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第二十五話 新たなる始まり (古都編 第八部)

 あれ?俺は今どうなってんだ?

 確か、俺は華蓮の偽物に会って、体の自由を奪われて、倒れて…

「(思い出したか?ったく、俺は短気なんだ。あんまり待たせるんじゃねえ。)」

 誰だ?

「(おいおい、まさか俺を忘れたのか?まあ、仕方ねえか。俺はお前の根幹にある、謂わば本心みたいな物だ。)」

 浮遊感が支配する世界。

 この世界に来るのは、これで二度目だろうか?

 前回は華蓮が出てきたんだっけ?あと、口調が前とは違うか。

 今は憑依状態の精神…だからか?

「(まあな、だから俺が出てこれる訳だが。お前の本心は言うなら二つだ。一つは、以前お前が出会った『一途な世界』。もう一つは、今俺達がいる『憤怒の世界』。)」

 俺の意識に一人の男が浮かび上がる。

 俺と同じ憑依姿をした、赤い髪をした男が現れる。

 俺と違う所と言えば、全体的な色と服が黒い所、そして尻尾の数が三本の所か。

「お前、本当に俺か?」

 真逆…とは言えないが、その意思は俺とは明らかに異質な物だと感じる。

「はあ〜、俺はガッカリだよ。まさかこの後に及んでそんな質問が来るとはな。まあ、俺としては都合が良いや。」

 男はそう言うと俺に背を向けて歩き出す。

 空中を滑るように、流れるように歩き出す男。

 俺はその男に向かって手を伸ばし…

「(なっ⁉︎)」

 手が…無い?

 意識上で伸ばした手は、しかし質量を伴って現れてこない。

 意識を体に集中してもそれを感じる事も、まして触る事も出来ない。

 視覚以外の全てを無くしている?

