お別れ 〜年の差カップルってあるけどこれは違う気がする〜
※注意
キリスト教に触れています。
ダヴィンチコードが大好きなもので、その類の解釈をしています。
「、ありがとう」
やっと話せた
涙が溜まった瞳から一雫が流れた時、出会った時から少しだけ年老いたサツキ様に申し訳なく思いながらも、彼女の前にひざまづいた。
「あなたから世界を、人生を奪って申し訳ありません。…それでも、私はお願いしたい」
「…?」
「この世界にいてください」
「…もう帰れない」
「はい。分かっています。それでも、いえ、だからこそこの世界に…私と一緒に、いてください」
濡れた瞳をまんまるにした愛しい人に笑いかけ、私では読めない文字が並ぶ『スマホ』に視線を落とす。
この文字は辛いものだっただろうか。
嬉しいものだったろうか。
礼を言ったなら、せめて切ないものであってほしい。
愛しくて、恋しくて、嬉しいものであれば、今までは決して無駄じゃない。
震える手を震えないように必死に頑張っていると、焚火の匂いがする指先が下がった私の顎をそっと押し上げ、覗き込むようにサツキ様が首を傾げた。
「もう『僕』って言わなくなったね」
「…いつの話をしているのですか」
思わず唇を尖らせれば、左頬にカサついているけれど柔らかい暖かな何かが押し当てられた。
「むくれないで、アーノルド王子殿下」
子どもの頃とは違う感情が乗っている気がする手の平でポンポン、と私の頬を撫でたサツキ様は静かに、けれど深く頷いて。
ここにいる、と言ってくれた。
◾️
『今回の聖人様はおかしい』
『身分のない世界から来たのだとか?』
『そんな馬鹿な話があるものか!誰が国を支えるというのだ!』
『民が選んだ者たちだそうですよ。浄化の力は見事でも、きっとろくな世界ではありませんな!』
僕が今代の聖人様について聞いた噂は、概ねこのようなものだった。
嘲笑と、憤慨と、明確な蔑視。
家名があるから貴族かと思ったら平民で、いや、身分がない世界なら『平民』というのもおかしいけれど、とにかく『民をまとめる立場』ではなくて。
独身で仕事をしているから子を産めないと思ったらそうではないらしく。
知っていること、できることといえば日々の生活がほんのちょっと楽になることや、彼女の世界にあるものを使ってでしか役に立たないであろうことばかり。
しかも、話せはすれど文字は書けないらしい。
(そんなの平民と同じじゃないか!)
簡単に言えば、調子に乗っていた。
兄も僕も『天才』と呼ばれ、ずっと年上の教師たちと色んなことを議論できていたから、本当に、調子に乗っていた。
異世界からやってきた『聖人』にだって負けないぞ!と謎の対抗心を燃やすぐらいには。
だから父に頼んで【文字の勉強】を名目に、王城で行われる座学を一緒に受けることにしてもらった。
母と同じぐらいの年だと聞いていたのに、現れた聖人様はくたびれ、清潔ではあっても【清潔感】はない、おかしな女性だった。
適当な挨拶にまず口の端が引き攣った。最初で最後の『一緒』だろうと思い、自分が言い出したのにも関わらず渋々隣の席に座る。
ぼんやりと窓の外を見たり、用意された教科書をペラペラめくったりしている聖人様に、事前に聞いていたであろう家庭教師の眉がぴくりと跳ねた。
だが、やる気がないのなら放っておくことにした家庭教師は兄と僕めがけて歴史を語る。
『歴史』を学んでどうするというのか、最近理解に苦しむ。
確かに、過去の戦略を参考にはできるだろう。確かに、過去に行われた政策がどんな効果をもたらしたのか分かるだろう。
けれどそれは『調べたら分かること』だし、戦略も政策も各専門家が分析しきった書物としてまとめており、1から10の歴史を知っておく必要はないと思うのだ。
生意気にもその気持ちを直接伝えれば、二つ上の兄も同じだったのか反論することなく家庭教師をじっと見つめている。
