vtuber問題の話
名前も覚える価値もない奴が居た場所を睨む。
その時、私達の前にGMが現れた。
GM「とんでもない災難だったね。
だが安心したまえ。今回の件は私達が受け持つ。
手始めに忍喜仁の配信映像の一連の流れをを切り抜いて『タノシマセテイル』に送った。
あっちの社長は忍喜仁に対して大層お怒りだったよ。」
へぇ〜そうなんだ。でもただお怒りってだけじゃあねぇ。不安だよね。
GM「あ、そこは大丈夫です。なんか社長が忍喜仁の直々にヘッドギアを没収しに行きました。
実は企業勢のvtuberの参加権って会社が管理してるんですよ。だから企業の方で罰を与えれるのです。
あっちの社長本気なんですよ。ここだけの話『タノシマセテイル』は第二陣の枠を3つ取ると言う本気度です。」
ん?第二陣?何それ?いきなり知らない話が出てきたぞ?
GM「第二陣は霧がなくなってオープンワールドになった記念で新たに1万人のプレイヤーを募集しました。
一般枠5000人、vtuber5000人です。」
へ〜そうなんだ。人は増えるのは良いけどトラブルはいらないよ。…あっ、私のせいで話逸れちゃった。
ショウリ「ほ〜ん。第二陣ねぇ…そうなんだ。
それで?話を戻すが、企業勢がそれなら個人勢は?
管理する奴もいねぇからやりたい放題じゃねぇの?」
GM「垢BANです。私達の方から垢BANします。
ちなみに、NPC達に暴言を履きユスラさんの肉盗んだ万能優銘は個人勢なので垢BANになりました。
2度とログインできなくなりました。」
あいつあんな偉そうにしてたのに個人勢だったんだ。
まぁあんなのが企業勢だったらその企業は人の見る目がないって話だけよね。
いや、それは忍喜仁を抱えている『タノシマセテイル』や、その他の問題児vtuberを抱えてる企業の悪口になるわね。
GM「まぁあんまり酷い個人勢が多かったら私達も垢BANは辞さないです。
もちろん酷い奴を放置して助長させる企業は第二陣を取り消しですかね。
だから『タノシマセテイル』も本気で忍喜仁からヘッドギアを没収しにかかってます。」
ショウリ「へぇ、うまく考えるじゃん。
要は企業勢にも個人勢にもホナ社が介入して『見せしめ』を作った訳だ。それもこの都市だけじゃない。他の都市でもやってんだろ。」
まぁ酷い性格のvtuberが減るなら私は止めないよ。その方が楽だし。酷い奴を助けた所でそんな奴改心しないし。
GM「なのでご安心ください。私達で出来る限り酷い奴は垢BANしますので。容赦はしないです。
そして先程出ていた第二陣についてもお知らせします。リアルタイムの月曜日の0時から木曜日の0時までメンテナンスをします。
そしてリアルタイム木曜日の0時から枠を得た第二陣が参入して来ます。」
ふぅん、そうなんだ。新しく5000人のvtuberが来るのか…。憂鬱だな。
ショウリ「まぁ確かにそうだな。俺はちょっとした助けで、一般プレイヤーだけをギルドや武器屋に案内しようと思ったが、そうか…第二陣のvtuberが来るのか…。」
どうしたもんかねぇ。私も一般プレイヤー助けたいけどvtuberが来るのは嫌かなぁ。忍喜仁タイプや万能タイプが来るかもしれないからね。
GM「自分勝手な奴は脅し、もしくは殺しても良いですよ。講習の邪魔する奴なんてノウハウ教える価値ないです。
それと、もしかしたら貧困から抜け出せてない第一陣のvtuberが、勝手に着いてくる第二陣のvtuberに混ざって着いて来て、貴方達第一陣の一般プレイヤーに寄生しようとしている可能性もありますね。」
ハァー!?勘弁してよ!なんでそんなカスみたいな価値ない奴らを養わないといかないの?そんなゴミと関わりたくも見たくもないんだけど!私は一般プレイヤーを助けたいだけでvtuberとか助ける気ないの!
ショウリ「落ち着け、気持ちはわかるから俺もその可能性聞いた時は同じ事は思ったけど。
だが殺す許可は貰ってるんだ最悪メチャクチャ邪魔して来るなら殺せば良い。」
そう言ってショウリは指をパキパキ鳴らして裏拳で木を薙ぎ倒す。殺ろうと思えばいつでも殺る意思表示だろう。
GM「まぁ、あんまりやりすぎないようにしてくださいね。やり過ぎると怖がられますよ。
それでは私はまだやる事あるので。どれだけBANが出ることやら。」
と言ってGMは消えた。私達もダンジョンから出る事にした。
ダンジョンから出た私達はギルドでクエストの報告を行う。鹿のツノを10本納品して10ゴールドと信用ポイント5を獲得。
その後に2人と1匹でテラス席のある食堂に行き、狩った野生動物の肉を焼いて貰う。ちなみにショウリは私の倍の肉を狩ってた。
ちなみにテラス席を選んだ理由は室内にリアカーを持ち込めないから、言ったら窃盗対策である。
私とショウリがリアカーの近くに席を取ってるし何よりラクスもリアカーの上で焼いた肉をガツガツと食べてる。
ショウリ「マジうめぇな。何度食っても本当に焼肉食ってる錯覚に陥るぜ。ラクスもこの肉食え!美味いぞ」
ラクス「ワンワン!」
本当にそう!やっぱり美味い!自分で狩った肉は美味しい!ラクスもいつの間にかショウリと仲良くなってる。
ああ、荒んだ心が癒やされていく…。私達は美味しい飯で笑顔になるのだ。
??「あっ!一般プレイヤー発見!」
私達の笑顔が引っ込んだ。
??「私は記者系vtuberの『踏査津藩』です!
突然ですが貴女達を取材します!あと宜しければその肉ください!」
…呆れた。なんでこっちに来るvtuberはこんなのばっかりなの?
ショウリ「おいおい…。vtuberってのは揃いも揃ってこんなにも低脳なのか?もちろんお前もだ。ええっと…名前覚える価値すらねぇからいいや。」
津藩「な、何ですって!?あ、貴方失礼ですよ!
これが一般プレイヤーですか!とんでもない人格破綻者ですね!」
ショウリ「おいおいどっちが人格破綻者だよ。
お前が人格破綻者だよ。人の食事している所を邪魔した上に、俺らが食ってる肉を寄越せだぁ?
お前常識学び直せよ。あ、低脳だから常識学んでも覚えられないんだね。
ごめんごめん!気遣い出来てなかったわ!」
津藩「何だとこのデブが!許さないわ!殺してやる!」
そう言って津藩はナイフを取り出して突っ込んでくる。
しかしそんなチンケな攻撃なんかショウリには当たらない。むしろカウンターを決める。
顔面にパンチをめり込ませて、津藩は飛んで行く。ボールの様に何度もバウンドして壁にぶつかる。動かなくなった
ショウリ「死に戻らない程度に手加減してやった。感謝しろよ。本当なら殺せるんだからな。
さ、邪魔者も片付いたし食事再開しようぜ。」
こうして私達は食事を再開して、再会の食事会を楽しんだ。
そしてとりあえずはメンテナンス明けの第二陣の時にまた会う事をショウリと約束した。
そしてログアウトするのだった。




