あとがき
お疲れ様です。鹿藤です。
ということで「冬のカナリア とある魔術師の旅路」は完結致しました。
苦難を乗り越え、一人前となった刻印の魔術師はカナリアと共に新たな旅へ。
これにて若かりし刻印の魔術師の成長物語はお終いになります。
この後は彼もひとかどの人物となって、後々の物語に登場することになるでしょう。
この物語は(同人誌以外で)初めて書き切ることが出来た長編小説でした。
総文字数七十二万字と少しだったので、世の長編小説の中ではそんなに長い物語ではないかと思いますが、長編は長編だと思います。
拙いながらもちゃんと完走することが出来て本当によかった。読者の皆様のお陰です。
いくら書くことが好きでも、返事が無ければ空に向かって語り続けることは難しいものです。
セミもウグイスも相手がいるから鳴くのです。
やまびこだって返ってくるから叫ぶのです。
冬のカナリア物語シリーズの二作目として、私はいま別の時間軸の物語を書いています。
二十数年ほど未来の話。一作目の登場人物たちも大人側として出てきます。
一作目の番外編も合間に書いておりますので、よろしくお願いします。
それでは、刻印の魔術師の成長物語を最後まで読んでくださってありがとうございました。
またお会い出来ることを願いつつ、引き続きせっせと次作を書き続ける所存でございます。
2022/12/05 鹿藤巳涼
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