言葉に詰まったのは『歴史』を語る家庭教師の方。
後から分かったことだが、この家庭教師は暗記が得意だから歴史の成績が大変良かっただけで、『歴史』という学問に魅力を持っているわけではなかった。
そんな者に『歴史を学ぶことになんの意味が?』と聞いたも同然なんだから、返す言葉もないはずである。
オロオロし始めた家庭教師の代わりに、挨拶以外は一言も話さなかった聖人様が声を上げた。
「歴史は、謎解きみたいなものだよ」
ぽつりと呟かれたそれを聞き逃さず思わず彼女を見たら、今やっているところとは全く違うページの文字をなぞっていた。
窓から差し込む光が、くたびれたように見えて真っ白な手の甲にあたり、指先まで辿って柔らかい影を落としている。
謎解きとはどういうことか。そう聞きたかったのにあまりに静かな空気に声が出てこなかった。
僕たちの沈黙と視線から続きを求められていると思った彼女は、視線を教科書から外さず、ペラペラと挿絵を探しながら続きを紡いだ。
「私の世界には多神教も、一神教もある。その中で1、2を争うほど信者が多いのがキリスト教っていってね。イエス・キリスト。主である神から言葉を託され、ついに『神格化』されたその人を崇拝してる」
「…あなたも?」
「私は違う。こんなことになっちゃったから神様を信じてないわけじゃないけど、神様は『いる』ってだけで『敬愛し、崇拝する』ものじゃない」
「なる、ほど…?」
彼女曰く、そのキリスト教というのが彼女のいた世界で国を動かせるほど強大な権力を持っており、その権力を持つまでの過程は詳細にまとめられ、今でも分析されているそうだ。その年数は約2000年分。
キリスト教に関わる物的発見に至っては約3000年前にも遡るらしい。
それはさておき。
簡単にそのキリスト教が辿った歴史を聞くと、いろいろ突っ込みたいところはあれど『実際にあったこと』として聞いたらこの国にも起きるのではないか、と思うことばかりだった。
「多神教を信仰していた大帝国があった。周辺諸国と戦争しまくって勝ち続け、領土を広げきった大帝国。その国は多神教で、万物を司る男神と女神を崇めていた。そんな中で、キリスト教の前身であるユダヤ教は『異教』だった」
「、え」
「ユダヤ教も一神教でね。たった1人の神様以外は神ではない、というか…そんな感じ。よくて天使とか神の使いってところ。そんなことを少数が言えば、そりゃあ迫害される。ただでさえ『奴隷』の神だ。大帝国のほとんどは信じてなかったと思う。力もなく、身分もない少数の信仰集団。それが様相を変えたのは、後に誕生するイエス・キリストが『始まり』」
神の声を聞いたイエス・キリストは数多の奇跡を起こしたという。
ただの石工の息子が手をかざすだけであらゆる難病を治し、一つのパンから無数のパンを生み出して飢えから救った、そんな奇跡。
奴隷の宗教というのなら素晴らしい救世主であっただろう。
彼女の知る歴史ではその通りであった。もちろん生前の彼の手が届く範囲だけれども。
それでも地方の権力者たちには目障りだったのだろう。あっけなくイエス・キリストは捕まり、磔の刑に処された。
そこで終わったはずだった。そこで小さな信仰の芽は潰れたはずだった。
「追い詰められた人間が何をするかわからないってよくいうけど、何を信じるかもわからないよ」
唯一信じられるものを見つけ、実際に奇跡を目の当たりにした人々はイエス・キリストが死んでも信じ続けた。
彼の教えを、彼が信じる唯一なる『主』を。厳しくも慈悲深い主は、『今は耐える時』と言っているのだと。
じわじわと信者を増やして力を増し、ついに牙を向いたのは、イエス・キリストが死んで約300年後。
虐げられ続けて我慢ができなくなった奴隷たち、大帝国に侵略され属国として理不尽な目にあっていた地方が、イエス・キリストの教えと共に各地で反乱を始めた。