 男の背はだんだんと離れていく。

 視覚しか機能を持たない今の俺には、どうあってもあいつを止める事は出来ない。

 男の背中が見えなくなる瞬間、男は俺の方を振り返り、口の端を歪め嗤った。

「俺に任せな。お前の憤怒、俺が清算してやるよ。だからそこでゆっくり見てな。どうせもう、手遅れなんだからな。」

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 少年は幽鬼のように歩を進める。

 尾は三本、徐々にだが、その体や服も若干変化していっているようだ。

 髪は赤く、服は黒く、私ですらここまでの変化をする奴を見た事は無い。

 少年の背筋がしゃんと伸びる。

 その目の意識は無から有へ。

 顔の表情も無から有へと変化し、その表情は邪悪の一択。…まあ、存在の無い私に比べたらまだマシだが。

「ああ、もう、やっと出れたよ。長かったなあ、ここまでの道のり。」

 少年は訳の分からない言葉で一人愚痴る。

 腕を回し、体に異常が無いかを確かめた少年は、私を睨みつけて問う。

「よお、お前が俺の憤怒の元か?だとしたら感謝するぜ。お前のお陰で、俺はこうして初めて外に出れた。」

 少年は腕を広げて感謝の言葉を口にする。

 私としてはどうでも良い事だ。

 感謝など、存在のある者同士がやりあえば良い。

 しかし問題は、この少年の変化だ。

「おやおや、少年は一体どうしたんだろうね?いきなり動きを止めたかと思えば、次はいきなり別人格ときたもんだ。…説明は、してくれるんだろうね?」

 蛇を少年に投げつける。

 牽制のつもりもないただの暇つぶし。

 しかし、蛇は少年に届く事なく燃えるように消滅する。

 やはり、あれは少年の意思でやっていた事か。

「説明ねえ…。して欲しいなら別に良いが、口でするより刀で話した方が楽だわな?そう思わねえか?…蛇神様?」

 ほう、蛇一匹消しただけで私の元が分かったか。いやはや、とんでもない少年だ。だが…

「残念だが少年。それは半分当たりで、半分間違いだ。私は別に蛇神ではないよ。…元々存在すら無いのだからね。」

 髪を一本、抜いたそれを刀へと変えて対峙する私。

 赤髪の少年も刀を構え、自信の満ちた顔で嗤っている。

「へへっ。本体を押しのけただけの事はあるぜ。いきなりこんな大物を相手取れるとは思わなんだ。さあ、煉獄の炎、憤怒の焔を浴びてきな。」

「君が出来るのかい?この少女は君の思い出の人物。つまり、君が最も傷つけられない人物のはずだが?」

「ああ、本体ならそうだろうな。だが、俺には関係ない。」

 刀に炎が集まっている。

 少年の刀は炎剣と化し、その熱は神に及ばなくとも精霊クラスには相当する。

 炎が一度大きくのたうつ、それが少年と私の開戦の合図。

 私には懐かしい。


 何年ぶりかの遊びが、始まった。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 暗い、暗い闇の中。

 以前自分が閉じこもった世界とは根本からして違う世界。

 前とは違い、俺は今一人ぼっちだ。

 コンとコルも、あの時現れた華蓮の姿も見えない。

 殻ではなく、無。

 監獄ではなく、焦土。

 まさしくそんな感じの世界。

 限界は無く、戒める要素や拘束する機能も無い世界なのに、それでも俺は絶望する。

 この『世界』には、正攻法では脱出出来ないと。

『無』である事が、この世界の全て。

 これに耐えられるのは、本当の化け物しかあり得ない。

 やがて俺は、自分の意識すら手放すだろう。

 なるほど、『手遅れ』とはこの事か。

 浮遊する意識に浮かぶ一つの情景。

 それは、俺が意識を失う寸前の映像。

 洞窟の床へと倒れる俺、それを見下ろす華蓮の顔をした偽物。

 そして、頭の中で焼きごてのようにくっきりと残る三つの単語。

『五年前…殺し…華蓮』

「はあ、またこんな所で油売ってる。まあ、今回は仕方ないかな。厄介なのを外に出しちゃった責任は、私にもある訳だし。」

 光りを纏いながら俺の意識に出てくる一人の少女。

 見た目の年齢はだいたい11歳。死んだ当時のままの姿。

 しかし、その動きや精神は死んだ後に成長したように大人びている。

 ていうか、結局出てくるんじゃないか。危うく先に俺が音を上げる所だったぞ、華蓮。

「うん、ああ、ごめん。今雷君話せないんだっけ?本心に支配権盗られちゃって。う〜ん、私の世界に来てくれれば早いんだけど、そういう訳にもいかないよね?」

 いや、俺に聞かれても。第一、ここは俺の中だろ?何だよ、『世界』って?

 しかし、やはり俺は声を出す事が出来ず、俺の前にいる華蓮が困ったような顔をする。…一番困ってるのは俺なのにな。

「よし!分かった。一度雷君の体の支配権を取り返そう!」

 困り顔から反転。

 いきなり華蓮は無理難題を俺へと与えてくる。

 前言撤回。華蓮の精神は成長していないかもしれない。

「あっ、今雷君馬鹿にした?口に出さなくても分かるよ。雷君の雰囲気だけで私は会話出来るという自負があるから。」

 いやいやいや、そこまで出来たら言葉要らねえじゃん!だったら最初から使えよ!

 なんて俺の訴えも、華蓮が耳を塞いで聞こえません。のポーズで有耶無耶にされる。

 本当に会話出来んのかよ…。マジか、俺の夢よ。

「で?雷君、どうする?外に出る気があるなら手伝うけど?条件付きで。」

 条件付きなのかよ。まあ、華蓮が俺に対して無償で何かをした覚えは一切無いが。

 しかし、こんな時くらいタダにしてくれても良いと思うのだが?

