表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
1/2

犬を拾いました。

しがない物書きの頼みです。

高評価してください。

あと誤字ってたら教えてください。


◇◇◇


俺はいわゆる狩人である。



齢6つの時、1本のナイフとわずかな食料を渡され、山に捨てられた。

何度も死にかけた。毒キノコを食べ、獣に追われ、飢えて。

生き延びた。

毛虫やネズミを喰らい、たくさんの獣を殺した。

生にかじりついた。


なぜあの時死のうと思わなかったのだろう?

なぜ、死ぬのが嫌なのだろう?

なぜ死にたくなかったのだろう?

あれから10年ほどたった。

あの時、なぜナイフで首を切らなかったか、いまだわからない。


あの時、得たものはあったのだろうか?

あっただろう。今の俺の技術は、すべてあそこを始まりとしている。

だが考えてみれば、失ったものはあっただろうか?

あっただろう。だが、肉体的にはない。死にかけはしたが、死んでいない。

そこを考えれば、逆に幸運だったのかもしれない。



今日も獲物を捕りに行く。

枝から枝へと跳躍し、食事を探す。

もう今では、毛虫を喰らうことなどない。

味は忘れてないがな。


あの時もらったナイフはとっくにさびている。

そのため、石をとがらせて、短い棒につけたもので代用している。

切れ味はあれには及ばないが、なかなかのものだ。


今日の獲物は何にしようか。

そう考えながら跳んでいたとき___


近くで空が光り、一瞬遅れて豪!という爆音が聞こえた。

何かが焦げたようなにおいもする。

とっさに音が聞こえた方角に走る。



そこには、巨大な怪物___倒れ伏す巨大な獣と、

小さな犬がいた。

その獣の体は、まるで雷に打たれたかのように焦げていた。

見れば、子犬は小さな紫電をまとっている。


「...お前か?やったのは」

もしやったのがこいつなら、おそらく世界でも最強クラスだ。

雷など、避けられるものではない。

〈.....オマエハダレ?カアチャンは?〉

「.....驚いた。お前しゃべれるのか」


〈ソウ。オレハ賢イ〉

胸を張る子犬。もふもふである。

というか、カアチャンとかいってたな。


孤児(孤犬)なのか?

〈カアチャン、カエッテキテナイ。モウ1か月〉

1ヶ月か....。

おそらくもう死んでいるだろう。それか捨てられたか。

〈僕は、待っテル〉



「俺とこないか?」

思わず、言ってしまった。

同情か、哀れみか。

どっちでもいい。

言ってしまった。それだけの話。



〈カアチャン、シンパイニナル〉

「....そうか。なら、跡をつけておくのはどうだ?」

「....アト?」

「そう、跡だ。自分のいる場所を知らせるための。そうすれば、母ちゃんが帰ってきても、心配させないだろう?」

「アト....」

「そうだ。ずっとここにいるのも退屈なんじゃないか?」

〈ウン。タイクツ〉



まあ、そうだろうな。こいつはまだ子犬だし。

「うちへ来い。生活と...楽しさを、保証してやる。

ま、決めるのはお前だけどな」

こいつは強いから、おそらく飢えたりすることはないだろう。

だが、メンタルに関しては別だ。


孤独は、まるで毒のように心を蝕む。

「どうだ、一緒に来ないか?」

〈....イク。ツマラナイノハ、ヤダ〉


「OK」


そして、俺たちは一緒に暮らすことになった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