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「ルドラ殿は双剣か」


「…多人数を、相手する事も…あるかもしれないから…」


「じゃあ次ね」



トルツの王子の発言にワウシャープの王子が理由を話し、俺はトルツの王子に弓を渡す。



「ほう…!これは凄い…!全てが金属で出来ている弓など見た事が無い!」


「全て?弦も金属で?」


「ああ。一体でどういう技術で…!」



魔鉱石製の弓を受け取った王子が驚くと王女が不思議そうに尋ね、王子は肯定して驚きながら俺を見る。



「金属を蜘蛛の糸ぐらいに細くして束ねただけだけど」


「…聞くと簡単に思えるが、そんな事が?」


「…理論上は。…でも技術的には…」



俺の簡単な説明にドロウィンの王子がワウシャープの王子に確認すると頷いて肯定すると直ぐに首を振りながら否定した。



「しかし軽いな。重さもさる事ながら引く時にも力がほとんど要らぬ…しかし…」



トルツの王子は弓を上下に振った後に弦を掴んで軽く引くと指を離し、ビイィン!という弦を弾く音が聞こえる。



「…子供でも軽く引けそうな軽さで強力な弓を放てそうだ…限界まで引けば一体どれほどの…!」


「反発力だったか復元力だったか形状記憶だかの複合技術だね。とりあえず、はい」



俺はトルツの王子に適当な感じで軽く説明してから細いカチューシャとモニクァの王子達に渡したのと同じ防具を渡す。



「感謝する」


「んで、最後ね」


「ありがとうございます!」



トルツの王子が受け取りながらお礼の言葉を言うので俺は王女に杖とサークレット、そして王子達と同じ防具を渡した。



「うむ。思った通り…これなら普段使いができそうだ」


「ええ。これならば咄嗟の時でも対応できる」


「…わざわざ装備を整える時間が、省ける…」



王女が装備を受け取ると王子達はさっそく防具を身に着けて感想を言うが…



正直ワイルドなイケメンやクールなイケメン達が…大の男が普通に頭にカチューシャやサークレットを付けてる様子は違和感が凄い。



「やっぱりカチューシャとかサークレットじゃなくて兜にした方が良かったんじゃない?」


「何故だ?特に変では無いハズだが…」


「ええ。違和感は無いハズ…」


「あ、うん。じゃあソレでいいや」



俺の提案にモニクァの王子やドロウィンの王子が不思議がるので俺は『お国柄か…』と思いながら引き下がる。



「ふむ…先程のシスター殿の言う通り新しい武器が手に入ると戦いたくなるな」


「うむ。装備の性能を試してみたくなるものだ」


「ん~…じゃあ外に魔獣狩りに行く?」



王子達が新しいオモチャを手に入れた子供のようにはしゃぎながら話すので俺は少し考えてそう提案した。



「…ソレは良い考えだ」


「…同意」


「実際に使ってみない事には分かりませんものね」


「じゃあ適当な所に行こうか…どこがいい?」


「では西の方角はどうだろうか?中継基地のある方角で、魔獣がいると運搬にも支障をきたしかねん」


「ですね」


「うむ」


「んじゃソコで」



王子や王女の賛成に俺が場所を尋ねるとドロウィンの王子が意見を出し、他に反対する人もいなかったのでソコに行く事に。

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