「条件、というかお願い?雷君が外に出てからしなくちゃいけない事だから、私には強制が出来ない。でも、やらなきゃまた同じ事になる。分かる?」

 いや、分からねえよ。

 シリアスな顔されてもこっちはちんぷんかんぷんだ。

「んもう‼︎面倒だなあ!…とにかく、今雷君が理解すべき事は、一刻の猶予も無い事。それと、この後私が言う事を真っ先に実行する事。良いね?」

 まるで母親のように、華蓮は俺に言い含める。

 その様子に俺も、彼女の言葉に耳を真剣に傾けた。

 話はそんなに長くなる事もなく、俺はそれを了承した後、華蓮の背を追うように意識だけで闇の中を進んだ。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「あっははははははは‼︎」

 嗤いながら刀を振り、突き、払ってくる少年。

 なるほど、少し分かった気がするな。

 この少年。もはや人とは呼べない代物だ。

 私と同じか、それ以上の迷える子羊と見た。

 だが…

「つまらない…。」

 相手が人であろうがそうでなかろうが、つまらない相手はつまらない。

 これでは遊びにならないではないか。

 刀に纏われる炎の威力も確かに高い。

 見たて通り、その炎は精霊一体分くらいの熱量に相当する。

「つまらない……。」

 また刀が振るわれた。

 私はそれを、刀で捌く事もせずに避ける。

 武器を使うまでも、私の能力の一端を使うにも値しない。

「つまらな過ぎるよ、君。」

 少女の体を持ちながら、私は淡々と避け続ける。

 広くもなく、狭くもない洞窟の中。

 私達は円を描くように動き続ける。

 一時的に得た仮の肉体。

 この少年の基盤となっている少女。

 しかし、この少年は今、そんな事は微塵も考えていない。

「怒りのままに振るう暴力。…まるで子供の駄々でしかない。」

 あ〜、なるほど。これは新発見。

 彼は子供なのだ。その存在が、生まれたばかりの子供。

「もう良いや。」

 私は始めて、少年に向かって刀を振るう。

 炎剣と刀。

 それが交わった時に火花が生じ、少年は大きく後ろへと跳ぶ。

「何だよ?せっかく楽しくなってきたのに、まさか逃げる気か?」

「まさか、逃げるんじゃない。帰るんだよ。」

 私の返答に、少年は顔を歪めて反抗の意思を表す。

 だが言葉を言ってこない辺り、まだ戦力の分析くらいは出来るらしい。

「ちっ!目覚めたばかりとはいえ、風を掴めと言われたような気分だぜ。」

 少年は静かに刀を下ろす。

 だが、その殺気は全く緩む気配が無い。…私を見逃す気は無いらしい。

「おやおや、私を帰す気は無いみたいだね?少年。」

「当たり前だ。何時間でも相手になってもらうぜ。たとえこいつの仲間が戻ってきたとしても、そいつを殺してでも続ける。だがら、てめえも…⁉︎」

 少年の言葉が途中で切れる。

 先ほどまで溢れていた殺気はなりを潜め、頭を抱え、刀を落とし蹲るその姿は、まるで何かを抑えているようで…

「 ‼︎ ちくしょう!今度はてめえかよ⁉︎…はあ?ふざけんな!せっかく出たのに、また戻ってたまるかよ!」

 少年は誰かと話しているように怒鳴りながら地面を転がる。

 その髪は赤から金へ、尻尾も三本から二本へと変化していく。

 だが、そのスピードは遅く、時々また赤くなり、尻尾が三本になったりを繰り返している。

 ふむ、どうやら押さえ込んでいるのは本当のようだ。…まあ、いつまで押さえ込んでいられるかは分からんが。

 でもま、今の内に退散させていただくとしよう。

 どうやら、偽物の神は起きてしまったようだし、私もここにいては危険だ。神に抗うには、まだ私は弱過ぎる。

 闇に溶けるように、私は仮の肉体を捨てて影に戻る。

 そしてここに来た時のように、まるで幽霊のように消えた私は足音を立てずにその場を後にする。

 その時の少年の眼は、私ではなく別の者を見ていたように思える。

 いやはや、なんとも喰いでのある人間だ。

 その存在、私の為に役に立つ日までは、生きて強めておくれよ?