内戦で国が二分されるほどの大事件。
当時の皇帝は国を再び一つにするべく死の床でキリスト教に改宗し、そうして多神教の大帝国は無くなった。
「さて、これで必要になってくるのが聖典だ」
「「聖典?」」
「国教として絶対に必要なルール、かな。今まで多神教だったから、これから何を信じるかわからない人たち向けに広めるルールブック。イエス・キリストが広めた教えをまとめた書物、行うべき儀式、祝日の定め。すでにイエス・キリストが没して300年経っていて、いろんな宗派が生まれていた。なんせ彼の弟子は12人。12人も弟子がいたら、それぞれが何を考え何を思うかなんてわからない。そんな弟子たちから生まれた宗派の代表が一ヶ所に集まり、あらゆることを話し合い、投票して…」
キリストは神なり、と決まった
その言葉に、うん?と兄と顔を見合わせた。歴史の家庭教師も首を傾げている。
だって彼女は言った。イエス・キリストは石工の息子で、ちゃんと人から生まれた、と。
死んで復活したとか奇跡を起こしたとか、そういうことは置いておいて、人から生まれたのだから生物としては『人』であるはず。
なのに『神なり』と決まった。いや待て、神なりと『決まった』のでは。
「人を、神として…?」
震える声を引き絞ったのは兄だった。そんなことあってはならぬと、妻や夫として見初められることはあっても成り代わってはならない存在、それが『神』のはず。
理解できない信仰に、今度こそ背筋が寒くなった。
「そう。このままの教えが礎となって、大帝国は分割。小国に分けられて栄えたり廃れたりするんだけど、そこはおいておいて」
「・・・・」
「キリスト教を国教とする国々でいろんな問題が起きた。特に大きいのは『聖戦』と呼ばれる神の名の下に行われた侵略行為。キリスト教以外は『異教徒』だから『人間じゃない』とまで言い切れるほど過激な侵略行為に、邪魔になる者たちがいる」
もう国政にまで関わっているじゃないか、との驚きもあったがそこまで信仰のせいにできるのかと驚いた。
他の国にあるものが欲しいから。それを理由にするのではなく、神から命令があったから他の国を攻める、そう考えるところに人の醜さを感じる。
なぜかその人の醜さが彼女を嗤っている者たちと重なって、口の端を噛み締めたのを今でも思い出せる。
「キリストを崇める信者たちの中には『キリストは人なり』とする人たちもいた。そんな人たちが今後勢力を広げられちゃ困る。『神の名の下に』許されていた全てのことが、実は神の命令でもなんでもなかったってことになったら…その先は考えたくもない」
まだ幼なくとも王族ゆえに、その恐ろしさが肌で伝わった。
実際に何がどう起きるかわからないし、被害の規模も彼女が考えているものとは違うかもしれない。
けれど、もし、そんなことが国に起きたら…国ごと滅ぶだけではきっとすまない。
「だから『神なり』とする人たちは『人なり』とする人たちを根絶しようとした。専用の騎士団まで作って西に東にと探させ、自分たちの教えに従わない者、自由な思想を持つ者、怪しく見えることをする者を火炙り。その多くが女性だったことから『魔女狩り』と呼ばれた」
「っ、」
「という学説と、この魔女狩りによって『キリストの血筋』を根絶やしにしようとした、という学説がある」
「……えっ、学説?」
「うん。学説」
「ほ、本当に起きたことでは」
「魔女狩りは本当に起きたよ」
「「理由は!?」」
「そこが分からない。いろんな説がある」
「「そんな!!」」
「だから歴史は『謎解き』みたいなものなんだって。一つの学説を本当だと信じる人もいれば嘘だと信じる人もいる。真実だと信じるのと『事実』は違う。が、幸いにもあらゆる謎解き名人が事実を摘み取り、束ねて後世に伝えた。この世界にはなく、起きていないことかもしれないけど、『誰が神で誰が人間か』その論争で何人死んだか」
