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準決勝 決着

凍らせれば相手の攻撃を防げる。

まぁ相手の攻撃を見切って凍らせなければいけないが、

どんなふうにもやりようがあるはずだ。


ビュン!


目の前に水槍が迫ってきている。

それを六花で防ぐ。


ん?避けられないから六花で防いだ。それはいい。

だが六花は自動防御じゃなくて俺自身が動かしている。

どうやってここまで完璧に止めたんだ?


「よそ見」


リサは間髪入れずに近づいてくる。


攻撃が——。

こない!?


槍の形状が変化してる…


「水槍《瞬穿》」


一撃必殺ってやつか、


ガガガガン!


六花を重ねて防いだ。

ただし、6枚あった六花が3枚破壊された。


あれを防ぐのは至難の業だ。

だが、あれを完璧に止めることができた。

無意識的に何かを感じ取って止めれたということだ。

それが分かれば俺も戦える。


水星が破裂する。


この感覚で発動していくのか、急がないとやばいな。

視界に変化はない。だが、今刻々と体の反応が悪くなっていっているのが感じる。

動こうと思ってから動くまでにラグがあるような。


「ははっ」


笑うしかない状況だ。

だが、こうして状態が悪化していくにも関わらず攻撃を防げている。

…って、来る!


ビュン!


頭を下げた瞬間に水槍が俺の頭があったところを通る。


なるほど。今、来ると思って槍の攻撃の前に先に動くことができた。

つまりは先読みだ。

思えば当たり前だな。

敵は武器を使うんだから構えや手の動きで攻撃のタイミングは分かる。

それに攻撃力が高い分直線的な攻撃しかこない。


「反撃開始だ」


よく見ろ。

次にくる攻撃は——。


ガン!


水槍を氷拳で凍らせて俺の攻撃を喰らわせる。


入った!


また少しリサの体が凍る。


俺の攻撃も相手の動く速さを奪うからな。

ただ、近くに行って攻撃を当てなければいけない。

その分リサの水星よりも効果はでかいけどな。


「そんな…」


リサが狼狽えている。

レイは直ぐに追撃を仕掛ける。

すると、また攻撃が来た。


これを防いでもう1発入れて見せ、

あれ?

なんで氷った槍が俺の目の前に迫っている?

第一まだ氷拳で攻撃していない。


右手で防ぐ。


ズシャ!


血が吹き出る。

これはいい。氷で止血できる。

それよりもあの氷の槍がどうやって飛んできたのか?


リサを見るともう一つの氷の槍を水で覆っている。


何をやってるんだ?


その瞬間に攻撃が飛んできた。

それを避けながら考える。


凍ったところを操っているわけじゃない。

投げたわけでもない。

水で覆う?…水圧か!


もう驚かされっぱなしだな。

制約がどうとか魔法がどうとかじゃなくて使い方がうま過ぎる。

だが、もうわかった。俺も、少しお返ししないとな。



これ防ぐんだ。

さっき思いついた技だから?

イマイチ効果を感じない。

でも、相手の目の色が変わった気がする。

攻めてくる。


「送氷」


相手の地面から氷が生えて、すごい速さでこちらに迫ってくる。


水槍を突き出すと先端が凍らされる。


「終わり」


氷を風の魔法で相手へ飛ばすとそれをギリギリで左手で受ける。

これで両手潰した。

水槍も治っている。


「水槍《散》」


先端が複数に枝分かれする。

そしてレイの体を複数貫く。



マジか…

こんな攻撃を今までしないでおいたのか。

だが、なんでこのタイミング?

いや、当たりまえか。

俺が水槍の対策を思いつく。リサのその場の思いつきも対処する。

そうして俺が気分よくなったタイミングでちゃんとした新技をぶつける。

避けられないわけだ。


「だが、これで終わるつもりもない」


「氷硬球」


小さな氷の球を作り出す。

リサの反応はない。


丁寧に硬くたくさん作る。

それを回転させる。回転をさせ続けて射程距離ないで加速させていく。


それを連続で打ち出していく。



「な!」


氷が地面にめり込んでる…

1発でも喰らえばかなりダメージを与えられてしまう。


水を地面に生み出し風で波のスピードを上げる。

その波に乗り氷の球を避ける。


ただ私に向けて撃っているわけじゃない。

少しばらけさせている?

いや、意図的とは思えない。


関係ない。今更どうやっては考える暇はない。そういうものだと考える。

それにしても能力を使っていなかったらもうすでに手足が動かなくなっていたとしてもおかしくなかった。



全て避けられている。

俺も近づいて攻撃を確実に当てるか。

地面に氷を生成して移動を速くする。


それに近づく程、氷硬球のスピードも連射速度も速く感じるはずだ。



相手はかなりダメージを受けてると思って時間稼ごうかと思ったのにこれじゃ避け続けることは不可能。


「水槍」

これでただスピードに任せての攻撃をしても多分倒すことはできない。


水槍を枝分かれさせ一つの突きで何回も攻撃が起きるようにする。



クソッ

一回のモーションで複数回の攻撃をしてくる。

これを止めることは、ほぼ無理。

幸いすでに使い道がない両腕と六花を使って防ぐ。


「氷槍」


作って直ぐに足につける。

普通、こんなものをつければ動けたものではない。

だが、射程距離ないなら問題なく操ることが出来る。


相手に先端を向けて刺そうとする。

その瞬間に相手の水星が発動する。


やばい、視界がぼやけ始めた。

背中から氷を発生させてとにかく突っ込む。


ズシュッ


刺さった感覚がある。

氷で動けないはず。

ここからはインファイトだ。



相手が無理やり突っ込んできた。

計算して動いてきたならこっちも予想が立てやすかったのに…

傷ついちゃいけないところに刺さった気がする。

でもここで負ける気もない。


氷の球を水の壁で受け流しながら水槍を突き刺す。

直ぐに反撃しようと腕を回しながら攻撃をしてくるがそれも防ぐ。


相手の攻撃手段はもうない。



認めるしかない。コイツは俺よりも強い。

だが、

防がれた腕を陰に氷槍を作り出し腕を貫通させる形で打ち出して急所を指す。


その瞬間に二人とも転送された。

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