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 目が覚めた。

 意識は朦朧。手足の感覚は遅れて、五体を十分に感じる事が出来ない。

 視覚だけはっきりしているのは、やはり先ほどもちゃんと機能していたからだろうか?

「小僧、大丈夫か?」

「セレ…?」

 非常に弱々しい声が出た。

 赤髪の俺がちゃんと発声していたはずだが、喉は機能を長年忘れていたかのように使いづらい。

 セレは心配そうな顔をしたまま俺の顔を覗き込み、熱を測って介抱してくれている。

 俺は何とか手を挙げて大丈夫な事を示すと、ゆっくりと立ち上がって周りを見回した。

 あれからだいぶ寝ていたのか、空は向こう側が白ずんできている。

「小僧、何があった?我が殺生石の封印を解いている間、ここで一体何が?」

 セレの顔は真剣そのものだ。

 そうか。時間がかかっていたのは封印を解いていたからか。

「セレ、話は後だ。それより、俺が倒れている間、誰か近くにいなかったか?」

「いや。我らが来た時には既に、小僧が探している奴はいなかった。」

 セレの言葉に少し違和感を覚える。

 セレは、俺が何かと戦っていたのを知っている?

「なあセレ、何で俺が戦っていた事を知ってるんだ?」

 セレは俺の目を覗き込んだ後、空に手を伸ばして一点を指さす。

 そこには…

「………朱雀?」

 炎のような翼。

 赤い髪のショートカットの少女。正確には、セレより少し下。俺とほぼ同じくらいだ。

 頭の上には幾何学模様の何かが浮かんでおり、一見すると天使のようにも見える。

 しかし、その炎を纏う美しく神聖な姿は伝説上の朱雀そのものを彷彿とさせる。

「おい、そこな少年。貴様、あの妖怪と知り合いか何かなのか?隠しだてせず、正直に答えれば燃やさずに済ませてやる。」

 朱雀は火の粉を振りまきながら空を飛び、俺の周りをずっと回っている。

 因みに、朱雀は今現代風のスカートを履いているのだが、その中が見えそうで見えないのはここに明記しておく。…残念だ。

「小僧、今無性に小僧を溺死させたくなったのだが、構わぬか?」

「構うに決まってんだろ?何言ってんだよ。俺は今、この場をどう答えるか全力で思案しているというのに、俺の潔癖を疑うのか?」

 大丈夫。潔癖でないのは俺が一番良くわかっているさ。

 最近無理してセレや土花を気にしないように、あえて描写しなかったからな。

 そろそろ俺も限界のようだ。

「さて朱雀。お前の答えだが、知り合いかどうかと言われれば、否だ。だが、あいつには用が出来た。少しばかり痛い目を見てもらうっていう予定がな。」

 鈍い頭を揺すって何とか言葉を紡ぎ出す。

 さっきから、頭の奥で俺を怒鳴りつけているような感じがするが、今はまだ大丈夫だ。

「そうか。貴様は関係無いか。まあ良い。この私を起こしたのだ。それだけで良しとしてやる。」

 なんだろう?朱雀はえらく態度がデカイな。

 最近の女子高生の体現みたいな感じだ。…胸はセレに負けてるのが目に見えてるのに。

「おい貴様。誰の胸が小さいだ?いい加減にその雑念を止めねば燃やすぞ。」

 何と⁉︎こいつも心を読むのか?