彼女の知っている歴史は一切記されていない本を指先でトントンと叩きながら、これが事実、と言った。
「歴史だけの話じゃなく、人は古くからその知識を伝えるため、文字を作り言葉を作り、本を作った。あらゆる人たちの『生きよ、栄えよ』と願いが込められた知識と経験の結晶。それを『読めばわかる』『調べたらわかる』とするのは…ちょっと子供すぎる」
「「「…はい」」」
「…あの、先生は頷いちゃダメなんじゃないですかね」
呆れたように鼻から息を吐き出した聖人様は、僕たちを見るのをやめて立ち上がった。
聞いているだけじゃ分からないし、私には意味のない授業だろうから帰る、と。
それを3人で全力で引き止めたのは言うまでも無い。
「一緒に文字の勉強をしましょう!」
「あー…………そのうちね」
◾️
命の危機が差し迫っていない、ある意味『熟した』世界から来た聖人様の考え方と、ようやく身の安全を確保できるようになったばかりの私たちの考え方が違うだけなのだと分かったのはいつだったろう。
歴史の授業を発端に、彼女と話す時間を兄と一緒に父と母に懇願した。
これから平和に、穏やかになっていき、外ではなく内側に目を向けなければならない今、彼女の知識と経験は必ず糧になると直感したから。
理解が及ばない、という顔を2人ともしていたけれど、子どものおねだりと思われたのか、本来の勉強に差し支えがないのなら、と許可をしてくれた。
彼女の語る『科学』と呼ばれる物の考え方。彼女の知る『予防』『衛生』と呼ばれる医学とは思えない医学の分類。
食材に含まれる『栄養』と言うものがどれだけ重要かなんて知らなかったし、多岐にわたる制度の大まかな流れさえも新鮮で。
メリットもデメリットも、成功例も失敗例も、知りうる限りの話を、疲れた顔でしてくれた。
そこは申し訳ないと思う。好奇心の塊である子どものおねだりに、いろいろ質問してしまった自覚があるので。
誰もが高水準の教育を受けられる世界で『普通』であった聖人様は、僕たちからしたら『未知の知識を持った宝箱』だったから余計に疲れただろう。
「これが聖人様の世界?」
「そう」
「これは建物、ですか?」
「そう。30階建て」
「30!?」
薄い金属の板をたまに光らせてぼんやり焚き火に当たっている聖人様に近寄ってそれを覗き込めば、見たことのない恐ろしいほど鮮明な絵があった。
これは『写真』といって、小さなカラクリが目に見える世界を忠実に写しとって保存してくれる物だそうだ。
もうすぐジュウデンがなくなるから見れなくなるという。
懐かしそうに、嬉しそうに、けれど寂しそうに笑って、涙を流さないまま泣いて。
少し心を開いてくれたかな、と思い始めた頃には、兄も僕も気づいていた。
彼女を産み、育て、導いた両親。
彼女と一緒に笑い、泣き、研鑽してきた友たち。
彼女と日々の糧を得るために働いていた仲間。
この世界に来るまでに築き上げてきたであろう、彼女の実績。
たとえ人類の命と天秤にかけたら砂つぶに等しいと自嘲されても、僕たちがそれらを全て奪ったのだと。
そして勝手に期待して、勝手に落胆した。
見せてくれて教えてくれた世界は過去の聖人から伝え聞いている世界とまるで違った。
もっと僕たちと同じだと思っていたのに、もっとずっと便利で安全な世界。
その世界から彼女を攫ったも同然で、さらに孤独に生きさせている。
写真を見た次の日から、兄はその事実が言葉に落とし込めたようでしばらく落ち込んでいた。
僕もそう。
どういうわけか聖人様は不老になったそうだ。体の中に魔力が空っぽになったから貯まるまで歳を取らないと。
彼女の魔力量がわからないけれど、世界中を浄化したのだから1年2年で終わるはずがない。
それを聞かされ、決意した。
(必ず聖人様を元の世界に帰す!)
