斎藤 鈴の過去編4
夏休み(笑)に入りました、十六夜漆魅です。
今年の夏は、僕にとって最高に嫌で嬉しいですね。
(↑意味不明)
ところで今日は補習でした。やはり勉強はメンドクセーwwwですね。塾の夏期講習とか耐えられますかね…不安です。
あ、長々すみません。本編へどうぞ
「あのー?」
「あーごめんねーえっとー…」
どうしよう。日本語だ、この人間…。名字…ドウシヨウ…
{辞書引きます。
日本では、斎藤という名字がよくあります。その名字がいいかと思います。}
あ、辞書だ。ありがとうございます
斎藤、ね
「あのー僕、斎藤 鈴ですー君の名前はー?」
「俺の名前ですか?錦 透
年は、7歳です!
鈴おねーさんは何歳ですか!」
い、意外と可愛いなこの人間…
「ぼ、僕は、、、君と同い年の7歳。
だから敬語使わなくていいよー
ところで、君のお家の隣って空いてる?」
「え、うん…?俺のお隣さん、いないよ!」
「そっかー。じゃあ、そこ、見せてくれない?」
「…?わかったー鈴ちゃんとは友達だからねー!」
「!!」
こ、この″化け物″や″気持ち悪い″と言われ続けた僕に…?!
う、嬉しいけど…僕には使命が……
「ありがとー
ところでさー、君が入学した学校ってなんて名前なのー?」
この人間は″イケメン″っぽいので、それとなくきいてみた。魅歓さんの魂を探すために。
「え?あ、暁学園っていうよ!それがどうしたの?」
「いや?僕も入学しようかな、と思っていてねー」
「えっ?!本当っ?!
で、でも…私立だよ?」
「えー全然問題ないよー?」
″お金″なんか″力″を使えば問題ないもんね?僕は、創造神だし…ね
「そうなの?
あ!!ついたよ!!」
「どうもありがとー
<錦 透よ、自分の家へ戻れ。そして記憶よ、消えて>」
「はい、わかりました」
「また、ね……透くん」
僕は、透くんの家の隣に住むことにした。なんか…凄そうだけど、大丈夫だよね?
″高そう″感じだけど、″古い″みたいな?…僕は人間界のこと、あんまり知らないからなぁ…ま、大丈夫かな
「(パチン)<大家を呼べ>」
「「ハーイ」」
相変わらず天使たちは可愛い。僕の癒やしである。
「「大家だよー」」
「ありがとう。またよろしく(パチン)」
「お呼びですか、鈴様」
「うーん、この家買うからー
いくらなのー?」
僕と大家さんの周りには誰もいない。僕が人間を近寄らせないために″結界″を張っているからだ。
「いえ!!鈴様に代金を払って頂く訳にはいきません!!」
「じゃーお金が無駄になってしまったから、この地の孤児院に寄付したまえ。
……決して君が使わないようにね?」
「は、はい!では失礼します、鈴様!」
ふぅ……また″力″を使って、この屋敷を綺麗にしようか……
「<僕の屋敷よ、創造神の力により、綺麗になりなさい。ついでに家具も集めろ。ジャンルは、そうだな…>」
僕が悩んでいる間にも″力″が勝手に動いて綺麗になっていく。
どーしよーかなー
可愛いのは似合わないし…
クールなのも……
魅歓さんが好きだった、シンプルな黒と白のチェック系にしてもらおう!
「<黒と白のチェック系を多くして>」
今の一言で、力への命令は終わり。
さあどーなるかなー
1分後。
本当に速くて便利です、ハイ
「あ、<暁学園に入学手続きもお願いできる?>」
{かしこまりました}
翌日、何故かピンポンの音で起きた。
んだよ…僕はまだ寝てるんだぞ…(低血圧な鈴さん)
「何ですか…」
「あっ鈴様っ!!」
「<ユミル神を神界へ飛ばせ>」
ヒュン!
僕を起こすなんて阿呆か…
「あ、そういえば昨日入学手続きしてもらった学校に行くんだっけ…
普通科に行きたいから…行ったことないし…魔法科は、いいや…面倒そう。
暁学園まで<瞬間移動>」
あ、″小学1年生″なのにここいて、大丈夫かなぁ…(心配性な鈴さん)
「…迷子ですか?」
うわ、吃驚したー何この人、怖いわ地味に!!!
「え、っとー迷子ではないですー
ここに転校してきた者ですー」
一応″大人″な人っぽいから″敬語″を使う。これからは…まあ、いいや。なくそう
「そうか、俺は小等部と中等部の保健室の先生をしている、杉本 駿だ。職員室に連れて行ってやる」
「ありがとー」
「?!……コホン。」
″職員室″とかいてあるドアに前にきた。
コンコン
「失礼します、転校生がきましたよ」
「あ、杉本先生ではないですか(ニコニコ)転校生をここまで連れてきてくれてありがとうございます(ニコニコ)
だから早く職場へ戻れ(ニコニコ)」
何この人間。笑顔が胡散臭すぎる。
「あ″?!…わかったよ。またな」
「あ、名前なんていうんですか?(ニコニコ)」
「僕ですかー?先にあなたが名乗ってくださいー名前をきくときは、きく方が先に名乗ると思いますー」
敬意を、はらって喋る。
多分この人間は、僕の″担任″になる人間だ。一応敬意は、はらわないとね?
「…?
あ、すみませんね。私の名前は、桜井 槙です。中等部の方でも教師をしております。
あなたの名前は?転校生さん(ニコニコ)」
なかなか礼儀正しい人間だね…
でも、その胡散臭いニコニコはなくした方が………いいんじゃない?
「桜井先生ですねー
僕の名は、斎藤 鈴ですー
よろしくお願いしますねー」
「斎藤…鈴さんですね。
では、私のクラスに行きましょう」
「はいはーい」
僕は、この世界が乙女ゲームだということを忘れていた。あ、そーいえば………。
もしかしたら、魅歓さんは…年上なのかな?ユミル神は、高等部で恋愛?するらしいし…
まあ、今度高等部のほうに忍びこもう。
僕は久しぶりの人間界をちょっとだけ楽しめそうだった。
…だって元は人間界にいたんだから……
これからもご贔屓に。