 何だよ、京都。心読む奴ばっかだな…。

「はあ〜、ほれ小僧。取り敢えず館に戻るぞ。目的は果たしたのじゃ。これで我等も帰れるであろう。」

 セレが頭を抱えながら帰還を促す。

 確かに、空はもう完全に朝だ。時間拘束が解けたのなら、今日は九月八日のはずだ。

 土花達もちゃんと戻れていると良いのだが。

「何だ、あの館か。やはり封印の中きら見るのと、生で見るのでは違うものだな。」

 朱雀は八の字を描くように飛びながらご機嫌である。

 どうやら、外の空気が久し振りらしく、館に着くまでの間に俺達は今までの経緯を話した。

 そして、朱雀を封印した者と、その理由も。

 太陽に起こされるように雀が鳴きだす。

 任務は果たした。

 しかし、それとは別の課題が、俺には出来てしまった。

 夢にしては頭から離れない華蓮の言葉。

 どうやら、土花達といられるのは、そう長くはなくなってしまったようだ。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『朱雀苑 洋館内にて』


「久城〜、どこにいるのです〜?」

 私は館内を探して一人の男を探します。

 カゲが私から逃げて始まった隠れんぼ。…なのですが、どうやらカゲは本気逃げをしたらしく、どこかの影の中に隠れたと思われます。

 そこで、他人の心を読める久城を探しているのですが、一体どこにいるのかさっぱり見つかりません。

「自室にはいなかったし、食堂にもいない。という事は、電話室でしょうか?」

 この館は山奥にある理由で電話は一切通じません。

 それは、この不思議な事象が起こる前からそうであり、電話をするには電話室に行くしかないのです。

 久城はよく電話室で電話をしています。

 相手が誰かは分かりませんが、話の内容からして、海外にいる私の母からでしょう。

 私は電話室に通じる長い廊下を一人で歩きます。

 電話室、と書かれたプレートを確認すると、私はゆっくりとドアを開け、中の様子を確認します。

「はい。はい、そうです。…では、八日に取りに行きますので。はい。」

 いました。久城です。

 予想通り電話をしていますが、何かいつもと内容が違います。

 取りに行く…という事は何かの予約でしょうか?

「久城?」

「ん?ああ、お嬢様、どうなさいました?」

「どこに電話していたんですか?」

 久城が私の質問に若干答えづらそうに顔をしかめる。

 何だろう?どこかヤバイ所にでもかけていたんでしょうか?

 さながら、マフィアのボスに例のブツを持ってこさせる…みたいな。

「ああ、いえ、お嬢様。そんな大それた事ではありませんよ。ただの鉄道会社ですし。…というか、どこでそんな状況をお知りに?」

 思考を読まれた事と自分のテレビの見過ぎを指摘され、私の顔は電話室の中で紅くなる。

 ここは話を逸らすとしましょう。

「そ、そんな事より、どうして鉄道会社に電話を?」

「まあ、なんというか、所用と言いますか。これを必要とする人が現れそうですので、先に手配をしておこうと思った次第です。」

 相変わらずの全知感。それを証明するように館の扉が開く音がする。

 どうやら、お客様が帰ってこられたようです。

「さあ、お嬢様。皆様をお迎えに行きましょう。」

 久城は私にとって大きな手を私に差し出してきます。

 私はその手を取り、共に館の玄関へと向かいます。


 しかし、あの鉄道会社への電話は誰に対しての物なんでしょうか?


 そんな疑問を口には出さず、私は久城に手を引かれるままに、歩き続けました。


古都編終了〜です!

えっ?まだ途中じゃね?なんて思う方もいますが、古都編はここで終了です。

次回からはこれの延長線上、物語の核心へと進んでいきます。

次回の編は孤立編と銘打ってやっていきたいと思います。

ですので、『狐の事情の裏事情 スピンオフ』はもうしばらくお休みさせていただきたいと思います。

では、皆様、物語の前座はここでお終い。

長い前座ではありましたが、ここまで付き合っていただきありがとうございました。

これからも『狐の事情の裏事情』をよろしくお願いいたします。

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