時間はある。彼女が歳を取らないなら、彼女の視点で魔法を分析して、新しい魔法を作り出せば、きっとできる。きっとだ。
この世界と文字の勉強と称してできるだけ彼女と共に過ごした。そうして彼女の考え方を理解しようとした。
森の中の小さな家に住む彼女に突撃しては話を強請り、無理やり外に連れ出してはまた話をする。
それを繰り返せば、渋々といったように文字を覚え始め、僕と一緒に魔法の話をするようになって。
嫌そうな顔より楽しそうな顔を見るようになった。
ぼんやりすることより、目の前のいろんなものを見るようになった。
一人でいることが多かったけれど、街にも遊びに行くようになった。
僕の話でわからないところを質問してくれ、答えたら拍手された。
聖人様の作ってくれたお菓子を口の端につけていたら、小さく笑ってくれた。
枝を折るカサついた肌で僕の頭を撫でてくれた。
私からしたら勧善懲悪な物語でも、彼女から聞かされる悪人側の話を聞くいたら世界を見る目が変わった。
社交界の笑い話(醜聞)を『だから?』と呆れる唯一の人で、どんな人の事情にも『そんなこともあろう』と頷きながら本人のやりたいことを聞き出せる人だった。
見目が特別美しいわけじゃないのに、彼女の周りだけ柔らかな空気が流れていると知った時、名前を呼びたいと思った。
サツキ様がこの世界に来て15年。
魔力が貯まったのか、止まっていた彼女の時が動き出して焦ったけれど、ようやく彼女の貢献に少しだけ『お返し』ができると踏んだ私は、研究成果を師であり、友人であり、想いを伝えていない愛しい人へ報告した。
結局、サツキ様を元の世界へ帰す方法は分からなかった。
浄化の魔法陣は、異世界の『空気』をこちら側に流し込んでこの世界の空気を押し出すだけの役割であり、この世界の物を送り返すことはできないと分かったから。
ただ、時と場所を選べば空気は繋がる
試して欲しかった。
『残り10%のジュウデン』を残して『スマホ』で連絡が取れるようにと願いを込めた。
戸惑いながらも、希望を見つけた目をした彼女が現れた最初の場所に案内すれば、なんの迷いもなく『電源』を入れて『電話』をかけた。
その姿に罪の意識が心をざわつかせたが、電話が繋がらないと分かると『メール』で連絡を始めて…繋がった。
ハラハラと泣く人を抱きしめながら思う。
サツキ様が何を伝え、何が帰ってきたか分からない。
分からないけれど、いつか教えてくれたらと思う。
15年待ったのだ。もう少しぐらい待てる。
………たぶん。
たぶん?いや無理だ。何のために今までがんばってきたのか!!!!!
「サツキ様、今すぐ私と結婚しましょう!」
「あのね、アーノルド王子殿下。もっと若い子に目を向け「両親からも許しを得ています!」…もーーーーやだこの子、ちっちゃい頃からまっすぐすぎる!もっと現実見なさい!」
「サツキ様の理論おかげで『魔導具』と『錬金術』そして『予防医術』が生まれました!その功績を持つあなたを王家が独占するのは利に適っています!」
「そういう現実じゃない!年の差!」
「たった7つです!」
「実際は15なんだよねえ…!!」
頭を抱えて唸り声をあげるサツキ様の耳も首も真っ赤なのを見て、あともう一押しだと、見守っていた兄がにんまり笑いながら頷いた。
沢山のPVと評価をいただきありがとうございます。
とても励みにさせていただいています。
長らく完結を先延ばしにしていて申し訳ありません!こちらにて一旦完結です!
時間が空いた時に推敲・番外編、つけていこうと思います。