる。初めて母親を見た時は天使か!!と思うほど衝撃を受けた。綺麗な白、というよりは白銀に近い髪の色に、零れ落ちそうな程くりくりした赤い瞳、ぷっくりとキスしたくなるような唇で、今だに抱っこされるだけで緊張する。今でこそ離乳食の様な物を食べていたが、その前は・・・やめよう思い出すだけで死にたくなる。

色々と身悶えるような事を思い出していると、「すべての食材、生命を司りし女神アルテア様に感謝を!!」と祖父の祈りの後、食事が始まろうをしたところで・・ドン!!ドン!!という扉を叩いた音が家に響いた。「なんだこんな時間に・・」父がそんな事を呟きながらも玄関に向かう。「な、なんだと!!」父は叫び、リビングに駆けてきた。「お・・おやじ、魔物の襲撃だ。」

・・・・・

セイは小さいながらもこの日、この瞬間からこの世界の厳しさと残酷さを知る事件に巻き込まれて行くのだった。


・・・・・・

修正しました。

感想、意見等おねがいしまーす。

・・・・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