第十三.五話 授業後編
十分後、チャイムの音が鳴る頃
アベル「じゃあ三限目の魔術こと魔力操作技術の授業始めるぞ」
龍「(また......メモ......メモ......ばっかり、怠すぎるんだよ!!でもなメモらないで忘れたら困るのは俺だしな)」
龍「(やるしかねえな……凜に嫌われたくねえしな)」
アベル「魔術体系についてだが——お前たちはすでに基礎までは習っているはずだ」
アベル「感知、放出、変化、構築。それに基本技術もな」
アベル「新しい技術を知りたい奴もいるだろうが……まずは復習からだ」 」
アベル「魔術には段階がある。土台、基礎、基本、上位、最上位、この五つだ」
アベル「土台は感知、これができなければ、魔力は扱えない
アベル「基礎は放出、変化、構築」
アベル「魔力を外に出す。性質を変える。形を作る」
アベル「放出と変化は自室でも訓練できる。一日十分でもいい。積み重ねろ」
アベル「これが能力を扱う上での要だ」
アベル「基本は二つに分かれる。能力を使うものと、魔力単体で使うものだ」
アベル「まずは能力を使うものだ。付与術、能力を武器に乗せる技術だ」
アベル「威力が上がり。二重付与まで可能だ」
アベル「同調術、体内の魔力を、扱う事象に近い性質へ変える」
アベル「それを巡らせることで、操作精度が上がる」
アベル「局部強化術、一部に魔力を集中させる技術だ」
アベル「四回までが安全だ。それ以上は―強化箇所が壊れる」
アベル「魔気術、全身に魔力を巡らせ」
アベル「器にかかっている制限を外し、出力、魔力量を底上げする」
アベル「副次効果で身体能力も僅に強化もされる」
アベル「自律発動」
アベル「魔力を体外に留め、巡らせ維持する技術だ」
アベル「消費された分は、体内から無意識に補給される」
アベル「常に魔力が外にある状態を保つ」
アベル「——だから、発動のたびに放出する必要がない」
アベル「結果として、発動工程の一つを省略できる」
アベル「詠唱の短縮、速度上昇が可能になる」
アベル「副次的に、防御も僅かに上がる」
アベル「ここまでの魔術は基本誰でも扱えるが―上位技術は例外だ。複数扱える者もいるが——基本は一人一種だ」
アベルは数秒間ほど息を整えてから続きを言い始めた
アベル「局部強化術・凶」
アベル「闇力を持つ者のみが扱える」
アベル「強化した箇所は黒化する」
アベル「出力は通常の局部強化術を大きく上回る」
アベル「例を挙げる」
アベル「深部強化術、制限なく強化できるが、すべては技量次第だ」
アベル「同化術、事象と一体化し、一時的に変化できる」
アベル「憑術、発生した事象に能力を宿らせる技術だ」
アベル「これを、技量次第で何重にも宿らせられる」
アベル「神同化、神憑きのみが到達する領域だ」
アベル「神の力をその身に巡らせ、一時的に同等の力を行使する」
アベル「巡らせた神力の量で行使できる力が増す。それに伴い、姿にも変化が起こる」
アベル「——次に」
アベル「悪魔化、契約者が闇力を巡らせることで、その身に宿した悪魔の力を扱う」
アベル「巡らす闇力の量によって宿る力が増し、姿も——悪魔に近づいていく」
アベル「これで魔術体系の説明は一通り終わりだ」
アベル「他にも存在はするが、必要な時に説明する」
アベル「全部話していたら、時間がいくらあっても足りないからな」
チャイムが鳴る音
アベル「これで四限目もこれで終わりだな、次は昼休みだその後はあと一限で終わりだ...解散」
それから数分後、麗奈、リリス、唯、凜、龍の五名はゼンの席の周りに集まっていた
ゼン「疲れた~」
ゼンは机に伏せながら言った
龍「それなー、」
龍は手を伸ばしながら言った
麗奈「昼食はどこでとりますわ?」
ゼン「入学式までの間にあった、校舎の案内で昼食を食べれるスペースがあるって言ってたっけ?」
龍「たしか、言ってたな、記憶飛んだけどw、ゼンはどうだ?」
ゼン「......わすれた」
凛「何やってんのよ......うちらの男どもは」
凛「その時の紙もってないの?」
凜は鞄の中から一枚の紙を出した
龍「凛、ナイス!」
リリス「凛、おてがらじゃん」
唯「...うん」
麗奈「では、参りましょうか♪」
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